
ビートルズは初めての選曲だ。

当たり前だが、ビートルズの曲はもう新たに増えることもない。グループの偉大さに比して作品の数は多いとはいえないだろう。ほとんど屑がない。どの1曲も貴重だ。

今更ここにビートルズを選ぶのも、当たり前すぎて--といっても走りながら聴くのに良いという基準だから名曲がすべて当てはまるわけではないわけだが--少々気恥しくもあり、またあまりにもスタンダードすぎて新鮮味に欠けると言う実感もあり、結局これが1曲目となった。

正直に言って、ヘイ・ジュードがものすごい好きだったわけではない。新鮮味の話で言えば、だから今日聴いたこの曲が新鮮で心に響いたということはあるかもしれない。

いずれにしてもビートルズの他の曲に劣らない名曲であることは疑う余地もない。

わたしが聴いたのはベスト・アルバム「THE BEATLES 1」収録のもの。ご存知の通り、ビートルズの曲は様々なリマスタリングが施された録音が流通しており、他のアーティスト以上に音源は重要なポイントである。シングルとしての発表は1968年。
The Beatles, in Hey Jude