朝、田園の一角で、焚火が行われていた。
「今日の一枚」をご覧いただけば分かるように、この日は風が弱い。
煙は、焚火からほぼ真上に上り、ある高さになると霧散している。
火勢の大きさに比べて煙の量は多く感じるのだが、
これは秋の湿度のせいだろう。
秋は朝夕の湿気が多い。
空気は暖かい方が多くの水分を抱えている事ができる。
夏日に迫ろうかという日中は空気中に留まっていられた水分が、
グッと冷えこむ朝夕になると放出され、露になるという訳だ。
だから、稲藁か、刈り取った夏草か、落ち葉かは分からないが、
焚火の元になったものは、かなり濡れているだろうと予測できる。
湿っていれば、燃えにくい。 乾いている時より余計に煙が出るというものだ。
近頃は、こうした焚火を見かける機会がメッキリ減った。
…と、同時に、あの童謡もすっかり過去の風景になってしまった。
『かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜ ぴいぷう ふいている』
確かに、かつては通学路の曲がり角で頻繁に見かけたものだが、
昔に比べて住宅が密集し、匂いや環境に過敏になった現在では、
敬遠されるのも仕方がないかもしれない。
…歌は続く。
『さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけ おててが もうかゆい』
霜焼けに困る冬は、もう暫く経験していない。
これは、住環境の進化により寒さに強くなったせいなのだろうか?
それとも、地球温暖化の影響なのだろうか?
「今日の一枚」をご覧いただけば分かるように、この日は風が弱い。
煙は、焚火からほぼ真上に上り、ある高さになると霧散している。
火勢の大きさに比べて煙の量は多く感じるのだが、
これは秋の湿度のせいだろう。
秋は朝夕の湿気が多い。
空気は暖かい方が多くの水分を抱えている事ができる。
夏日に迫ろうかという日中は空気中に留まっていられた水分が、
グッと冷えこむ朝夕になると放出され、露になるという訳だ。
だから、稲藁か、刈り取った夏草か、落ち葉かは分からないが、
焚火の元になったものは、かなり濡れているだろうと予測できる。
湿っていれば、燃えにくい。 乾いている時より余計に煙が出るというものだ。
近頃は、こうした焚火を見かける機会がメッキリ減った。
…と、同時に、あの童謡もすっかり過去の風景になってしまった。
『かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜ ぴいぷう ふいている』
確かに、かつては通学路の曲がり角で頻繁に見かけたものだが、
昔に比べて住宅が密集し、匂いや環境に過敏になった現在では、
敬遠されるのも仕方がないかもしれない。
…歌は続く。
『さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけ おててが もうかゆい』
霜焼けに困る冬は、もう暫く経験していない。
これは、住環境の進化により寒さに強くなったせいなのだろうか?
それとも、地球温暖化の影響なのだろうか?