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当院では学会誌に症例報告論文を投稿したとき
学会から別刷をいただいているが、その別刷りを症例報告に用いた患者に、
症例使用の承諾をいただいていることもあり、必ず患者に別刷を謹呈している。
これは患者にどのような学会に用いて、どう治療したかというものを
見てもらうことだけが目的でなく、
患者や同業者に、初診時にどのような悩みを主訴とし、それに対して何をどう診査診断し、
どう治療計画を立て、どのように治療をしていたかの事実を明示する意味もある。
初診時どのような主訴、状態でこられ、その時行った診査でどのような徴候がみられたか
そして診断はどのようにしたか、当然患者にカウンセリングを行っていたことも、また治療後、
予後何年といった日付も明記されている。
これらを、患者はその論文を見るとその事実と内容を確認することができる。
論文の症例をどこかで口演していた場合、同じ症例を段階を上げて大きな場で口演を行うとき、
時に内容が都合よく変わって、そのことによってあたかも素晴らしい手順で
治療を行っているような流れになっている摩訶不思議な『痛い症例』がたまにある。
このような場合、同じ症例を論文で記述する場合、以前口演を見ていた人にとっては
内容が『あれ?なんかおかしいな?』ってなるだろう…w
名声や名誉、利権に執着する『白い巨塔』に似たようなことはするべきでない。
正直な学術の世界こそ、我々の尊厳を高める。
学会から別刷をいただいているが、その別刷りを症例報告に用いた患者に、
症例使用の承諾をいただいていることもあり、必ず患者に別刷を謹呈している。
これは患者にどのような学会に用いて、どう治療したかというものを
見てもらうことだけが目的でなく、
患者や同業者に、初診時にどのような悩みを主訴とし、それに対して何をどう診査診断し、
どう治療計画を立て、どのように治療をしていたかの事実を明示する意味もある。
初診時どのような主訴、状態でこられ、その時行った診査でどのような徴候がみられたか
そして診断はどのようにしたか、当然患者にカウンセリングを行っていたことも、また治療後、
予後何年といった日付も明記されている。
これらを、患者はその論文を見るとその事実と内容を確認することができる。
論文の症例をどこかで口演していた場合、同じ症例を段階を上げて大きな場で口演を行うとき、
時に内容が都合よく変わって、そのことによってあたかも素晴らしい手順で
治療を行っているような流れになっている摩訶不思議な『痛い症例』がたまにある。
このような場合、同じ症例を論文で記述する場合、以前口演を見ていた人にとっては
内容が『あれ?なんかおかしいな?』ってなるだろう…w
名声や名誉、利権に執着する『白い巨塔』に似たようなことはするべきでない。
正直な学術の世界こそ、我々の尊厳を高める。