フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に
乗るパイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
4回目、B-10というモデル。B-15シリーズの
前のモデルです。
B-10はこれまで紹介してきたナイロン製FJと異なり、
コットン(布)製FJです。G-1という皮製ジャケットの
モデルが存在しますがこのG-1の布製モデル、
といった感じです、がG-1は所有していません、
いまのところ。
画像のモデルはバズリクソンズのB-10、の
フライングタイガー仕様のモデル。
B-10はナイロン製のジャケットと違って
ライナーにはアルパカが貼られています。
防寒面では革製ジャケットと同等以上の
性能だったようです。襟ボアはムートン。
B-10もボアが付いてるとこから当然
インターミディエイト(INTERMEDIATE)の
低温度帯仕様なので冬場の着用です。
合衆国義勇軍のワッペン。通常エアフォース
マークのある部分に被せて縫い付けられています。
心憎い演出。フロント胸部にはフライングタイガーの
虎マークのパッチが縫い付けられてます。
反対側の上腕部にもフライングタイガー、
飛虎隊マークの皮製ワッペン。
ポケットはA-2の流れを組むタイプで物を
入れるにはいいけどハンドウォーマーとして
使うには使いずらいタイプです。
ライナーはさっきも書いたけどアルパカ毛。
かわいいのにくっさい唾を吐いてくるあの
アルパカです。インナーポケットは片側のみ。
ジッパーはTALON、CROWNと並ぶUSジッパー
3大ブランドの一つ、CONMAR(コンマー)社製。
フロントジッパー内側にある前たては他の
インターミディエイトのFJと違って下から
約半分オーバーくらいの長さまでしかありません。
この部分にあるエアフォースマークは擦れ気味。
前回のL2-Bにも付いてましたがB-10にも
エポレットが付いてます。緊急脱出用としても機能。
ボア襟を留めるフラップは布製でボア毛は
生えていないシンプルなタイプ。
B-15シリーズの場合、このフラップ内側にも
ちゃんとムートンが生えています。
ムートンのボア襟はB-15シリーズ同様、
防寒仕様としておしゃれなムチ打ち風に
立ち上げる事ができますが例によって
ちょっと変な人になるのでまずしません。
という感じで季節外れではありましたが
B-10フライングタイガー仕様の紹介でした。