りんごの里から

毎日の出会いの写真をお届けします。

重陽の節句

2009-09-09 | 日常
9月9日は、奇数は陽であり、陽数の極である9が重なる日はめでたい日であることから「重陽の節句」と呼ばれています。旧暦では、菊が咲く季節であることから「菊の節句」とも呼ばれています。

学生時代、通っていた茶道(遠州流)の先生宅で、床の間に飾られた真綿で包まれた菊が飾ってあり、「菊の着せ綿」の意味を聞いて、お抹茶を頂いたのをしっかり覚えています。懐かしいです。

ー平安時代の貴族は、前夜、菊に真綿を置いて、露を染ませ、それで体をこすって、健康(長寿)を祈ったそうです。また菊酒(菊の花を浮かべた)も頂いたとかー。やはり優雅ですね。

菊の花を買ってきました。


今日の夕焼けがきれいでした(塔は太閤山ランドの)。明日は良いお天気でしょうね。
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アオスジアゲハの羽化

2009-09-08 | 昆虫
8月16日に幼虫を見つけ、蛹になっていたアオスジアゲハの羽化楽しみにしていましたが、残念!馬場島から帰ったら、きれいな蝶になっていました。これで、アゲハ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハとも羽化の瞬間を見ることができなかったです。今一度アップしたみます。

8月16日 幼虫を見つけました。僅か50cm位のシロダモの木です。


8月22日 前蛹:糸が見えますね。


8月23日 蛹 脱皮した抜け殻がついたままでした。


寄生バチを心配して、網をかけました。
9月6日 蛹になってから14日めに羽化していました。蝶です。


羽化が終わった抜け殻です。





ところで今日のN局スタジオパークは、女性初のエベレスト登頂<登山家 田部井淳子氏>でした。
先日の<金とく>の雲の平、お会いなさった立山の麓さんからのお話もお聞きしていましたし、楽しみにしていました。屈託無く明るい性格、(2年前に乳がん治療なさったとは、微塵も感じられず)、<MJりんく>を結成、若い女性の方たちに登山の面白みを語っておられたのが印象的でした。
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馬場島の渓流と自然観察

2009-09-07 | 県民カレッジ自遊塾
今日は二十四節気の一つ、秋の気配が深まるとされる<白露>です。
朝、庭の草に降りた露が、朝日を浴びて光っていました。



昨日、馬場島から、立山川沿いに菊石までお花を見ながら自然観察した続きです。
出会ったお花や虫たちの一部をアップします。

ツノハシバミ:カバノキ科 実はヘーゼルナッツと同じで、食べると香ばしい。孫が大好きです。


ツルニンジン:キキョウ科。花冠の斑点を老爺のそばかすに見立てて別名ジイソブ


ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)が一輪。


見落としそうな小さな花 タニタテ


色づき始めた ナナカマドの実


ツリバナの実が一つはじけていました。


菊石の絶壁に可憐に マツムシソウが咲いていました。



出会った昆虫は、
カワラバッタ


ゴマダラカミキリ。家のイチジクの木は、彼の犠牲に。


ホツツジにスジグロシロチョウが吸蜜。


立山川を渡ります。清流に感激!            剱岳へ続く一歩!早月尾根登山口にて
 


朝、井田川に鮎釣りの人が、川に身を浸かり糸をたらしていました。コロコロ釣り?

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カシノナガキクイムシ被害とクズの葉の調位運動

2009-09-06 | 県民カレッジ自遊塾
県民カレッジ自遊塾で、<馬場島の渓流と自然観察>に出かけました。
馬場島からの目の前に剱岳がそびえています。右手前が早月尾根です。


映画「点の記・剱岳」人気でしょうか?たくさんの登山客の車で駐車場がいっぱいでした。
立山川に沿っての渓流散策です。剱岳からの清流です。


今日出会ったお花たちは明日アップすることにして、

夏の紅葉?かと思われた<カシノナガキクイムシ被害>に驚きました。


原因は、枯死木やカシノナガキクイムの体表からナラ菌と呼ばれる糸状菌が分離され、このナラ菌が進入した樹木は、黒褐色に変色して水を通す機能を失い、枯死するとの事でした。ナラ菌はムシの掘った孔から進入します。つまり真犯人はナラ菌であり、病原菌のこのナラ菌を運ぶのがカシノナガキクイム(体長1cm以下)であることが分かったと書いてありました。

原因は1960年代に始まった燃料革命後、薪炭林施業の中止によって、樹木が大径木化している場所で発生(大木から孔をあける)が明らか:著者小林正秀(京都府林業試験場)

ミズナラの根元に堆積したフラスと孔。


太陽光の強さに応じて調整;クズの葉の調位運動。について加藤学長さんから聞きました。

クズの葉は太陽の光が弱い早朝(日陰)は、葉をいっぱい広げます。


太陽が強すぎる昼間は、光があたらないように葉の角度を変える性質がある。


夜は下向き?とか。
理由は、葉の温度が高くなり過ぎると、局所的に水不足になって光合成量が落ちるとか。
ほかに、マメ科や向日葵でも観察されるとか。
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外来種除去活動(ねいの里)

2009-09-05 | ねいの里
ねいの里「生き物ふれあい自然塾の会」事業で、外来種除去で、
まず、大賀ハスの池のアメリカセンダングサを抜きました。

皆の丈より大きくなっていました。

続いてキショウブを根っこごと取り、側溝で洗ってゴミ袋5袋取りました。


久しぶりのねいの里で出会った花たちです。

七草の一つで富山県の絶滅危惧種になっているオミナエシ;オミナエシ科


ミズアオイ:ミズアオイ科も絶滅危惧種です。


ヤマボウシ:ミズキ科の実です。

もう少し実ると甘くて食べられます。小鳥たちも狙っています。

ミズナラ:ブナ科の木にも、ドングリがついていました(ちょっとぼけていますね)。
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アキアカネ

2009-09-04 | 昆虫
午後からの、雷と夕立すごかったですね。ケーブルテレビに被害が出てつながらなかったですが、NHK金とく「雲上のお花畑」間に合いました。憧れの山々や秘境温泉の美しい映像に釘付けで見ていました。後編も楽しみですね。

庭にやってきたアキアカネの雄 夏の暑い時期は山で、秋に平地に下りてきます。


道端のオオマツヨイグサ:アカバナ科


竹久夢二「宵待草」という歌がありますが、待宵草とすべきところを間違えたとか。
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イワショウブ

2009-09-03 | 立山
昨日の続きです。弥陀ヶ原で出会った秋のお花たち(実)のいくつかです。

イワショウブ:ユリ科 花の色がだんだん赤くなります。今が盛りでした。


チョウジギク:キク科


オヤマリンドウ:リンドウ科


イワハゼ(アカモノ):ツツジ科


ハンゴンソウ、ゴマナ、ツリガネニンジン、ウメバチソウ(車道沿いのいたる所で)、ワレモコウ、地糖の周りはモウセンゴケ、ミヤマホタルイ等あげると切が無いです。

ホテルの周辺では、植栽されたものでしょうか
ハクサントリカブト:トリカブト科 兜が見事ですね。


ヤナギラン:アカバナ科


マツムシソウ:マツムシソウ科



蝶ではベニヒカゲ。この時期、羽が痛んだものが多かったです。


これとミヤマモンキチョウ、コヒョウモンを弥陀ヶ原の三名蝶と呼んでいます。

ミヤマモンキチョウ(’07.8.3)


コヒョウモン(’08.9.12)



今年も、環境省直轄(国立公園内)の園地歩道改修工事が行われています。
モノレールが、1時に作業員を乗せて出発~。帰りは痛んだ木道の廃材です。
 
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ホシガラスの台所

2009-09-02 | 立山
朝、下界のお天気が良かったので、立山に向かいました。
立山駅が賑わっていました。ケーブル一便待ちです。散策をご一緒した大阪の方の話ですと、昨日、<八尾のおわら風の盆>を楽しみ、今日は立山へだそうです。駅が込む訳ナットク!。富山県にとってはいいことですね。

室堂平は、イワイチョウの紅葉が始まり、


一面の草紅葉になりつつありました。

ワレモコウ、アキノキリンソウが彩を副えていました。

シラタマノキ:ツツジ科の白い実です。果はサロメチールの香りがします。


「フィーフィー」と鳴き声、ウソ:アトリ科がタテの実をついばんでいました。


ホシガラス:カラス科が、ハイマツの実をせっせと何度も運んでいる場面をしっかり観察できました。木の間や地中に埋める習性があります。


ハイマツの実をくわえました。


近くのハイマツの根元に向かって飛んで行きました。


またやってきて咥えました。


羽を広げた後ろ姿です。こげ茶色の体に白い斑点(星)の鳥。


先日見つけた、ホシガラスの台所跡です。マツポックリが散らばっています。


ハイマツの球果は2年で熟します。大きいのは昨年の、枝先の紫色の小さいのが今年の実です。


弥陀ヶ原編は明日にします。
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萩の花

2009-09-01 | 花・木
今日から9月、陰暦では<長月>:夜が長くなる頃、確かに夏至の頃からだと、日の出、日の入りが一時間近く違いますね。
しかも今日は、二百十日:立春から数えて・・・、台風の襲来の時期で農業の忌日。

庭のハギ:マメ科 が咲き始めました。秋の七草の一つ



花をアップします。マメ科納得。


ー萩の花 尾花葛花 撫子の花女郎花 また藤袴朝顔の花ー 山上憶良(万葉集)
春の七草は”食” 秋の七草は 花を”見る”と。

早生栗をはじめて収穫しました。


美味しくいただきました。


畑の前の稲が黄金色に輝いていました。こちらも早生品種なのでしょうか?


八尾では、今日から「おわら風の盆」
哀愁漂う胡弓の音色にあわせ、幻想的で優美な踊りの町流しが三日三晩行われます。お天気が続くといいですね。
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