りんごの里から

毎日の出会いの写真をお届けします。

ホトトギスの忍び音

2012-06-03 | 野鳥
ねいの里の行事<ホトトギスに親しむ>に参加しました。

講師は、湯浅支部長さんです。ホトトギスの生態や昔から親しまれて歌に詠まれているお話も聞きました。
ロシアの渡り鳥交流団から頂かれた<ホトトギス>の額、よくできていますね。


ホトトギスと卯の花が一緒に詠まれている歌が万葉集に多いですね。
炭焼き小屋入口に咲いていた<卯の花>です。


大伴家持 雨の日に霍公鳥の喧くを聞く歌
卯の花の過ぎば惜しみか霍公鳥雨間も置かずこゆ鳴きわたる

卯の花、が初夏のシンボルとして愛されて来たそもそもの所以は、ふっくらとした蕾が米粒を連想させるからだという。田植えを控えた季節、古人は卯の花のたわわに咲く風景に、秋の豊かな稔りを重ねて見たのだろう。「田植鳥」と呼ばれた時鳥(ほととぎす)との取り合せが好まれたのもそのためか。

また「夏は来ぬ」. 佐々木信綱作詞・小山作之助作曲. は有名な唱歌ですね。
ホトトギスの初音を「忍び音」

江戸時代、信長・秀吉・家康を詠み込んだ川柳も有名ですね。

  鳴かぬなら殺してしまへ時鳥 (信長)

  鳴かぬなら鳴かして見せふ杜鵑 (秀吉)

  鳴かぬなら鳴くまで待てよ郭公 (家康)

 肥前・松浦藩の殿様が詠んだものだそうですが、三人の性格が見事に表わされていますね。

托卵するウグイスの卵とそっくりのチョコレート色(大きいです→小さいとゴミとして捨てられるので)
ホトトギスのしたたかな技?


植物も一緒に観察しながら、尾根の散策路を歩きました。ササユリが良い香りで出迎えてくれました。
      

途中、何回か遠くでホトトギスの声を聞きましたが、姿は…

水生庭苑で、モリアオガエルの卵塊を見ました。


一休みするカエルをあちこちで見ました。




また、雄が背中で子育てする<コオイムシ>をスタッフの方から見せてもらいました。


池に、モリアオアガエルとスジブトハシリグモのツーショット。


タンナサワフタギを食草としているホタルガの幼虫
      

足元にツルアリドウシの可愛い花(二つそろって咲きます。一つの実になります:目玉が二つ)


いつもご一緒にのIさんから、戸隠のお土産に、憧れの<ヤマセミ>のブローチをいただきました。さっそく帽子に着けました。嬉しかったです。


炭焼き小屋で、コーヒータイム。解散してから、大きな声「テッペンカケタカ」「特許許可局」の声がしました。


今日は、早朝から公民館の農村公園の草取り→ねいの里→同朋大会参加と、忙しい一日でした。

コメント (6)
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