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永遠の0

2014-01-05 21:34:14 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
皆様にとって 本年も良い年でありますことを心より祈念申し上げます。

さて、本年度最初のブログは、、、
今話題のこの映画。。。
戦時下における日本の歴史の中で、今の我々に戦争の悲惨さや
平和を呼びかけるという内容よりも、人としての生き方や美徳を
訴えかけた内容と考える。まだ見てない方は是非見ていただきたい。

この映画の中で、現在の若者を象徴したワンシーンが非常に印象に残った。
青春の思い出としてコンパで恋愛に熱中するのは悪いことではないが、
捻じ曲がった歴史認識とそんなことより今を楽しむことの方が大事、
難しい話はよくわかんないからどうでもいい、…
ジブリ映画『コクリコ』にもあった
〝過去の記憶を捨てることは、
  人が生きて死んでいった記憶をないがしろにするということ″
                 この一節と相重なるものがある。

今年の8月で先の大戦より69年目をむかえるが、激動の大正、
昭和の時代のを生きてきた方々、いや、戦火を生き抜いた方々にとって、
現代の平和ボケした我々の思想とは非常に嘆かわしいものではないだろうか。

年末年始 私は広島の原爆資料館と呉の大和ミュージアムに行ってきたが
過去にも長崎の原爆資料館、沖縄のひめゆり資料館などにも足を運び、
映画ではこの映画、硫黄島からの手紙、出口のない海、などを見て、
戦時下『耐え難きを耐え 偲び難きを偲ぶ』時代に翻弄された日本人の
姿につくづく尊敬と敬愛の念を抱く次第である。

先人達は人のために生きた世代である。それゆえ我々は自分達の恵まれた
環境や暮らしが、人柱となった方々や日本復興に尽力した先人達の賜物で
あるということを忘れてはならない。英霊を偲ぶべきとまではいわないが
せめて敬意をいだく心だけはなくしてはいけないと思う…

今回はエッセイ風になってしまった。。。