香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ぼくの手はきみのために

2010-02-05 23:24:21 | 本のこと
市川拓司さんの『ぼくの手はきみのために』

市川さんの作品は『いま会いにゆきます』以来
久し振りに読んだ・・・”高純度恋愛小説”
まさしく市川ワールド、悲しいけどやさしい恋愛
ちょっと非現実的で、慎ましくひたむきな人たち
不思議な感覚が残るお話3編でした

今日、思いもかけない方から電話を頂いたの
もう10年以上、年に1回も会うかどうか
年賀状だけやりとりしていて、今のわたしの状況を知って
心配して色々と考えてお電話をくれたのです
わたしの事を忘れずにお電話まで下さった事が
嬉しくって、感謝の気持ちで胸が熱くなりました
その方だけじゃなく、気にかけてくださる方もいて
ひとりぼっちで淋しいと思うこともたくさんあるけど
本当はひとりぼっちじゃないんだなぁと
こうやって毎日ひとりでいることが多いこの時期に
そう感じる事がとても感慨深いし、
今までのわたしは不遜だったなぁと恥ずかしくなるなぁ