昨日は当会のZOOMでの月例会 参加者は18名と少なかったが
症例検討の内容は今回も質のよい内容であった。
正直、参加されなかった会員はよい内容を逃したのではないだろうか。
前半の稲熊先生からは、局所的な臼歯部の垂直性骨吸収の事例に関して
いろいろな観点から問題点を考察し、顎口腔機能からの
アプローチを行いながらも、必要最小限の介入で対処を行った治療を提示された。
後半の田中(宏)先生からは、咬合崩壊の事例に対して
誰もが咬合挙上を考えるであろう治療計画に対して問題提起を行い
セファロ分析より、挙上するのでなく咬合高径を下げるという計画に関して
矯正治療の観点からの理由を詳細に述べられ、咬合再構成を行った治療を提示された。
どちらの症例も興味深く、臨床では遭遇しやすい事例なので
ディスカッションが盛り上がった勉強会であった。
来月は論文検討会 パネラーは飯塚先生