「今日の一枚」は…今朝の散歩中に遭遇した、高校生の通学風景。
津幡町文化会館・「シグナス」の裏通りの並木を撮ろうとシャッターを切ったところ、
偶然、自転車に乗った2人の女子高生の姿が収まった。
画面右端、今にも見切れてしまいそうなギリギリのフレーム・イン。
この写真を眺めていて、自転車通学していた高校時代を思い出した。
当時の平日、実家から金沢市内の高校まで、
よほどの荒れた雨風か、雪でも積もらない限り
片道30分近くサドルに跨るのが僕の日課だったのである。
まだ、津幡バイパスは工事中で、金沢とのアクセス道路は、
国道159号線か、利屋町⇒二日市⇒森本を抜ける旧道しかなかった。
往路は国道を「全速力」。
朝は起きるのが遅く、家を出発するのはいつも所要時間の限界近く。
力を込めてペダルを踏みこみ、体を左右に揺らしながらハンドルを握って、
ひたすら漕ぐ。
車や電柱などとぶつからないよう安全面の他に、気を配る余裕などない。
そして、始業時間ギリギリに滑り込む事が多かった。
復路は一転「マイペース」。
いわゆる帰宅部だったため時間に縛られることなく、のんびりフラフラ。
交通量の多い国道より、道幅の狭い旧道を走るのが好きだった。
道沿いには幾つもの集落があり、民家が並ぶエリアに入ると、
秋には「もみ殻」の匂いが漂っていたものだ。
稲刈りが終わり脱穀・精米をする際に使う乾燥機の排気口から、
暖気と一緒にもみ殻が排出され、軒先に小高い山が出現。
そこから、プ~ンと独特の藁のような香りがした。
自転車通学は、季節の移ろいも感じさせてくれたと同時に、
気持ちにゆとりがあるのとないのとでは、
目に映る景色はまったく違うのだと教えてくれた。
できるだけ余裕をもって生活したいものである。
そして、自転車よりスローペースな散歩を、ますます大切にしたいと感じた。
色んな気づきを与えてくれる散歩タイムは、
矢の如く過ぎ行く光陰の中で、とても貴重な時間なのである。
津幡町文化会館・「シグナス」の裏通りの並木を撮ろうとシャッターを切ったところ、
偶然、自転車に乗った2人の女子高生の姿が収まった。
画面右端、今にも見切れてしまいそうなギリギリのフレーム・イン。
この写真を眺めていて、自転車通学していた高校時代を思い出した。
当時の平日、実家から金沢市内の高校まで、
よほどの荒れた雨風か、雪でも積もらない限り
片道30分近くサドルに跨るのが僕の日課だったのである。
まだ、津幡バイパスは工事中で、金沢とのアクセス道路は、
国道159号線か、利屋町⇒二日市⇒森本を抜ける旧道しかなかった。
往路は国道を「全速力」。
朝は起きるのが遅く、家を出発するのはいつも所要時間の限界近く。
力を込めてペダルを踏みこみ、体を左右に揺らしながらハンドルを握って、
ひたすら漕ぐ。
車や電柱などとぶつからないよう安全面の他に、気を配る余裕などない。
そして、始業時間ギリギリに滑り込む事が多かった。
復路は一転「マイペース」。
いわゆる帰宅部だったため時間に縛られることなく、のんびりフラフラ。
交通量の多い国道より、道幅の狭い旧道を走るのが好きだった。
道沿いには幾つもの集落があり、民家が並ぶエリアに入ると、
秋には「もみ殻」の匂いが漂っていたものだ。
稲刈りが終わり脱穀・精米をする際に使う乾燥機の排気口から、
暖気と一緒にもみ殻が排出され、軒先に小高い山が出現。
そこから、プ~ンと独特の藁のような香りがした。
自転車通学は、季節の移ろいも感じさせてくれたと同時に、
気持ちにゆとりがあるのとないのとでは、
目に映る景色はまったく違うのだと教えてくれた。
できるだけ余裕をもって生活したいものである。
そして、自転車よりスローペースな散歩を、ますます大切にしたいと感じた。
色んな気づきを与えてくれる散歩タイムは、
矢の如く過ぎ行く光陰の中で、とても貴重な時間なのである。