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11回目を迎えた今年のサッポロ・シティ・ジャズも、小野リサ、土岐麻子、渡辺香津美、われらが寺久保エレナなど魅力的なラインアップが揃う中、私が選んだのは「野宮真貴」。昨日がその公演日であった。
昨夜はソールド・アウトで超満員。特設のテント会場も熱気にあふれていた。野宮さんと言えば元ピチカート・ファイブで、オシャレな渋谷系サウンドが頭に浮かぶ。だが、映画「男と女」のテーマ曲をカバーするなどフレンチな要素もあり注目していた。そして、釧路管内音別町出身、子供の頃は札幌や室蘭にも住んでいたとのことで、とても親近感がもてるシンガーである。
ステージでは、ピアノ・ギター・ベース・ドラムスというシンプルな編成のバンドを従えて登場。何と1曲目は写真撮影が可能で、ライブの模様を積極的にSNSで発信してもらいたいとのこと。(ブログですがそうさせて頂きました。)冒頭は夏向きの曲をカバーしたニューアルバムWonderful Summerからの曲を中心に進行。途中でテレビのCMソングをいくつか披露。この曲、実は私が歌ってました!との紹介にどよめきと拍手が。さらに圧巻だったのはご当地CMソング・コーナーとして歌われた「千秋庵の山親爺」と「狸小路商店街の歌」。前者はバンドのメンバーも含めてとても良い曲と大絶賛、後者は私も充分に口ずさめるお馴染みの曲だが、実は作詞・野坂昭如、作曲・いずみたく、歌・朝丘雪路とボニージャックスだと紹介され、そんなにすごい人達が関わっていたのかと再認識。そして、アンコールではピチカートのメドレーが演奏され、コアなファンも満足できたに違いない。
全体的に大人の雰囲気いっぱいの落ち着いたライブだった。もちろん野宮さんのファッションも含めてオシャレ感もいっぱい。フレンチ系の曲が演奏されなかったのが残念だったが、次回に期待しよう。