つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

朝焼けの光の中に開くシャッター。~津幡・久世酒造店。

2010年10月27日 23時14分33秒 | 日記
「今日の一枚」は“半開きのシャッター”ではない。
まさにシャッターが“開いているところ”なのである。

散歩途中の午前7時7分。
たまたま「久世酒造店」の前を通りかかったら、偶然、開店のタイミングに合致。
シャッターが重々しく上がり始めたのだ。

太陽が昇るスピードの遅い秋らしく、低い角度から朝日が当たり、
ガァァァァア~…キィィィィイ~という金属音が響いて、
妙に、一日のスタートを感じさせる光景だった。
そして、こんな歌を思い出した。

『♪朝焼けの光の中に立つ影は ミラーマン(ミラーマン)
  鏡の世界を通り抜け(今だ キックを使え 目だ)
  ミラーナイフが宙を斬る
  戦え、僕らのミラァァァーマァァン』

1970年代初頭、TVで放映された特撮ヒーローもの…「ミラーマン」の主題歌である。
(       )内は、メインボーカルとは別のコーラスや合の手。
今だキックを使え目だ…って、攻撃方法と狙いどころを支持するなんて実戦的。
他にも、パンチで腹を狙え…とか、とどめは頭だ…とか、
ボクシングのセコンドみたいなフレーズがあったと思う。

僕はまだ小学校低学年だったため、ストーリーの詳細はよく覚えていないが、
変身シーンだけは妙に印象に残っている。
人間の父親と3次元人の母の間に生まれた主人公が、
「ミラー・スパーク!」という掛け声もろとも、鏡や水面など、
光を反射するものに飛び込んで変身するのだ。
しかし、光が反射してなければ変身できないなんて、
今思えば、制約が多く大変な設定である。
ま、だからこその「ミラーマン」なのだが…。

『ブラウン管の中に、こうした実写の特撮ヒーローが大勢いた頃、
 正義の味方が出動する時は、こうしてシャッターが開いたな。』
…と、ふと過去を振り返った朝の散歩だった。
コメント
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