奈良マラソンでは、初めてだけれど、キャップをかぶらずに走ってみた。
基本、「あまりいろいろつけて走りたくない」という思いがある。究極は、「じゃあ裸で走るのか?」と言われると、それはそれ気持ちよさそうだと思わないでもないが、裸でフルマラソンを走りたいと思ったことは一度もないしこれからもないと思う。アメリカのどっかで裸で走れるマラソンもあるらしいけど。違反らしいが、とくに怒られもしないらしい。
天気は良かったので紫外線のことは気にしながらも、季節的に「炎天下」というわけではない。トップランナーではかぶらない人がほとんどなわけだし(それはもちろん走ってる時間が短いからでもあろうけど)、かぶったほうが圧倒的によいという理由は見当たらなかった。
雨なら雨で雨除けの意味があるし、トレイルなら虫よけや枝除けの意味があるだろうけど、どちらも市街地を走る奈良マラソンには必要ない。
キャップをかぶることには、ほかにも、「『さあ、レースだ!』と気合を入れる」とか「つば先に集中する」とか、とくに女性では「ファッション」というような精神的な効用ももちろんある。
そういう効用と、かぶらないことによる解放感とどちらを選ぶかということになるかもしれない。
たとえばキャップが突風で吹き飛ばされるとか、接触して落っこちるとかそういうこともないではない。拾いに行くことになれば大きなタイムロスだし、気持ちが切れることになる可能性もある。
実際今回のレースでエネルギー・ジェルを落としてタイムをロスしたし危険だった。
ランニングキャップをかぶらずに走ってみて。
結果から言うと、かぶっておくべきだったと思った。炎天下ではなかったが、やはり快晴のもとでは紫外線の影響は大きかった。ゴールした時には頬の上とかヒリヒリして痛かった。
結論。
「天気のいい日は冬でもランニング・キャップをかぶろう!」
とくに女性は必須でしょうね。