東京に住む従弟がギターを弾いている。何かの機会にその話になり、自分はギブソンが好きです!と言っていた。そういえばギブソンにも名器があるな、マーティン・ギターを手にしたから、今度はギブソンだ、という気持ちが生じてしまった。
この時には、中古のある程度年代の過ぎたものに興味を持ち始めていた。例えば自分が生まれた年に作られたものなどに目が行ったのだが、それらはビンテージ物と言われ、かなり高額である。極端に言えば、ボディの所々がピッキングで削れているような一品に憧れたのだが、結局それは長年愛用してたくさん弾いて自然にそうなるのが正しい姿であるということだ。それで、中古でも金額的に折り合いのつきそうなギブソンを探すことにした。
ターゲットはギブソン・アコギの定番と言われるJ-45、あるいはサザン・ジャンボである。どちらもラウンド・ショルダーというボディの上部が「なで肩」のような独特の形をした、お馴染みのギターだ。いろいろ調べたりネットで探したりすると知識は増える一方だが、実際に触ることができないのでなかなか決断できない。結果、金銭的な部分から某ミュージシャンが経営するショップの2006年製J-45(ピックアップ装着済み)に決めた。それも、今回はローンを組んで購入。考えてみれば、ギター1本に15万前後の金額を支出するのは、何の興味もない人から見るとひどく驚くべき事だろう。
しかし、到着した私のJ-45は、最初のひと鳴りで、本当に良い音がしたのだ。抱えるとサウンドホールがずっと下にあるにもかかわらずである。いったい何が違うのだろうか。確かにオール単板(スプルース&マホガニー)を手にしたのはこれが初めてである。一音一音が力強く鳴り、フィンガーでもピックでもとても存在感のある音がする。特にこのギターは「ジャリジャリ」鳴るピックでのコード弾きが定番だが、実際ジャリジャリが聞こえてきたので思わず感動!加えて、ほのかに香る木材の香り、ハーモニックスも綺麗に出るなど、とにかくこの感覚は今までにない新鮮なものであった。白のバインディング(縁取り)の入ったラウンド・ショルダー・ボディもデザイン的にとても良い。
ギブソンが持つクオリティのなせる技なのだろう、誰もが手にする名器の評判に偽りはなかった。そして、私自身もその後しばらくはこのJ-45に集中することとなり、今現在も何かあれば活躍するメインギターなのである。
この時には、中古のある程度年代の過ぎたものに興味を持ち始めていた。例えば自分が生まれた年に作られたものなどに目が行ったのだが、それらはビンテージ物と言われ、かなり高額である。極端に言えば、ボディの所々がピッキングで削れているような一品に憧れたのだが、結局それは長年愛用してたくさん弾いて自然にそうなるのが正しい姿であるということだ。それで、中古でも金額的に折り合いのつきそうなギブソンを探すことにした。
ターゲットはギブソン・アコギの定番と言われるJ-45、あるいはサザン・ジャンボである。どちらもラウンド・ショルダーというボディの上部が「なで肩」のような独特の形をした、お馴染みのギターだ。いろいろ調べたりネットで探したりすると知識は増える一方だが、実際に触ることができないのでなかなか決断できない。結果、金銭的な部分から某ミュージシャンが経営するショップの2006年製J-45(ピックアップ装着済み)に決めた。それも、今回はローンを組んで購入。考えてみれば、ギター1本に15万前後の金額を支出するのは、何の興味もない人から見るとひどく驚くべき事だろう。
しかし、到着した私のJ-45は、最初のひと鳴りで、本当に良い音がしたのだ。抱えるとサウンドホールがずっと下にあるにもかかわらずである。いったい何が違うのだろうか。確かにオール単板(スプルース&マホガニー)を手にしたのはこれが初めてである。一音一音が力強く鳴り、フィンガーでもピックでもとても存在感のある音がする。特にこのギターは「ジャリジャリ」鳴るピックでのコード弾きが定番だが、実際ジャリジャリが聞こえてきたので思わず感動!加えて、ほのかに香る木材の香り、ハーモニックスも綺麗に出るなど、とにかくこの感覚は今までにない新鮮なものであった。白のバインディング(縁取り)の入ったラウンド・ショルダー・ボディもデザイン的にとても良い。
ギブソンが持つクオリティのなせる技なのだろう、誰もが手にする名器の評判に偽りはなかった。そして、私自身もその後しばらくはこのJ-45に集中することとなり、今現在も何かあれば活躍するメインギターなのである。