今年1月に読んだ『森崎書店の日々』の続編
『続・森崎書店の日々』
貴子の叔父であるサトルが経営する森崎書店は、妻の桃子が店を
手伝うようになり、穏やかでのんびりとした時間が流れていた。
貴子は仕事が休みの日には店へ立ち寄り、手伝いをしながら、旧
知の神保町の面々との交流を楽しんでいた。とくに和田とは、ず
っと「恋人関係」が続いており、それに微妙に嫉妬するサトルに、
貴子は手を焼いたりしていた。サトルと桃子の結婚記念日、貴子
は温泉旅行をプレゼントする。店を気にするサトルだったが、貴
子が店番を請け負い、その間だけ森崎書店の二階に泊まることに
なる。ひさしぶりの森崎書店での生活に浮かれる貴子。店に遊び
に来た和田は、古書店を舞台にした小説をずっと書きたいと思っ
ていたと貴子に話す。貴子もそれは素晴らしいアイディアだと喜
ぶ。少しずつ小説を書き続ける和田だったが、貴子はそんな和田
との間にはっきりとした進展が見られないため、ひそかに不安を
感じていた。そんな折、貴子は偶然にも和田が喫茶店で女性と会
っているのを目撃してしまう。
憧れの本の街、神保町のお話で
本が大好きな人たちばかりが出てくるというだけで、好きな小説
トモちゃんが「悲しいときは本を読むんです。何時間でもずっと。
読んでいれば、ざわついていた私の心はまた静けさを取り戻します。
本の世界ならば浸っても、誰も傷つけることないから・・・」
という言葉には、ちょっと泣きそうになりました
人間は様々なことを忘れていく。忘れていくことで生きていく
本の中の言葉ですが、さびしい気持ちを少し暖かくしてくれる
そんな小説だなぁと思います
『続・森崎書店の日々』
貴子の叔父であるサトルが経営する森崎書店は、妻の桃子が店を
手伝うようになり、穏やかでのんびりとした時間が流れていた。
貴子は仕事が休みの日には店へ立ち寄り、手伝いをしながら、旧
知の神保町の面々との交流を楽しんでいた。とくに和田とは、ず
っと「恋人関係」が続いており、それに微妙に嫉妬するサトルに、
貴子は手を焼いたりしていた。サトルと桃子の結婚記念日、貴子
は温泉旅行をプレゼントする。店を気にするサトルだったが、貴
子が店番を請け負い、その間だけ森崎書店の二階に泊まることに
なる。ひさしぶりの森崎書店での生活に浮かれる貴子。店に遊び
に来た和田は、古書店を舞台にした小説をずっと書きたいと思っ
ていたと貴子に話す。貴子もそれは素晴らしいアイディアだと喜
ぶ。少しずつ小説を書き続ける和田だったが、貴子はそんな和田
との間にはっきりとした進展が見られないため、ひそかに不安を
感じていた。そんな折、貴子は偶然にも和田が喫茶店で女性と会
っているのを目撃してしまう。
憧れの本の街、神保町のお話で
本が大好きな人たちばかりが出てくるというだけで、好きな小説
トモちゃんが「悲しいときは本を読むんです。何時間でもずっと。
読んでいれば、ざわついていた私の心はまた静けさを取り戻します。
本の世界ならば浸っても、誰も傷つけることないから・・・」
という言葉には、ちょっと泣きそうになりました
人間は様々なことを忘れていく。忘れていくことで生きていく
本の中の言葉ですが、さびしい気持ちを少し暖かくしてくれる
そんな小説だなぁと思います