三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

本日、第2回建築家住宅バス見学会

2009年06月20日 07時01分00秒 | Weblog



きのうは午後から、北海道R住宅の会合がありまして、
今後の進め方について、突っ込んだやり取りの進展がありました。
ユーザーのみなさんへの告知努力をどのように仕掛けるか、
あれこれ知恵を絞った次第です。
住宅リフォームというマーケットが不透明なまま、
どうしても小手先対応的な建築工事になってしまって、
業態としての展望が見えてきていないのが現実。
そういうなかで、このシステムは「住宅検査人」という
新たな制度まで創設して、
大がかりで、しかも性能面で透明な基準の建築ビジネスを創造するという
まさに壮大な事業プランです。
これが実現したときには、相当の社会的な意味が生まれると思います。
みなさんと知恵を振り絞って、頑張っていきたいと考えています。

さて、一方、本日は表題の通り
建築家住宅のバス見学会の実施日。
総勢40人のみなさんのご参加を予約していただいています。
今回はパナソニック電工さんの協賛をいただいたので、
大型バス2台での運行にもかかわらず、参加費は無料。
憧れの建築家住宅に実際に触れて、
家づくりの夢が大きく膨らんでくるようになったらいいと思います。
しかし、こちら側は、舞台裏の準備などスタッフは大忙し。
クルマ1台、満杯の資料関係の移動などもあります。
やはり事前の準備って、ものすごく時間と手間がかかる。
企画立案からずいぶんプロセスがあった次第です。

ことしは、やはり住宅もご他聞に漏れず大不況。
そういうなかで、いろいろな新しいビジネスを仕掛けてきているのですが、
これからもどんどん忙しさが倍増していきそうです。
ユーザーに対して、いま建築が生み出せる魅力を
正面から取り組んで、全力でアピールする以外にこの後退局面は突破できない。
手間も労力もかかるけれど、
まぁ、体力の続く限り、頑張るしかありませんね。
おかげさまで、足の傷も痛みがだいぶ引いてきましたので、
元気よく行ってきたいと思います(笑)。




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足指の挫創(ざそう)

2009年06月19日 06時21分47秒 | Weblog



さて、きのうは病院に行ってきました。が、
骨が折れていないことはハッキリしているし、
でも整形外科の先生からの「紹介状」はいただいている。
ということで、どこに行こうかと悩むところ。
このあたり、判断はつきにくいですよね。
整形のところに行っても、骨が折れていないのでさて、どうなのか?
ただし、まだ、ホータイの上から見た感じでも出血は続いている。
ということで、事務所近くの「外科」に行ってみました。
先生に看てもらったところ
「挫創」というように見立てられました。

<挫創>
打撃などの外力により組織が挫滅した創。創面は粗雑であり、縫合は一般的に困難である。壊死組織のデブリードマン(除去)や創保護を主とする治療が行われ、肉芽組織の増殖による自然治癒を待つ。

ということなのだそうです。
出血するかしないかで、別れるそうで、出血しない方は挫傷というそうです。

挫傷(打撲傷)・挫創(すり傷・切り傷)
挫傷は、外部の強い打撃でできる傷で、皮膚が破れないものである。皮膚に傷が開くのが挫創である。
【原因 Cause】
事故や、台所仕事、転んだり、ぶつかったり等、日常生活中の外部の打撃が原因となる。
【症状 Symptoms】
・挫傷・・・痛み、皮下出血、炎症、発熱、内臓損傷、瘤
・挫創・・・出血、痛み、血行障害、感染症
【治療 Treatment】
傷の洗浄、消毒をして、消炎鎮痛剤等を使う。手術の場合もある。
<J-Medical 医学事典より>

大変勉強にはなりますが、
患部が患部なので、靴を履くことが出来にくい。
それにやはり痛みはまだあるので、歩くのも不自由な歩き方。
本日朝は、だいぶ痛みも薄らいできましたが・・・。
爪の周囲から出血しているので、場合によっては
爪が下から生え替わってくるかも知れないということだそうです。
ホータイを過度にグルグル巻きにすると靴がまったく履けないので
簡易包装(笑)にお願いしてみました。
なんとか、靴を履けるような状態になってくれないと困る。
きのうは主に片足ずつ、靴とサンダルという珍妙な足下。
今朝も外見的に看てみると、やはり出血は止まっていない。
さてどうなるのでしょうかね。
きょうは外部で大切な会合があり、あすは建築家住宅バス見学会。
なんとか頑張ってスケジュールをこなしていきたいと考えています。
<写真はオホーツク海岸の魚市場にて>



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住宅検査人

2009年06月18日 08時04分54秒 | Weblog



来週月曜日22日に、北海道R住宅の基本的制度になる
「住宅検査人」講習会が全道の皮切りとして札幌で開催されます。
初年度のこの講習会については、費用が無料と言うことで実施。
今年度、国交省の先導的モデル事業で、申請総額が満額で事業認可された
「北海道R住宅」ですが、このまったく新しい住宅リフォームの
スタンダードにとって、
その基本になるのは、第3者的な立場からの「既存住宅の住宅検査」。
この社会システムでは、これまで曖昧とされてきた
既存住宅についての客観的な性能評価が可能になります。
さまざまな評価基準をカルテ化して、目視や測定器具などを使って
わかりやすく「住宅評価」を数値化させることができるようになるのです。

この数値化・見える化こそが、
既存住宅の性能向上型リフォームの基本的な部分。
これまでは、いきなりリフォームの事業者が
「ああ、これはこうだから、こうしたほうがいいですよ、費用は・・・」
というように進行してきた住宅リフォームという分野が、
「この建物の現状評価はこの通りです。これに基づいて改善する方法は・・・」
というように、初めて客観的評価というメスを入れることが出来るようになるのです。
こういう評価を定めるのにあずかるのが、住宅検査人。
住宅検査は、さまざまな側面から過不足なく
客観的な評価が可能なようにカルテが構想されています。
それを使って実際に建物を診断し、
その結果を、「既存住宅サポートシステム」という
北海道が開発したWEB上の履歴保管システムに登録するのです。

初年度の起ち上げ作業。
さまざまな困難を乗り越えて、こういうところまでこぎ着けてきた
北海道の、地方公共団体としての政策立案力はすばらしい。
わたし自身もその中に入ってシステム構築してきたのですが、
まさに、第1歩が、この住宅検査人講習なのです。
現状では、百人以上の参加が見込まれそうということ。
まだ初年度で告知が十分とは言えない中では
まずまずの希望が寄せられてきていると思います。
なんとか無事に船出できるように、祈っている次第です。
<写真は、鎌倉鶴岡八幡宮そばの竹と茅で構成された塀の様子。本文とは無関係>




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温泉で足指ねんざ・出血

2009年06月17日 19時05分28秒 | Weblog


昨日から本日にかけて登別にてアース21例会出席。
なんですが、きのうは長時間会議の参加後、合流ということで、
遅くなってからホテル到着。
で、そのまま温泉にはいることなく懇親会~2次会~3次会。
ようやく終わって温泉にはいることが出来たのは午後12時前。
たっぷりとお酒も入っていい気分での入浴でございました。
登別といえば濁った硫黄温泉がいい。
気に入っている露天が、いい案配の硫黄風呂。
で、会合参加者とその風呂で話をしようと足を入れました。
3段の階段だと思って4段目はお風呂の床面と思ったら、
さらにもう1段、踏み板があった。
濁った硫黄泉で、足下が見えなかった。
で、つい転げそうになったけれど、
なんとか転倒は免れたけれど、右の足指、薬指にダメージ。
でもまぁ、お風呂の中なので、「たいしたことないだろう」と
会話に夢中になっていて、お風呂から上がってみたら、
爪周辺から出血がある。
ドクドクという感じではないけれど
ジワジワと出てきている。
しかし、お酒が入って、しかもお風呂上がりなので、
それほど痛みを感じない。
そのまま、フロントで絆創膏をもらって、そのまま部屋に戻って就寝。
まぁ、そこそこ寝たのですが
ふと、足下の違和感を感じて目覚めてびっくり。
ベッドのなかが、けっこうな血だらけ。
驚いたのですが、寝ている同室者もいるので、そっとフロントへ。
聞いたら、大きな病院が近くにあり、宿直の当番医は整形外科ということ。
温泉病院なので、温熱治療と言うことから整形がメインの病院なのですね。
で、歩きにくいので、クルマで送迎してもらって救急で行きました。
傷周辺を開けてみると、内出血的に膨らんでもいるし、
ズキズキとした痛みも感じる。
夜間救急なので、レントゲン診察は出来ないけれど
骨折の疑いもありそうと言うご託宣。
で、患部をホータイでぐるぐる巻きにしていったんホテルへ。
旅先で骨折ではクルマの運転も出来ない(右足なんですね)
仕事のことを考えると、どう考えてもやばい。
痛みはどんどん募ってくる、という事態。
ひと眠りして食事を取ってから、再び病院へ。

しかし、この頃になるとやや痛みが引いてきている。
で、レントゲン。なんとか骨折は免れておりました。
「ほ~、やったやった」でありました。
大変なんですよね、もし骨折ってことになったらギブス嵌めてじゃ、
仕事まったくこまってしまうとこ。

という転倒の顛末です。
その後、靴を履いて会議に再度、合流。
さらに、札幌までクルマで移動して参りました。
靴を脱げると、楽なのですが、履いているときわめて辛い。
明日の朝は、さてどうなっているかなぁ。
というようなことで、更新が大幅に時間遅れましたこと、おわびします。



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200年住宅への挑戦

2009年06月16日 06時18分12秒 | Weblog



今月22日全国で発売開始されるのが写真の特集号。
題して、「200年住宅への挑戦」。
国が昨年からはじめた「長期優良住宅」住宅施策で
「先導的モデル事業」という募集を行ったわけですが、
それに対して、全国から応募があり、認可を受けた事業が行われました。
多くの事業は、いわばハウスメーカーのモデルハウスの建て替え費用だよ、
っていうように揶揄されたりしておりましたが、
そういうなかで、地方公共団体として北海道は主体的にこの事業に関わり、
合計123戸の補助金交付住宅を完成させました。
交付された金額をすべて事業として達成したのは、きわめて稀有。
地域としてこのような住宅を実際に建てられたのは、
どのようなコンセプトと背景があったのか、
また実際にどのような住宅が建てられたのか、スポットを当てた特集号です。
折しも、今年度も北海道では「北方型ECO」と
リフォーム分野の「北海道R住宅」が事業認定されて、
ふたたび「先導的モデル事業」が継続的に行われています。
そういった取り組みを紹介し、多くのユーザーの関心を高めたい
という狙いも込められています。

全国紙・朝日新聞にも広告を予定していまして、
北海道の住宅技術の確かさを全国のユーザーのみなさんに伝えたいと考えています。
昨年以来、「エコ住宅Q1.0」の全国発売など、
このような広報活動に力を入れてきているのですが、
いろいろな方面から、すこしづつ手応えのある反響が巻き起こってきています。
この「200年住宅への挑戦」は、
北海道がまさに、全国に先駆けて「先導的に」実践してきている
日本の住宅の高性能化の実態が、わかりやすく表現されています。
伝聞では、オバマ大統領が、先般の麻生首相との会談で
北海道の住宅技術について
「ぜひ技術を移転してもらいたい」というように触れたという情報もあります。
やはり次世代型の住宅技術は、こういった北海道標準のものが
高性能なスタンダードになっていく必要がある。

全国有名書店で、22日から発売されます。
一部地域、首都圏などでは20日前後には書店店頭に置かれると思います。
また、先行予約販売を当社HP
http://www.replan.ne.jp/hokkaido/bookcart/b3toku/c1-2009/
でも行っております。
一冊1000円。注目を集める省エネ住宅技術の実例集、
ぜひ、ごらんいただきたいと思います。
ということで、本日は出版の宣伝ブログです(笑)。




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住宅用暖冷房エネルギー全国比較

2009年06月15日 07時02分41秒 | Weblog



先日の北総研研究発表会の報告から。
国の省エネルギー基準を定める審議会には、北総研の代表者が
主導的な立場で関与していることは、先日書きましたが、
そうした報告から、面白いデータ報告がありました。
全国の地域別の住宅用暖冷房エネルギーを比較したデータです。
って、そういうようなデータもちゃんと国は把握しているのですね。
国、あるいは中央省庁というシンクタンクは、
実にさまざまなデータを持っていると思いますが、
まぁ、当然といえば当然か。

で、やはり面白かったのが、
北海道の地域的先導性。
他の地域は1970年を起点とした家庭内エネルギー使用が
一貫して上昇曲線を描いているのに対して、
床面積の拡大がありながら、
北海道では、一貫して下降カーブを描き続けていると言うこと。
まぁ、ごく最近についてはやや上昇曲線を見せていますが、
他との比較ではやはり特異的といえます。
寒冷という条件から、道民意識としてエネルギーにたいして敏感であり、
そして、その削減方法、基本的には断熱についての理解が
全国で飛び抜けて高いと言うことを表していると思います。

個別の関与事業者のレベルであるとか、
そういうことを超えて、
やはりユーザーが断熱についての基本的知識を持っていることが
一番大きいのではないかと思われます。
確かに、グラスウールだとか、気密だとか、
こういった業界的専門知識に対して
一定の理解力を持っているから、合理的でない工法宣伝に惑わされない
賢明なユーザーが多いと言うことは実感できる部分。
全国を席巻してきた○○ホームが、まったく振るわないということには
そういうユーザーの目線の確かさがあるかもしれません。

さて今週は土曜日に建築家住宅バス見学会が予定されています。
定員20名で募集したところ
なんと倍以上の申込みが来て、バスを2台に増やしたイベントです。
その反動からか、先週土日のイベントはイマイチでしたが、
そういったこともユーザー動向のアンテナではあります。
賢明なユーザーにより豊かな情報を提供するのが
わたしたちの基本的な役割と考え、頑張りたいと思います。




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中世京都の風景

2009年06月14日 09時37分24秒 | Weblog


京都が日本の首都であった歴史年代って、
実に永く、京都で観光バスがアナウンスする「千年の都」というフレーズは
誇張でもなんでもないのですね。
その国の首都の雰囲気が作り出す感覚のようなものってあると思うのですが、
いまは東京が首都になっての時代が140年近く続いている。
東京という土地は、京都とはまったく違う気質を持った都市ですから
きっとそのような違いが歴史に反映した部分も多いと思います。
京都から東京への遷都って、
それまでのアジア中心の世界観から脱却させる、というのが
一番大きかったような気がする。
世界に対して開港した横浜から上がってくる欧米世界の雰囲気に対して
敏感に反応して、それを前提条件なく摂取すること。
そういう意味で、京都ではあまりにもアジア的な蓄積、
仏教権威から政治的なシステムすべてまで
ごっそりと残ってしまっていて、
大きな振幅に耐えられない文化性を持っていたのではないでしょうか。

一方で、京都が中心であった時代の感覚って、
通り過ぎてしまった過去であって、皮膚的な感覚を持てない。
写真は戦国期の京都の街のジオラマ接写。
たぶん、地方から京都に用事があって出張してきた
地方政権の中堅幹部クラスが用事を片付けたあと、
国元に帰還するような様子が感じられる風景。
信長の逸話に若い時期、京都に上京し、堺に遊んだ下りが出てきますが、
そんな様子を想起させる気がします。
たぶん、戦国末期の当時で言えば、
混乱した中央政権、足利将軍家は実体を持っておらず、
形式的な追認行為くらいしかなかったでしょうが、
それでも地方政権に対してのなんらかの表面的な政治行為はあった。
それと、経済の中心としての堺の町は独自の自衛装置も持つほどに
独立的な経済権力を構成していた。
若い日の信長は、そういう時代の雰囲気の真ん中で自由を感受したと思います。
また、この時代には種子島からの鉄砲伝来以降、
ヨーロッパ世界の文化進出もめざましかった。
たいへんな大航海時代の息吹が京都にも充満していたことでしょう。
後の「琳派」の源流的位置を占める俵屋宗達が表現したような
開放的で自由な都市文化が自由闊達に勃興していたに違いありません。
こういう空気感は、たとえば「琳派」の絵画などから思い起こすしかないのですが、
階級的にも固定的でなく、自由に各人が「天下」を目指す雰囲気があったと思うのです。

こういう自由さのゆりかごであったような京都文化って、
なんとか追体験してみたいものだと想いつづけています。




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あさごはんを作る

2009年06月13日 09時16分14秒 | Weblog



写真はある日のわが家の朝食であります。
こどもとはいろいろな話をするけれど、
でも結局、かれらが自ら道を切り開いていくしかない。
親が出来ることは、見守っていくことくらい。
そんななかで、親子のコミュニケーションって、
いちばん大切なことってなんだろうと考えて、
できるだけ手作りで朝食を作っています。
父親がいそいそと子どものために朝食を作っているって
世代によっては、拒否反応があるかも知れませんが、
夫婦で働いているわが家では、ずっとやってきた守りごと。
自宅にいるときはほとんどわたしが朝食担当であります。

そんなことで続けていますが、
やっていると料理ってたいへん楽しい。
わたしは自慢じゃありませんが、小学校で「家庭科」が5だったのです(笑)。
それと男が5人、女がひとりという兄弟の末っ子だったもので、
バランス的に、ぜひ女の子が欲しいと親は思っていた。
それが残念ながら男として生まれてきてしまって(笑)
小さいときから「女だったら良かったのになぁ」って言われ続けてきていました。
素直な性格なので(笑)、そういう声にも応えたいと思っていました(笑)。
そんなこんながありまして、どうも料理が面白い。
とはいってもきわめて実用的な家庭料理だけですけど。
だんだん、シンプルな料理が楽しくなってくる。
朝だし、そんなに手を掛けられるわけではない。
でもそういうなかでも、色取りやらでバランスは取りたいと考えています。
人間1日、30品目を食べるといい、と言われて信じていまして、
なるべく朝ご飯でも数多く食品を取りたいのですが、
まぁ、限られては来ますね。
この日の献立だと、あさで10品目程度だと思います。
でもまぁ、坊主は中学校でバランスのいい給食を食べさせてもらっているので、
家庭側では、これくらいでもたぶん、いいのではないかと思っています。

母親的に、子どもの食べっぷりが気になりまして、
いつも見ているのですが、大体は全部平らげてくれるようになってきた。
小学校のころには主食を残すことが多かったのですが、
最近はさすがに中2、食べ盛りでおかわりも多くなってきた。
食べることを通じての親子の対話、楽しんでいる次第です。



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洗面の排管詰まり

2009年06月12日 06時35分52秒 | Weblog



きのう朝、事務所の女性社員用の洗面から水が流れない、という申し出。
洗面は2つボウルがあるのですが、
片方だけが水が流れなくなっている。
経年的には同じ時期に設置したので、ちょっとおかしい。
また、他の場所の洗面でも特段、詰まりの症状はない。
いろいろ配管掃除の家庭用薬剤とか使ってみるけれど、
さっぱり効果が出ない。
やむなく、工務店さんに連絡、ほんの1時間かからずに来ていただけました、詰まり屋さん。
って、そんな名前ではないでしょうが、
名刺ももらうことなく、だったので、工事種別も聞きませんでした(笑)。

ただし、詰まりの原因についてはしっかり取材。
原因はどうやらセンサー付きの蛇口にあるようなのです。
もうひとつの蛇口は使用するたびに蛇口を操作するタイプ。
こちらの場合には、一般的に水量が大きくなるので、
石けん垢や細かいゴミなども一気に排出されて詰まらないけれど、
手を蛇口にかざして、そのセンサーで水が出てくるタイプの場合、
水道水使用量が抑えられる利点がある一方で、
一般家庭のような使用回数で納まっている場合、
総体の水量が不足して、ゴミが溜まりやすくなるのだそうです。
高速道のパーキングなどのトイレでは
ほとんどこのタイプですが、
あのような使用状況の場合には、トータルでの使用料は抑えられ、
しかも多人数の使用があるので、詰まることも少なくなる。
というようなことだそうです。

管の中のことなので、さすがに奥が深い(笑)。
水量を抑える効果はあるけれど、
トータルの使用総量とのバランスで考えなければならないのですね。
写真下は、こんなことになって初めてしげしげと見た配管部分。
奥にあるのがセンサー装置なのだそうです。
水道を止めて、管の詰まりも除去してもらいましたが、
大変勉強になりましたね。
で、やはり、こういうメンテナンスにすぐ人が来てくれる安心感って、
深く感謝したくなりますね。
わが社では、地域の工務店さんにずっとお願いしているのですが、
大手ハウスメーカーではこのあたりどうなっているのか、
建ててしまえばあとは知らんぷりというケースも聞きます。
建物とは長い付き合いになっていくわけで、
そういう専門家と、いい関係を築いておくというのは
大変大切な部分だと思いますね。
困った、が、ありがたい、で終われた一騒動でした。




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やっぱりルピナスきれい!

2009年06月11日 05時55分11秒 | Weblog



ちょうど1年前のころにも書いているのを見てびっくり。
やっぱりこの時期になると、クルマを走らせながら
うっとりとしているのは、この花のお陰なんですね。
日本の在来種ではなくて、明治以降、寒冷地に似合う
土壌改善効果のある植物として北海道に植生されたお花なのだそうです。

北海道以外の東北や関東など、
いろんな地域を巡り歩く仕事生活をしていますが、
そんななかで、北海道を巡り歩いていて
いちばん、北海道を意識させてくれる代表選手のような花。
昔取材したお宅で、園芸の専門家がいらしたのですが、
その方が札幌の百合が原公演の植栽を担当されていて、
その百合が原公演で、このルピナスの大群生をみたとき、
「あぁ、北海道らしい」って、感激した記憶があります。
きっと、その方もわたしたちと同年代で、
こどものときの野遊びの記憶の中に
このルピナスの花への愛着が残っていて、
初夏の季節感を彩ってくれる花として採用したものと思います。

写真は、おとといの旭川からの帰路、
普通に高速を利用しないで、富良野まわりで帰ろうと思って
旭川空港付近で、路傍に咲き乱れていた群生を見て、思わずクルマを止めて
撮影してしまっていたものです。
色合いは、その土地の土壌の状態にもよるという話を聞いたことがあります。
さまざまな色のルピナスが咲き乱れていて、色を楽しむことが出来る。
元気に上を向いて、まっすぐに凛としている様にも心引かれる。
この時期には、富良野や美瑛の美しい花畑もいいですが、
でもこういう路傍に元気いっぱい咲き誇っているルピナスって
北海道の透明な季節感に似合っていると思います。


さて、昨日はいろいろな要件が一気に進行。
忙しくあちこちと飛び回っておりました。
で、本日は本州地区からの北海道住宅視察のみなさんが来訪予定。
主に札幌市内の見学なのですが、
ご案内したりする予定です。
近日発売の「200年住宅への挑戦」という特別号も印刷アップしてきました。
こちらのご案内は、明日以降、させていただきます! 乞うご期待!




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