ギターマガジン2017年5月号の「フェンダー新時代。」で伝統と進化の邂逅と題し、まさにこのアメリカン・プロフェッショナル・モデルの紹介をしている。それによると、全モデルに共通するアップデートとして次の点が挙げられている。
・ピックアップ〜ピックアップ・エンジニアの巨匠ティム・ショウ氏が新たに開発したV-Modシングルコイル・ピックアップを搭載。
・ネック・シェイプ〜Modern "C"シェイプと"U"シェイプの中間のModern "Deep C"シェイプに変更。裏の塗装もサテン仕上げとなっている。
・フレット〜フレットサイズがミディアム・ジャンボからナロートールに変更。幅が狭く、高さのあるフレットになっている。
・Treble Bleed Circuit〜ボリュームを絞った際の高音域の減衰を抑えるトレブル・ブリード・サーキットを搭載。小さな音量でもきらびやかなトーンを確保。
・ナット〜人工骨から牛骨に変更。
・ブリッジ・プレート〜ヴィンテージモデルより高さの低い左右のエッジに変更。
・バック・コンターの廃止〜2012年以降のアメリカン・スタンダード・テレキャスターに施されているボディ・バック・コンターを無くし、ヴィンテージ同様の見た目に。
・ヘッドロゴ〜従来のMADE IN USA表記がカリフォルニア州コロナを意味するCORONA, CAに変更。
・テレキャスターのブリッジ・サドルがヴィンテージモデルのテレキャスターと同様のブラス製の3連ブリッジ・サドルに変更。
その他、カラーも全9色、計11種ラインナップされている。実売価格も20万円弱というのは少し無理をすれば何とかなりそうな範囲ではないか。やはり30万も40万もするのは完全に腰が引ける。ではあるが、もちろん今回の購入は清水の舞台から飛び降りる覚悟であった。(続く)