- ROSE PETAL -

何気ない日々のできごとを

小さな花びらのようにかさねてみます

熊本県の郷土菓子・いきなり団子

2023-02-07 | 和菓子
頂いたサツマイモ(紅あずま)があるので、久~~しぶりにいきなり団子を作りました。

四男が1歳5ヶ月の時に夫の転勤(初めて)で熊本市に行き、小4までの9年近く住んでいました。

実家暮らしから夫の実家に嫁いできた私にとっても、初めての集合住宅での暮らしでした。

心配だった社宅暮らしも優しい方達に恵まれて、とても楽しく過ごすことができました。

熊本に行って初めて熊本の郷土菓子いきなり団子を知り、作り方を教えてもらいました。

その時は、だんごの粉を使うレシピだったと思いますが、きょうは白玉粉を使った作り方にしました。

覚書
(10個分)
白玉粉 80g
水 140g
薄力粉 120g
塩 小さじ2/3

さつまいも
つぶあん 200g

(作り方)
① ボウルに白玉粉を入れ、半量の水を加えて混ぜる。

② ①のボウルに薄力粉、塩、残りの水を加え、耳たぶ位の固さになるまでよくこねる。

③ ボウルにラップをして30分くらい寝かせる。(生地の伸びをよくする為)

④ 皮をむいたサツマイモは、1cmの輪切りにして10分くらい水につけアク抜きし、キッチンペーパーで水気をよく拭き取る。

⑤ 10分割した生地を10cmくらいの円形に手でのばし、つぶあんをのせ、その上にサツマイモをのせる。



⑥ 生地を引っ張りながら包む。



よく伸びる生地なので、割りと楽に包めます。



綴じ目を下にして、7×7cmにカットしたクッキングペーパーの上に置きます。



⑦ 蒸し器に並べて、蒸気のあがった状態で中強火で20分蒸します。



できあがってすぐに食べるのが1番美味しいです。

いきなり団子って面白いネーミングですよね。

その名前の由来を調べてみました。

熊本地方で「いきなり」という言葉は、「突然、急に」の意味に加えて、「簡単、手軽、すぐに」という意味合いも含んでいます。

いきなりお客さんが来ても、家にある小麦粉と芋ですぐに作ることができることから、いきなり団子と呼ばれるようになったと言われています。

また、「いきなり=生き成り」で「生のいもを調理する」という意味も含まれているそうです。

さらに、熊本の一部の地域では、片付けることが苦手な人を「いきなりな人」ともいい、そこから派生して、「いきなり」とは「ざっとしている」ことに通じ、ざっと作ることのできるお菓子=いきなり団子となった、という説もあります。

このように、諸説あるようです。



皮は、もっちもち、お芋とつぶあんの優しい甘味、いつ食べても やっぱり美味しい大好きなお菓子です




コメント (4)
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