香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

桜宵 蛍坂

2011-06-12 17:54:37 | なんでもない話
北森鴻さんの香菜里屋シリーズ『桜宵』、『蛍坂』


 『桜坂』
 一度たずねてみてください。わたしがあなたに送る
 最後のプレゼントを用意しておきましたーーー。
 そう綴られた亡き妻の手紙だけを便りに、ビアバー
 <香菜里屋>にやってきた神崎。マスター・工藤が
 語った、妻がプレゼントに込めた意味とは・・・。
 客から持ちかけられた謎の数々を解き明かす連作編
 集の第2弾


 『蛍坂』
 「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいな
 い」戦場カメラマンを目指すため、恋人・奈津実と
 別れた蛍坂。16年ぶりに戻って来た有坂佑二は、
 その近くのビアバー「香菜里屋」に立ち寄ったこと
 で、奈津実の秘められた思いを知ることになる(
 表題作)。マスター・工藤が、客にまつわる謎を解
 き明かす第3弾。


もうすっかり香菜里屋の常連になった気分
あと1冊で最後なんだよねぇ、続きはないんだよねぇ
そう考えると寂しくて、読み終えたくない気持ち
ちょっと懐かしくて優しくって切ない展開に
香菜里屋で出される、美味しそうな料理に夢中

今日のお昼は、Mさんとデストロイヤーのスープカレー
久し振りだった 美味しかった
2人とも日曜スペシャルの通常メニューに無いものを食べたけど
やっぱり、いつもの豚の角煮和風カレーにしたらよかったな
帰って来て、ファブリーズたっぷりしたのはもちろん
食べ過ぎで、ゲップ(あ、失礼)するとカレー味
Mさんと2人の見解としては、今日のメニューだったら
琴似のらっきょのスープカレーの方がよかったかもと
ちょっと辛口だったけど、でもでも満足の休日

靴下を脱ぐ女

2011-06-11 10:55:45 | なんでもない話
昨日の午前中、仕事で大通り近辺に行った帰り
ちょっこし用事があってデパートに寄って買い物したあと
同じようにお店の人と挨拶して振り向いた顔を見てびっくり
Chiーちゃんじゃあないかい
仕事の下見をするために歩いていたChiーちゃん
偶然がとっても嬉しくって、ちょうどお昼時だったので
一緒に近くの珈琲ショップでお茶してちょっとだけおしゃべり
楽しかったわん

そして夜は、E師匠とPuーちゃんがうちに来てくれた
お酒を飲めないPuーちゃんの車に
駐車券カードを置きに行ってる間
買って知ったる香の部屋、
ふたりはお酒や料理をずんずん用意
E師匠は、肉巻きと、塩唐揚げを
Puーちゃんは、レンコンの海老すり身乗せと
魚のきのこあんかけを
急あしらいの引き戸にクロスをひいた
畳1枚分のテーブルが料理でいっぱい

さて、乾杯しようかとなったとき、E師匠ひとこと
「靴下脱いでいいっすかーーー」と言いながら脱いでいた
どんだけリラックスしてんだか
美味しい料理をどんどん食べながら、
おしゃべりに花が咲き、大爆笑の連続で、
何の話をしたんだか覚えていないかも
タバコを吸う2人がバルコニーに出た時に、
ふとPuーちゃんが座っていたところを見たら
靴下がちょこんと置いてあった・・・ あんたたち


テレビドラマの話になった時に、
3人共通でおもしろいと絶賛だったのが
金曜夜の「生まれる」で、丁度始まる時間だったで
3人でおしゃべりしながらも見ることに
もくもくとドーナツを食べながら見入るPuーちゃんと
「堀北真希って、いい女優になったよね」
なんて、上から目線でえらそうなわたしとE師匠
高齢出産がテーマのドラマなんだけど、
ドラマの内容とかを少し熱くPuーちゃんとわたしが話をすると
「ドラマなんだから、熱くならないの」
なんて冷静に言っていたE師匠は
最後に次男の白血病の男の子の病床シーンで大号泣
わたしとPuーちゃん的には、泣くような感じじゃなかったので
E師匠が泣いていることにしばらく気付かず、見てびっくり
そして、大爆笑
ホントにもう、おもしろい女です

今日はPuーちゃんは、ご主人のご両親と朝からお出かけ予定で
E師匠は、会社関係の人たちと毎年恒例のお花見だったので
11時過ぎにみんなで後片付けして宴会終了
残ったおかずは、持って来たタッパにだけじゃなく
うちのタッパにも詰めてもって帰った2人、
E師匠は冷蔵庫のビールを、Puーちゃんは冷凍庫のチョコを
忘れていったよーーー 飲んじゃうよ 食べちゃうよ
とても楽しく、笑って、しゃべって、疲れたほどでした
今日は、ゆっくりと散歩したり、本を読んだり過ごすつもりです

巡査の休日

2011-06-09 21:49:29 | 本のこと
佐々木譲さんの、『巡査の休日』

(本の表紙がちょっと可愛くないので、猫も一緒に
 強姦殺人犯のストーカー鎌田光也は村瀬香里のアパートに侵入。
 警護に当たっていた小島百合巡査が取り押さえ逮捕する。だが、
 鎌田は入院治療中に脱走し行方不明となってしまっていた。
 1年後、脅迫メールが村瀬香里へ届き、再び小島百合は警護を
 命じられる。必死の探索にもかかわらず、小島たちを嘲笑うか
 のように何度も送られてくる無気味なメール。犯人はどこに潜
 んでいるのか? 
 「笑う警官」、「警察庁から来た男」、「警官の紋章」に続く、
 大ベストセラーの北海道警シリーズ、待望の第四弾!


大好きな北海道警察シリーズ、
おなじみの小島百合、佐伯、津久井、新宮が別々の場所で大活躍
そして、なんといっても事件現場が札幌で、
事件の時期も、ちょうど今の札幌と一緒のよさこい祭り時期という
リアル感たっぷり、ドキドキはらはら、面白かった

明日は元同僚Pu-ちゃんのアラフォー仲間入り記念宴会
うちで、E師匠と3人でのんびり飲んで食べる予定
料理上手のE師匠が肉巻きを、
主役のPu-ちゃんも、何か作って来てくれるので、
わたしは気軽な気分で

大人のポテトサラダ
大根と薄揚げの炒め煮
そして、チーズを乗せてオーブンで焼くと
レタスベーコンスープを作って準備万端
この3人での食事会は、年は結構離れているはずなんだけど
何故かいつも、ふたりに叱られたり励まされている気がする
そして、いつもの10倍笑い転げて、皺が増えちゃう
素敵な仲間だす

花の下にて春死なむ

2011-06-06 23:10:44 | 本のこと
北森鴻さんの『花の下にて春死なむ』

 年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋で
 ひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節
 はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る
 表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香
 菜里屋(カナリヤ)」のマスター・工藤が、謎と
 人生の悲哀を解き明かす全6編の連作ミステリー


気になっていた北村鴻さんの香菜里屋シリーズ第1作目
ドロドロしたとこらがなく、物悲しさが漂う
独特のイメージのミステリー
『桜宵』、『蛍坂』、『香菜里屋を知っていますか』と
続編はもうベットの横に積んである
とても楽しみだけど、続きはないのだと思うと淋しい
軽すぎず、せつなく、この小説の世界に浸っていることが
とても心地好い

本当は昨日行きたかった美容室に、今日仕事終わりで行って来た
カットとカラー、頭すっきり軽い軽い
帰りは大通りから西18丁目まで歩いてから地下鉄
夕食は冷や奴に新しょうが乗せ
はい、リバウンドして2kg増えた体重・・・
本気で頑張らねばと決めたのだ

3月のライオン

2011-06-04 21:47:27 | 本のこと
またもやコミックが続きます
羽海野チカさんの『3月のライオン』

 東京の下町に一人で暮らす、17歳の将棋のプロ棋士=桐山零
 彼は幼い頃、事故で家族を失い、深い孤独を抱えた少年だった。
 そんな彼の前に現れたのはあかり・ひなた・モモの3姉妹。
 彼女たちと接するうちに零は・・・。
 様々な人間が、何かを取り戻していく優しい、物語です。
                   HP あらすじ紹介より


羽海野さんの代表作といえばやっぱり『ハチミツとクローバー』
映画は見たのだけど、コミックは・・・
何度も読む機会はあったのだけど、
どうもあのくちゃくちゃっとした構成が・・・
一条ゆかりさん、陸奥A子さん、田渕由美子さん
小椋冬美さん、などなどで育った私には
少し分かりにくい感じがして、引けていたのですよぉ
でも、糸井さんも絶賛しているこの作品、
レンタルしてみて大正解
案の定、最初はちょっと入りにくかったけど、
根気よく読んでいくと、登場人物、
特に将棋の棋士の方々が面白くっていとおしいぃ
優しく、可愛く、ちょっとドキドキ

今週はちょっと運動不足を感じて、
今日はで実家まで行ってみました
朝、母に電話をしたら、
お昼にお蕎麦を作って待っているけど
ネギがないから買って来てと・・・
せっかくなのでで10分位にある札幌中央市場へ
ネギとアスパラ2束、新しょうが
、山わさびを購入して、いざ

札幌の市場から実家近くの白石小学校(母校です)までのルート地図

行きはちょっと遠回りして、
北大の中を通って行くことにした
北大は学園祭をやっていて、
歩道しか走れなくちょっと失敗

写真は今日の銀杏並木で、この下を抜けて駅裏へ
車でもあまり通らない道を走ると、
「こんなところに大坂王将が開店したんだ~」
なんて新たな発見もして、
楽しいなぁと思っていたら・・・雨が
小雨降る中、ずんずん走ったのだけど、
函館本線を超えるタイミングを間違えてしまい
なかなか行きたい場所に行けず、
遠回して1時間20分もかけて実家到着
そんなわたしの背中のリュックには、
2つに切ってもらってもはみ出たネギが・・・

ネギと新しょうがとかき揚げがのった美味しいお蕎麦を頂き
散々ぱら母とおしゃべりをして、帰って来た
帰りはもちろん、最短距離を走りましたわん
それでも、1時間はかかった・・・疲れました
ご褒美に、お風呂上がりに飲みながらのブログアップでする

きのう何食べた?

2011-06-01 23:03:40 | 本のこと
TSUTAYAレンタルで久し振りにコミックを借りちゃった
よしながふみさんの『きのう何食べた?』4

ご存知弁護士と美容師のホモさん2人の食ライフ
お料理はおいしそうで作れそうで、2人の悩みや感覚にも親近感
登場人物の人柄もまた好きなんだよなぁ
返却までまた読もうっと

乙武洋匡さんがツイッターで子供のことを語る内容って
とても子供を尊重していて、個性も大切にしていて
でも甘やかさず、暖かい目で見守る姿勢で、
そういう気持ちを持ち続けられて、言葉にもできることって
素晴らしいことだなといつも思っているの
今日はその乙武さんのつぶやきをひとつ(勝手にですが

フィンランドの小学生が作った「議論のルール」
1.他人の発言をさえぎらない
2.話すときは、だらだらとしゃべらない
3.話すときに、怒ったり泣いたりしない
4.わからないことがあったら、すぐに質問する
5.話を聞くときは、話をしている人の目を見る

国会をやっている時のつぶやきだったので、何を言わんかなんだけど
わたし、これを見て、小学校の高学年の時の担任の先生を思い出した
先生は2以外のこと、言葉にしてわたしたちに伝えてくれたなって
そして、何かの代表を決める時に、わたしたちが自分を守る発言を
そうではなく、まるで人のためみたいに発表続けるのを最後まで聞いて
最後に「自分が本当に言いたいことをちゃんと言いなさい」と言われたこと
何かにつけて思い出すことがある
卑怯な自分でいちゃいけない、素直な自分でいようと思い直す
先生のことを思い出すのは久し振りで、今更だけど
わたしはとても素敵な出会いをしていたんだなぁ