東京で用賀インター近くでの住宅見学会を見に行ってきました。
まぁ知り合いの東京の設計者で、いつも案内をいただく。
たまにスケジュールが合うと、顔を出して東京の家の状況について見学する次第。
今回も、楽しい土地を探し出して設計者と二人三脚でのユニーク住宅でした。
ということなのですが、
最寄りの駅が東急田園都市線の「用賀」駅という案内。
例によって、「近隣には駐車場はありませんので、公共交通機関利用で」
という但し書き付き。
まぁ、今回はクルマで来ているわけでもないので、そのまま
言われるとおり、用賀駅で下車。
そこから地図を確認しながら、炎天下、歩いてみた次第。
途中、砧公園の大きな緑ゾーンを羨ましく感じながら、
お日様とたいへん仲良く歩きました。約30分超でしょうか。
まぁ、荷物は持っていなかったので、身軽ではあるのですが、
最後は、道もわからないのもあって、
炎天の東京都内で、遭難寸前でありました(笑)。
で、ようやく到着したら、設計者の納谷さんがいて、目を丸くしながら
「お車ですか?」と聞かれまして、
公共交通機関云々の話をしたら、呆然とされていました。
おいおい、であります。
まぁ、住宅のことはそのうちゆっくりと(笑)。
で、今度は帰りであります。
砧公園は、なんどか来た記憶もあり、
なつかしく、つい寄り道です。
最近はこのあたり、インターチェンジから下りてのクルマから見るばかり。
高速道路をはさんで、反対側から砧公園に抜けようとしたら、
写真のような芸術的な光景に出くわしました。
ううむ、「人のゆく、裏に道あり、花のヤマ」という競馬の格言がありますが、
こういう現代が作り出す影の世界の美しさ、しばし、我を忘れておりました。
この、工業的素材の連続の美しさを見せる天井の上には
エネルギーを大量消費している車社会が展開している。
まことに不条理でありながら、なにか、情緒的なものが迫ってきます。
ということで、行きはゼイゼイ、帰りは極楽・・・ではありませんが、
それなりの発見と楽しさがあった次第です。
でも、用賀駅で若い方が親切に道を教えてくれたのですが、
「イシズ」公園という聞いたことのない公園名を連呼しておりました。
砧(キヌタ)公園のことだなぁとは思いつつ、
その間違いを指摘するのは、ついついためらわれました(笑)。
読めない漢字を、偏と旁に分けて、なんとか読んでいる努力にはある意味感動。