MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

《new balance MR-890 2E》 を履き終えて

2014-10-10 | ランニング・ギア


 シューズマスターばりとはいかないが、少し前に「雨の日専用」とし、実質的に退役となった《new balance MR-890》についてちょっとだけ書いておこうと思う。

 まずこのシューズはわたしには珍しく同じものを以前もう1足履きつぶしている。
 そう、このシューズはわたしのお気に入りである。
 何がそんなに気にいっているか?
 一番はカラーリング。鮮やかな色遣いで足を入れただけで気持ちがウキウキする。楽しい気分になって走りだしたくなる、と言ってもそう大げさでもない。



 アシックスなんかにはそういうところは参考にしてほしいと思う。
 デザインのトータルバランスも実際手にすると悪くないんだけど、実は写真の印象があまりよくなかった。この靴がどうだったか覚えてないが、たぶんネット上の写真だけで選んだ(もちろん2足目はもうわかっていたわけだけれど)。



 とはいえ、もちろん靴としての基本性能が伴っていなければ話にならないわけだ。
 ランニングシューズの場合、ポイントとなる項目で1つでも平均以下の性能だと、全体の評価は一気に悪くなる。
 マラソン(ランニング)にとって絶対必要不可欠なギアは極論を言うなら靴だけである。そのくらい靴の機能はどれ一つ落とせない。
 この靴にはまず、その点で平均以下に思えるところはなかった。

【良い点】
 では特に気に行った点は?
 まず、軽い。
 これは重要だ。好みもあるかもしれないけど、レース向けじゃないアシックスの靴は私には重すぎると感じる。ニューヨークとかカヤノ、DSトレーナーでも少し重たい。何もアシックスが悪いと言ってるわけじゃない。むしろアシックスの靴の完成度はたぶん世界一じゃないかと思う。あの足入れ感、フィット感(とりわけカヤノの)は他のメーカーとは格段の違いがある。ただ、ランニングシューズに必要な要素はそれだけというわけじゃないのが難しいところ。



 次にこれは客観的に表現するのが難しいが、履いていて不快なところがないこと。
 たとえば熱。長く走れば足も熱くなる。靴下もそうだけど暑さ(熱さ)を感じる様な靴は個人的にはとても不快だ。
 それから、めったにないがどこかが足に当たる感じがあると、それがわずかでも何万回も同じ動作をすることは頻繁にあるので水ぶくれや傷になったりする。あるいはマメができることもあるかもしれない。この靴でマメができたことが一度もなかったかどうか覚えていないが、ほぼゼロだったと言っていい。
 ほかにも、これはまた相性というか、自分の足の形状に合っているかどうかが重要ではあるけれど、やはり痛みが出たりする靴もある。そういうこともほぼなかった。

【改善してほしい点】

 あえてあまりよくなかった点を上げるなら、若干ホールド感に欠けるかもしれない。2足とも26.5cmを選んでいて、次またもし買うなら26を選ぶつもりだ。だからサイズを正しく選んでいないとも言えるかもしれない(が正しい可能性もある)。
 率直に言ってアッパーのホールド性にはややスキがあるように思う。
 それから耐久性。ここが一番の弱点かもしれない。アシックスなんかに比べると2~3割ダメになるのが早いのではないか。まず、ソール。やはり軽さと相反するということもあるだろう。ちなみにこのソールのパターンや素材はしっかり地面をつかまえるという点で不満はなかった。
 他メーカーと比べてはっきり劣るのはアッパーの弱さ。こんなに早くすり切れたことはない。特に今回(3足目。写真のブルーのMR890)はひどかった。
 それから、紐がちょっと長い。

 

 シューズマスターがいつも最大のポイントの1つに上げる「踵のタイトさ」だけど、NBの靴は一見ゆるいイメージがあるが、この靴などはけっこうしっかりしていると思った。

【1足目からはマイナーチェンジ】

 といっても、実は2足目のMR-890は1足目のものからマイナーチェンジしている。
 写真を比較すると踵のタイトさがアップしているように見える。それからアッパーの補強パーツの形状も変化している(この点については変えたことによってよくなったのかどうか正直わからないけれど、ホールド感を向上させようとしたのは確かだろう)。
 ソールのパターンも変わっているが、初代だってグリップが悪いという印象はなかった。踵のドロップも浅くなったようにも見える。
 この黄色も目が覚めるような色でお気に入りだった。



【退役の日の写真】

 最後に、退役の日の写真を載せて終わりにしたいと思う。
 2足ともに共通して言えることだが、つま先の減りがかなり早い気がする。1足目の退役はこれが直接的な理由だったと記憶している。わたしの走り方の癖にも関係あるんだろうけれど。

 2足目のブルーのほうは足底の感触が「硬い」と感じるようになって、これが何度か続き、アッパーの破れやソールの減り具合も考慮して退役させることにした。
 ただ、ちょとちょろ走る分には大した問題もないので、今しばらくはごくたまに「雨の日専用」シューズとして使うつもりでいる。
 ちなみに写真は洗う前のものなので汚いけど、洗った後はもう少しマシです。



主なデータ




《おしまい》
コメント
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