香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

嵐のような夜

2009-12-05 21:20:20 | なんでもない話
今日は午前中、とても晴れていたのに
午後から崩れてきて
いま、外の風の音がぴゅーぴゅー聞こえています

写真の中の明るいところは札幌競馬場
散歩で前を通った時には
寒い中、結構な人が入って行きましたなぁ

散歩途中で寄ったジャスコ桑園に
たっくさん並んでいたのです・・・魔菓子
悩みに悩んで、王道のチーズ味にしました

やはり、気付いたら全部食べていたのですが
雪だるまカールは入っていませんでした

しつこいようですが
うちのデンマークカクタス、半開です

ハヅキさんのこと

2009-12-04 20:05:57 | 本のこと
川上弘美さんの文庫『ハヅキさんのこと』
 
掌編小説集という、とっても短い小説集
日常でいて、普通じゃない変な感じなのです
ひとつひとつ、ちょっと余韻に浸りながら
ゆっくりと読み進めました
川上さんご本人によると、エッセイとも小説ともつかないもの
はんぶんやけくそにように書きはじめたとのことです
川上ワールド堪能です

朝日新聞でいま、連載している
川上弘美さんの『七夜物語』も毎日読んでいます
ちょっとファンタジーなのかしら
今日で84回目、毎日が楽しみです

コドモのコドモ

2009-12-03 20:40:00 | 映画のこと
2008年の映画『コドモのコドモ』
小学校5年生の女の子が、知識も何も無く
ただの好奇心で幼なじみの男の子との間に
コドモが出来ちゃう
出来たコドモを産もうと思う女の子の気持ちが
とっても素直で、コドモなんだなぁと思うし
妊娠を知った同級生たちが
一生懸命協力していくことで
ただ好奇心や羞恥の対象でしかなかった事を
受け止めて行こうとする姿が可愛いし頼もしい
逆に、真実を知った大人の狼狽え方が生々しかった
もう惚けちゃったおじいちゃんや、やさしいおばあちゃんが
コドモの味方でいてくれているのがほのぼの

わたしの場合、どうしてもこういうお話になると
3年B組金八先生を思い出しちゃうかな

円朝の女

2009-12-01 20:30:15 | 本のこと
松井今朝子さんの新刊
『円朝の女』

とっても面白かった
帯に載っている、春風亭小朝さんの言葉通り
語りのうまさ・・・絶品!
幕末から明治の時代に生きた大名人落語家 三遊亭円朝
その人に関わる、武家の娘、粋な花魁、
円朝の子供の母親、円朝の妻、円朝の娘
それぞれの女の郷や性が痛々しいくらい
それを語る弟子の語り口に、一気に惹き付けられ
とっても楽しく読み終わりました

この頃、ドラマJINー仁、坂の上の雲、新撰組!など
幕末、明治の頃のドラマを見ていたので
この本の世界にも入りやすかったというのもあるのかな
戦国時代よりもこの時代のお話の方が
少し好きかも・・・と独り言

今日、エクラ1月号が届きました

付録は今年も山本容子さんのカレンダー
1年間の定期購読をしているので、
エコバックも付いてきました~
まだ宮本輝さんの連載『水のかたち』は読んでいませんが
今月号は山本容子さんと江國香織さんの対談があったり
歌舞伎についての松井今朝子さんのお話が載っていたり
読み応えがありそうで、うれしいなぁ