香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

冬虫夏草

2014-01-10 22:14:56 | 本のこと
梨木香歩さんの
『冬虫夏草』


ここは天に近い場所なのだ――。
『家守綺譚』以後を描く、心の冒険の物語。

 亡き友の生家の守(もり)を託されている駆け出し文士、
 綿貫征四郎。行方知れずになって半年余りが経つ愛犬
 ゴローの目撃情報に基づき、家も原稿もほっぽり出し
 て鈴鹿山中に分け入った綿貫を瞠目させたもの。それ
 は、自然の猛威には抗わぬが背筋を伸ばし、冬には冬
 を、夏には夏を生きる姿だった。
 人びとも、人にあらざる者たちも……。


読んでいると、見も知らぬ明治大正時代の
舗装されていない細い道と生け垣に囲まれた
ひなびた日本家屋と庭のある風景の中にいるような
心地好い感じもすれば
少し不安定な気持ちにもなる
不思議な人たち、ものたち、植物、動物
ストーリーがあるのかないのか
理解しきっていないのかもしれない
そんな感じです

昨日、今日と、寒い日でした
特に今日は、通勤がつらい寒さでした

通勤中の横断歩道に・・・