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上砂理佳のうぐいす日記

銀座中央ギャラリーの版画展、お越しのお客様、ギャラリーでお世話になった皆様、ありがとうございました!★

銭形だ。銭形。

2008-05-11 | 07-08 コンペとショー
はい。続き。
私はロングサイド正面の中段(S席)ほぼ中央。全体を見渡せるグーな席。午後の部が始まって前半終了までは、私の後ろはガラガラだった…でも、後半が始まると、今度は前の列がガラガラになり、後ろが満席に。お客さん、移動したのだろうか?
大ちゃん以外の方々も、目を凝らして見てましたが、やっぱりゲストスケーターは良かったです。中庭君が見たかったなあ~。

OPENING、恩ちゃん+武史君+しーちゃんによる話題の3人コラボは、曲わからんけど、しっとりシリアスな1本でした。ただ、もう少し時間を長くして、技術的な見せ場が沢山あるといいな。「ほんのご紹介」という感じでしたから。シングルスケーター3人で、普段の練習もずっと一緒ではないから、ちょっと難しいのかもしれません。

奈也ちゃんは新しいナンバーで元気一杯。最初はスローだけど途中でガラッとダンサブルに。オレンジの衣装が似合う~。フィナーレの2A+3Tは3Tで派手にコケちゃったけど、本番はジャンプもミスなく、「来季を睨んで!」という挑戦意欲を感じました。近くで見るとホンマに可愛いな~。おメメがおっきい!

ゆかりんは、3年前のSPで使ってた「シルク・ド・ソレイユ」のロングアレンジバージョンだと思いますが。違うかな?前髪揃えてパッツンしててかわゆかった(^^)大ちゃんが勧めたのだろうか(なんてー)。
赤のスカートに黒の長手袋で、一瞬「あれ?すぐりん?」と錯覚するほど似てる~。遠目だとね。相変わらずスピンの加速が素晴しく迫力です。どーしたらあんなに加速出来るのだ!?
振付自体はちょっと印象が薄いかも…。まだここから進化していくのでしょうか。今日は3-3は入れず単独でしっかり。私、一度ゆかりんには、個性的な振付家で滑って欲しいです。トーラー・クランストンとかね(笑)。でも、ズエワさんもまだまだ一杯、ゆかりん用に引き出しを持っているのかもしれない。

恩ちゃんはSexy系パンツルック。プログラムも「Sexy & heavy」系…で新しい魅力を探っているかのようでした。今まで「可愛い」系が多かったので、チャレンジングです。誰の振付なんだろ?まだこなれてない感じでしたが、恩ちゃん、プロになった今は、色んな振付師と組んで様々なスタイルを見せて欲しい。私は意外と(?)彼女の「しっとり切ない」ナンバーの方がグッとくるのよ。
恩ちゃんはプリンスチームのグループナンバーにも頻繁に登場し、大活躍でした。

武史君は話題の「Nyah」でした(大ちゃんの「Nyah」は、いつも私は「MI:2」と呼ぶ)。派手なフラメンコ的衣装が映えてとても好調です。3Aの安定感がすごい!往年の「本田滑り」をホーフツとさせる、スケール感たっぷりの1本でした。フィナーレは3Aの着氷でひっかけちゃったみたいだけど(?)、PIW新シーズンに合わせて、調整はバッチシ!と見ました。
大ちゃんの新コーチ、歌子先生+本田君でしばらくやれないものかな…とも思いますが、それはきっと私のシロート考えでしょうね。本格的にコーチをお願いするのなら、ヤマト君みたいにショー出演を制限して、指導にかなり時間を割いて貰わないといけないから。でも、やはりやはり本田コーチから学ぶものは大きいと思います。スケートに無駄な力が入らず、自然体なんだなあ~。

新加入のウクライナのペア・カップル。現役時代を知らない?私。「牧神の午後」のような衣装、つうかぴったり全身タイツで、不思議な近未来音楽(これ、何の曲?)。ほとんどがアクロバティックなワザの連発なので、前任のレオノーワ&コワルコさんみたいな芸術性は余り感じられなかった。でも、こういうナンバーがあると、ピリリとカラシが効いていいです。日本でもペアが育つといいなあ~。

すぐりんは、以前のSP「黒く塗れ!」の衣装の、上半身だけをボーダーのシャツにしたような。ピエロを演じていました。メイクもピエロ。髪型も、左右耳の後ろでお団子。ロングサイド(背面)席の中央部分にスポットライトが当たり、そこからの登場で、ワーッとお客さん沸きます。
ジャンプの調子がイマイチだったけど、すぐりんの演技力というかパォーマンス力は、やはり素晴しいです。私は、往年のカート・ブラウニングの「ピエロ」を思い出していました。コミカルな演技って実は難しい。間合いの取り方と、動きが全方向にわかりやすくないとね。もう、すぐりんはいつも「次は何を見せてくれるのか!?」と、ワクワクさせてくれます。
あー。大ちゃんも「道化」をやれるようになったらな~。二枚目が三枚目を演じる。王者は皆、「道化」を演じてきたぞ(?)

トリはしーちゃん。「Fly me to the Moon」黒い衣装。大ちゃんの直後に見るせいか、時間がタップリ感じられてやはり見応えが~。SPは2分半そこそこしかないから、やっぱ3分半は見たいよね…なんて。贅沢かあ。
ジャンプが所々ダブルになったりしてたけど、安定感と素晴しい滑らかさだけで、お客さんがグーッと見入っているのが解ります。私の周囲はやはり、イナバウアーで「どわん」と沸くので、これが無いと皆、納得せんのかな(笑)。ちょっとまたスリムになったみたいで、「たおやかな」しーちゃんでした。
FOIは今年、どういう構成になるのでしょうね。先に行われたスケートリンク存続の為の訴えも、やっぱりしーちゃんはじめ御馴染みの選手達が、メディアで訴えると効果がある。FOIでも、しーちゃんの「伝えたいこと」が、多くの人に届けられたらいいな。

PIWチームの演目は~。あーれー。見てのお楽しみ…いやいやいや。
男子陣は迫力で、ジャンプも頑張ってました。総司君も3A成功させてました~ホスト役も似合ってるやん(笑)。女性陣も美しく。じゅんじゅんは、プリンス特製のサーチライトとタンブラーを、熱心に熱心にPRしてらっしゃいました(皆、ウケていた)。じゅんじゅんと握手したけど、やっぱり素敵だ。あの方は、何年経ってもずーっとずーっと可愛い、驚異的な女性です(?)。絢香の「三日月」で滑ってたナンバーがいいなあ。
しかし、なぜ「銭形平次で膝枕で耳そーじ」なのか。その直後に「踊る大捜査線」なのか。キース・ヘリングで「トキオー♪」なのか。スマップで原始人で美術館で連獅子で邪馬台国なのか。ホストでせくすぃーなのか。
一番印象に残ったのが「銭形」なんだけど、たとえばあの「耳そーじ+膝マクラ」カップルをゲストスケーターにやってもらって、意外性を狙うというのは如何でしょうか。どうもPIWの演目のカラーと、ゲストの滑りの乖離が、やはりはなはだしいので、何かカラんで欲しいです。
衣装「早変え」で、パッパツパッと場面が切り替えられるテンポはいいんだけど、肝心の振付が凝ったものではないので、軽く流して見てしまう。音楽がBGMになってしまってる。
もっとも、「ご家族で肩の凝らないショーをお楽しみ頂く」コンセプトには、合ってるのかなあ~。「銭形」に笑うも良し、御贔屓のゲストスケーターを拝みたおすのも良し。色んな楽しみ方がある。ということで…それでいいのかも。

NYで由希奈ちゃんがゲストで滑っていた、あんなアイス・ショー。ああいうのを日本でもやれないのかな。まるで、NYシティ・バレエの透明な世界をそのまんま、フィギュアスケートに翻訳したかのような美しさでした。曲はマーラーだったのよね。衣装もシンプルで、女性10人位の群舞とリーダー役の由希奈ちゃんの静謐な滑りが美しく、神々しいまででした。やはり、振付と構成よ!全てはそこよ!PIWもスケーターの皆様は素晴しいのだから。
バレエやモダンダンスの世界で、もう日本は世界にひけをとらない。遅れていない。それどころか、精神的なものも含めた東洋的・美の世界をアピール出来ていると思う。
ならば、スケートも…これからだと思いますが。どうでしょう(これ、毎年言ってるかあ~~わたし)。
コメント (4)
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PIW滋賀★初日の大ちゃん

2008-05-11 | 07-08 コンペとショー
滋賀も大阪も大雨でした。寒い寒い。瀬田駅からのシャトルバスは頻繁にあるので問題なし(混んでるけど積み残しは無い)。
関西大ちゃん仲間のゆみかさんことYさんは、午前の公演から。私は午後公演でYさんと合流しました。

アリーナ入り口の玄関ロビー、大きなお花が。すぐりん、しーちゃん、本田君…あ、大ちゃんのが無い。しまった。有志で送るべきであったか。でも、大ちゃんはあんだけ(売るほど)花や貢物貰ってるから、いーのであろうか。
午後公演、お客の入りは8割くらいかも。EXとSSは完売模様だけど、SとAはかなり空席が。全体的にお客さんの年齢層が高いように思えました。

先に「今日の大ちゃん」だけ書こう(だって今は夜中)。
トリのしーちゃんの前に登場して、どわーんと湧く会場。早々にスタート位置につき「やる気モード」だ。
午前の部はジャンプ3F、3A、3Lz…と綺麗に決めて、ややステップは抑え気味?だったそうですが、午後はなんだか表情がおもろかった。余裕つーか、序盤での「客席なめまわし」みたいな、エロティックな視線はあれ、なんじゃ(笑)。地元関西に戻ったせいなのか、とてもリラックスモードで、試合の緊張感とは違っていました。
3Fは単独だったけど、3ルッツに3ループをつけていた!回りきっていたと思います。綺麗だったよ^^…ってすぐ、回転数とか見てしまうから、いけないお客よね(笑)。ショーはショー、雰囲気を楽しまんとね。
3Aがかなり軽~く、ステップは対角線ナナメでした。そんなにハッチャキ!ではないですが、楽しんで楽しんで踊っとりました、はい。
お客さんの年齢層が高いと、やはり「キャーっ!」がいつものように飛びにくい(いや、適度に叫んでたけど)。そのせいかちょっと「まったり」してたかな。京都に近い滋賀だから「まったり」なのかしら(関係なかろ)。
フィナーレで、3A+2L+2L(ここでややフラつき意地で)+2Lをやっていました。これ、ゆかりんが先に3S?+2L+2L+2L、だかを跳んでいて、次に大ちゃんも4連続、最後のしーちゃんが3S?+2L+2L+2L+2L…(ループとトゥはどこがどーだったか記憶自信なし)と5連続跳んで、とても沸きました沸きました。そんな真剣モードでなく、「ジャンプで遊んじゃえー」という感じで、面白かった(笑)。

とにかく、「あっちゅうま」に終わりました!
決意表明後、第一発目の大ちゃんは、Yさんとも言ってたけど「自由」に見えました。「解き放たれた」ように見えたわ。ま、「うぐいすフィルター」かかってますかしら。
周回のふれあいタイムもゆっくり、とても落ち着いていました。いつもの「アワワワ」感が無い(笑)。落ち着きの無い子供はそこにいなくて、どっしり充実してるみたいでした。きっと、横浜で皆さんに、パワーと愛を貰ったのではないかしら。あ、書いてて照れるね(笑)。
私は今回の貢物はCDだったのですが(休憩時間、既に花は完売していた)「大ちゃん、風邪は大丈夫?」と聞くと、「はい!咳が出るだけなんで大丈夫です!」とハキハキお答え。Yさんと共に「…大ちゃん、それを“風邪”と言うのよ…」とツッコミを入れていました(笑)。でも、熱は無いよ。
カゴはもう、何回取り替えたのだろうか。午前はややサクサクだったらしいけど、午後は最後まで居残って、丁寧にお話しながら。ショートサイドは人が多いので、時間がかかるかかる。
しかし、フィナーレ直前に席を離れて、ササッと後ろの通路を通ってアリーナ入り口に集合したらば、ちゃんと係の人が「花束渡しゾーン」に誘導してくれるシステムになっているので、これはいいね。混乱もなくて。スタッフの皆さんは親切でした。

はい、今日の2日目は私は行けませんが、皆様「ふれあって」来て下さいね。
やっぱり色々あって、お客さんの応援が嬉しい、と背中で語っているようでした。シーズンイン的に痩せてるかな~と思ったけど(どこ見てんの)。18日まで頑張れー★
(また、全体の感想続き書きます)
コメント (2)
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