2年ほど前にストラトキャスターを買った。フェンダー・ジャパン製で2000年代前半に製造されたもの。イシバシ楽器 WEBSHOP(U-BOX)で見つけたサンバーストの一本。息子にフェンダー・メキシコのテレキャスターを譲渡して以来、USA製のテレキャスを、と思っていたのだが予算的に難しく、実現するまでの間はストラトでと考え3万円台の中古で購入。しかし、ジャパン製と言っても外見はUS57年製と同じ仕様。ボディはアルダーでメイプルネック&指板、スパゲティロゴ、3way セレクターと当時の仕様が再現されている。また、本器にはUS ヴィンテージピックアップが搭載されており、「誰もが思い描くストラトサウンドを出力」というのが売り言葉であった。
到着した時には中古でありながらピカピカに磨かれており、イシバシ楽器さんの心意気を強く感じたものだ。そして指板もなめらかな感触で、大変弾きやすいと感じた。チューナーもしっかりしておりアーミングを試してみても音が狂わない。(昔のギターは一瞬で狂っていたので。)残念ながら日常的にはアンプに繋げずただ弾いているのみなので、ピックアップの恩恵が今ひとつ感じられないのだが、たまに音出しするとファットな音。セレクト・スィッチによって変わる音に、これがストラト風かと納得。練習用のメインギターとして身近に起きつつ、いろいろ試してみようと思い早2年が経過。しかし、今後このギターの出番はあまりないかもしれない。というのも…(続く)。
<追記>
(続く)の後はアメリカン・プロフェッショナルのテレキャスの話につながるのだが、ここで本ストラトについて追加記載する。その後アンプに繋げて頻繁に弾くことになり感想を。やはりエレキギターはアンプから音を出さねばダメだということを実感した。USヴィンテージピックアップの音が素晴らしい。若干のノイズを感じるが、いざ音を出すとマイルドというか、テレキャスとは違う暖かみのある音がする。ピックアップのセレクターをいろいろいじると変わる音色はどれも心地良い響き。アームを触っても相変わらずチューニングが狂わないのが凄い。エレキ歴が浅いのでサウンドをどう形容したらよいのかわからないのだが、購入して2年も経ったが改めて気に入った。コンパクト・エフェクターをいろいろ繋げてみるが、コンプなど必要最低限を加味するだけで充分だと思った。(それはバラード系のメロウな曲だけを弾くからかもしれないが。)「出番はあまりないかも」どころではない、今後も弾き込んでいくことに決まった。