香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

宇喜多の捨て嫁

2015-06-11 21:00:00 | 本のこと
高校生直木賞受賞作
木下昌輝さんの
『宇喜多の捨て嫁』



権謀術数によって勢力拡大を図った戦国大名・宇喜多直家によって
、捨て駒として後藤勝基に嫁がされた四女・於葉のこの物語
ほかに五編の短編を収録。いずれも戦国時代の備前・備中を舞台に、
昨日の敵は味方であり明日の敵、
親兄弟でさえ信じられないという過酷な状況でのし上がった、
乱世の梟雄・宇喜多直家をとりまく物語


宇喜多直家といえば、大河ドラマ「軍師官兵衛」で
陣内孝則さんが怪演していたのが印象的でした
直家を、まわりの人たちからの視線で見るのですが
戦国時代ならではの悲しい事実があり
それぞれの人間のサガや心情が絡み合い
すごい読み応えでした

高校生が選ぶ直木賞って面白いですね
今回は、本家直木賞の「サラバ!」と一騎打ちだったようです
本を読むことで、若い人たちとも気持ちを通いあえるのかな~
そういうこともうれしかったりします







ゴールデンウイークの陽気がうそのように
肌寒い毎日の札幌ですが
わたしの通勤路にあるおうちの庭には
きれいな花がドンドンと花を咲かせています
徒歩20分強、毎日、元気をもらっているのだ