フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
8回目、WEP G-8というモデル。
画像は以前のカメラで撮りためてあったものを使ってるので
ちょっとボケた感じです。
正式名称はJ-WFS(JACKET-WINTER FLYING SUIT)
このJ-WFSですが通称名称の「WEP」または「G-8」と
呼ばれています。此処では以降「G-8」としておきます。
G-8はこれまで紹介してきたFJと比較すると独特の形態で
ニット地の首周り、大型のフロントポケット、短い着丈
薄手のナイロン素材となっています。
このG-8はアメリカ海軍支給ジャケット。薄手のナイロン素材
ながら正式名称どおり冬用ジャケットの位置付け。
ですが薄手なのでむしろ春秋に着やすい感じ、冬場なら
重ね着が前提です。
AVIREX製のG-8。AVIREXがレプリカで生産する商品名がWEP。
でもこのタグにはG-8ともWEPとも見当たらない気がする。
ニット地の首周りリブ。ボタンで留めることができる。
大型のフロントポケットは2重折のフラップ付、そして
襠(まち)のある造りでがっつり入るので使い勝手良いです。
この画像にあるとおりジッパー部の前立てがMA-1など他のFJ同様、
右側(着用した際)にありますが本来G-8は逆(左側)に付くらしい。
レプリカでもそこは真似してほしかった。ちょっと残念。
腕にあるポケットは簡単な造り。こちらもフラップ付ボタン留め。
SCOVILL GRIPPERのジッパーが使われていました。
伸縮性のあるウエスト部分。ゴム内蔵で他のFJのようにニット地を
採用していないのが独特。
そしてG-8といえばこの特徴的な袖のV字リブ。
V字リブは後期モデルで初期G-8は普通の袖リブ。
なのでV字でなくてもG-8はG-8だけどやっぱり大きな
特徴なんで後期のV字リブモデルに拘りたいところ。
そしてもう一つの特徴部分が背面腕付け根のアクションプリーツ。
動き易さを追求した部分ですが引っ掛かりやすいのでその後廃止に
なったようです。
最後にジッパー閉めてもう一回全体像。
タイトな着丈は専用トラウザースパンツと合わせるために
短めになっているそうで。でレプリカなんでトラウザーを
留めるボタンも付いてなく、いまいち完成度の低めの
AVIREX製のG-8でした。