MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

「2009 いびがわマラソン」初フルマラソン完走記(前半)

2009-11-11 | 参加マラソン大会


快晴。油断。

 車で出かけたのだが、近いせいかちょっと油断していて、出るのが遅くなった
 国道417号はすでにかなり混雑。裏道を通って一番近い脛永グラウンドの駐車場に向かうが、一つ手前の萩原の交差点から大渋滞。脛永橋の手前を左折するとすぐなのだが、「満車」の表示。左折する手前で教えてくれたらいいのにと思う。
 「北和グラウンド駐車場に行って」と言われて揖斐川沿いを北へ向かうも、手前の房島河川敷駐車場が目に入り、空いていたのでここに駐車することにした。
 シャトルバスを待つ人が大勢いて、バスのくる気配もないうえ、1台ではとても乗れない人数とみて、歩いてスタート会場である中央公民館に向かった。
 途中交通整理のおじさんたちに道を聞いたが、みんなとても感じが良く親切だった。「まだ時間は十分ありますから」なんてね
 田圃道を歩き、15分くらい歩いたろうか。大勢の参加者でごった返す会場に着いたのはフルマラソンスタート1時間前の9時くらいだったと思う。

唯一の不満

 20分前、すなわち9時40分には申告タイム別に分かれた所定の位置に並ぶようにという指示だったので、ウォーミングアップもそこそこに荷物預けはハーフで30分遅いスタートの家人に任せて、あたふたと列に並んだ。
 並んでから水分をもう少し取りたいと思ったが、「時間に並んでいないランナーは最後尾からのスタート」という注意書きが引っかかり、戻るに戻れずあきらめることにした(スタート時にはちょっとストレスになったがエイドステーションのあまりの充実ぶりのおかげですぐにストレスなど吹っ飛んだ)。
 しかし、10分前になっても参加者を誘導するアナウンスもな。普通に「10分前です」とかアナウンスしていて「あの注意書きは何だったのか?」とちょっと訝る。5分前くらいにようやく列の中ほどに入ってくる慣れたランナーたちが大勢いた。
 待っている間に身体は冷えてくるし、指示通り並んだランナーは馬鹿を見たことになる
 後から思えば、それがこの大会唯一の不満であった。

いよいよスタート!

 なんといってもフルマラソン6000人(ハーフは4000人)。どっちだったか忘れてしまったが、4時間または4時間半台のタイムを申告したわたしはちょど真ん中あたりのスタート位置。走り始めるまでに2分ほどかかった。
 スタートライン上のゴンドラからQちゃんこと高橋尚子さんが手を振っている。唯一残念だったのは楽しみにしていたQちゃんとのハイタッチができなかったばかりか、その姿を見たのもこのときだけだったことである(ちなみにハーフを走った家人は「3度もハイタッチしちゃった」と大したことでもないように教えてくれた)。

最初の1kmは7分18秒

 スタートした後も、混雑していてとても自分のペースで走るのは難しく、最初の1kmは7分以上かかった。
 まあ、もともと最初の5kmくらいはゆっくり走ろうと思っていたので、これはそんなに気にならなかった。
 それにしても、すごい応援だったなあ。人の数もそうだけど、保育園の児童からおじいちゃん、おばあちゃんまで。明らかに一斉動員された人たちも多かったのだろう(応援があまりにうまくて堂に入っていたから)が、いやいや応援してるとか、おざなりな感じをほとんど受けなかった。ほとんどの人は楽しそうに見えた。
 町の人たちの多くは、この日を楽しみに、いわば町の「ハレの日」として誇らしく感じているんだろうと思う。数あるマラソン大会でもベスト3にはいるような大会がわが町で開催されるんだからそれもうなずける。
 沿道の何か所もに並んだ園児や小学生たちとの連続ハイタッチはもう楽しくて、そのためにわざわざ反対側に移動した。「タイムなんて多少遅くなろうが構わない」そんな気持ちにさせてくれるくらいこのマラソンの応援・ふれあいは価値があると思った。すばらしい。
 ほかにも途中有志による合唱や、ポイント地点での太鼓や吹奏楽の演奏など、とにかくめくるめくような応援・歓迎の目白押しだった。

前半は思い通りの展開

 すばらしい雰囲気の中、折り返しまでは思い描いていた通りのペースで走ることができた。
 アップダウンは全行程にあるものの、前半は基本的に上り。とくに10kmを越えたあたりから急な勾配が何度か断続して続く。
 前日の金さんのミーティングでも「いびがわでは、割と勾配の緩い5kmくらいまではスピードが出がちだけど抑えめのペースで走らないと後半走れなくなります」とアドバイスがあった。
 揖斐川の流れ、揖斐峡の景色、山の紅葉--とにかく秋の揖斐川渓谷の景色はなかなか素晴らしいので、とにかく走っていて気分がいい。気分がいいからついスピードが出そうになるのをぐっと抑えて、下りも1kmを5分30秒前後のペースで走る。
 途中19kmすぎで先行するランナーとすれ違う。先頭はとっくに通り過ぎた後で、続々やってくるランナーの多さに驚きながらも「自分のペースを守ることが大切」だと言い聞かせる。折り返しまでもう少しだと思ってからが長く感じられた。坂もきつかった。
 折り返しのタイムは1時間56分14秒。最初の1kmが7分以上かかったことを考えれば理想以上のタイムだと思った。しかも、どこも痛くもなければ、呼吸は安定し全く楽ちんだったのだ。
 「こりゃ、サブ・フォーいけるぞ-!」油断しちゃいかんと戒めながらも、この時点では4時間を切って颯爽とゴールする姿をイメージしていたのだった。
(※後半に続く)

◆ALPSLAB routeにいびがわマラソンのコースがアップされています。走った気分で地図上を移動できます。高低差も表示されるので「いびがわマラソン」の厳しさも体感できます。こちらからどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする