香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

れんげ野原のまんなかで

2011-12-13 20:27:05 | 本のこと
初めて読む、森谷明子さんの『れんげ野原のまんなかで』

 新人司書の文子が配属されたのは、のどかな秋葉図書館。
 ススキ野原のど真ん中に建つこの図書館は利用者もまば
 ら、暇なことこのうえない。しかし最近妙な闖入者が現
 れた。小学生が閉館後もあの手この手で居残ろうとして
 いるようだ。文子は博覧強記の先輩司書の力を借りて、
 彼らの企みをつきとめようとするが……。季節の折々、
 小さな図書館を訪れる人たちがもたらすささやかな謎の
 数々。本好き、図書館好きに捧げる、やさしいミステリ。


本屋さんや古本屋さん、図書館などでおこる
ちょっと不思議な謎、殺人とか障害とかじゃなくって
本当にちょっとした謎を解いていくミステリーは
読んでいてほっとするし、好きなんだなぁ

皆既月食

2011-12-11 19:47:12 | なんでもない話
昨日は満月で皆既月食
5時半頃、お友達との約束の場所へ向かっている途中
まん丸いお月様がとってもきれい
空を見上げながら歩いていました
6時から10時半まで、おともだちと楽しい会食

ちょっと隠れ家っぽい感じの創作イタリアンのお店で
美味しい食事と美味しいお酒と楽しいおしゃべりで、
まだ腫れているほっぺたがひきつるくらい笑ってしゃべって
楽しい時間をすごしました
帰り道で見上げた空には、すっかり細くなったお月様
雪がはらはらとふったりやんだりの寒い夜空なので
ちらちら見える月が尚更美しくはかなく見えました
そして今日、TwitterやFacebokでたくさんの美しい月を見ました
ほぼ日のコラムで糸井さんがおっしゃっているように
空に、遠くに目をやることは、いつでもできるはずだし、
それを忘れないようにしようと思いました

昨日、お友達へのクリスマスプレゼントに
持って行ったシュシュとコースター

編み物にすこ~し慣れてきたようです
小物をぷちぷち編んでいるぶんには、肩もこらず
すぐに出来上がって、成果が目に見えてうれしいけど
もらった人より、差し上げるこちらの方がうれしいというのもね

LとR

2011-12-08 21:13:01 | 好きな音
大橋トリオの7日発売ニューアルバム




『L』と『R』
ホームページで視聴出来ますので,
少しでも興味のある方、どうぞ  → こちら
気持ちがホッとする,やさしい曲ですのん

火曜日の夕方、通っていた口腔外科で簡単な手術をしました
腫れていた歯茎をきって、腫れをとって、病理検査に出したのです
麻酔をかけていたので、手術中は痛くなかったのですが
終わってしばらくしたら、ずん、ずん、ずんと痛くなりそうな気配
すぐに痛み止めを飲んで、フラフラ歩いて帰りました

途中、札幌競馬場のイルミネーションがきれい
うちについて,しばらくしたら
むく、むく、むくとほっぺたが膨らんできた
昨日は、顔の半分が腫れてすんごいことになってしまっていて
会社も休んで、痛み止めを飲んで寝てばっかり
今日は少しは腫れもひいて、宍戸錠状態までには治まったので
すっぴんにマスクをして会社に
このまま、顔が変形したままだったらどうしよう
なんて、心配しちゃったりして~

パーフェクト・ブルー

2011-12-05 21:19:07 | 映画のこと
映画『パーフェクト・ブルー』をWOWOWで見ました

 ベストセラー作家、宮部みゆきの長編デビュー作を
 映像化した社会派ミステリー。出来のいい兄の殺人
 事件を軸に、彼を取り巻く家族のドラマや、現代社
 会にはびこる企業悪にも言及する。チャーミングな
 探偵事務所調査員を演じるのは、『BUNGO -日本文
 学シネマ- 富美子の足』の加藤ローサ。『大奥』の
 中村蒼が、彼女とタッグを組んで難事件に挑む青年
 を好演する。殺人事件の背後に見え隠れする、大企
 業の陰謀や人間の強欲さに言葉を失う。


原作は大好きで何回も読んで、元警察犬マサの大ファン
読む度に、やるせない気持ちで読み終わる物語だけど
映像で見るとさらにやるせない
殺された男の子の両親の役を石黒賢さんと藤田朋子さんが好演
弟役の中村蒼くんと、この親子がイメージぴったりで泣けた
久し振りに見た宅麻伸さんが、ちょっとおとぼけで笑わせてくれて
知り尽くしているストーリーをこんなに楽しませてもらえるなんて
すごく得した気持ち

ビブリア古書堂の事件手帖2

2011-12-04 17:42:17 | 本のこと
三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖2』

  鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい
 女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。
 店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつ
 もひそかに目を細めるのだった。
  変わらないことも一つある──それは持ち主の秘密を抱え
 て持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込
 んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。
 青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく
 紐解いていき──。  
 大人気ビブリオミステリ、第2巻の登場。

結構頻繁に本屋さんに行っていて、文庫の平台は必ずと言っていい程
見て回っていたのに、10月に新刊で出ていて気付かなかった
ずっと、以前読んだビブリア古書堂事件手帖の表紙と似ていて(当たり前か
ずっと勘違いしていたのでした
この前は1と並んでいたので、びっくりしてすぐ購入
そして、昨日の王様のブランチ「BOOKコーナー」
ビブリア古書堂が特集されていて、
作者の三上延さんが男性だったことにびっくり

あまり不安な気持ちにもならず、
古書の世界、内容、物語が興味深くて
気持ちよくすいすいと読み続けられるミステリー
登場する人たちの、静かさややさしさ、佇まいが好き
早くも来年の3月には第3弾が発売されるそうで楽しみ

スウィート・ヒアアフター

2011-12-03 20:21:59 | 本のこと
よしもとばななさんの『スウィート・ヒアアフター』

帯の言葉
 お腹に棒がささった状態から生還した小夜子は、
 幽霊が見えるようになってしまった。バーに行っ
 たら、カウンターの端に髪の長い女の人がいる。
 取り壊し寸前のアパートの前を通ると、二階の角
 部屋でにこにこしている細く小さい女の人がいる。
 喪った恋人。元通りにならない頭と体。戻ってこ
 ない自分の魂。それでも、小夜子は生き続ける。

   「とてもとてもわかりにくいとは思いますが、
   この小説は今回の大震災をあらゆる場所で経験した人、
   行きている人死んだ人、全てに向けて書いたものです。」
                     よしもとばなな


新聞広告で新刊情報を見たときに、この頃少し離れていたばななさんの
この本は読まなくちゃ、読みたい、買いに行こうと思ったの
読み始めて、何度も涙が出て、胸が締め付けられる思いをしながらも
あわてず、ゆっくりと読もうと思ったのだけど、やっぱりもう読み終わっちゃった
たくさんの小説の中の言葉が、忘れず大切にして行きたい
自分がいま生きていること、苦しいことがあったときに
下を向きながらも少しずつ上を向ける自分になっていった時期
悲しかったこと、切なかったこと、色々な自分の人生が愛おしくなる
人はひとりで生きているわけじゃない、
どんなに寂しくたって、ひとりじゃないんだなと思えること
なんだか、とっても救われたような気がします

昨日は、夕方から口腔外科の治療があって、夜は飲み会の予定もあったので
早退させてもらって、ぷらぷら歩いていた時にみかけた昼間の月

そして、葉っぱがすっかり落ちちゃったななかまど

暗くなってからは、大通公園のホワイトイルミネーション

寒かったけれど、すごくきれいだった
今年は、照明器具の数を例年よりダウンしたということだけど
あのくらいで十分です きれいきれい
恒例のミュンヘンクリスマス市も見に行ってきました → こちら
とても寒かったので、暖かい食べ物や飲み物を求める人が多くて
飲んでみたかったグリューワインは飲めなかったけど
露店をゆっくりと見て、かわいいクリスマスオーナメントを購入
ひさしぶりにあう、大好きなE師匠、Puちゃん、ミ~さんのお土産に
そして、テレビ父さんの下にあるクリスマスツリー

とても寒いさっぽろだけど、この季節も大好きだよ

エクラ1月号

2011-12-01 21:28:27 | 本のこと
集英社から出ている婦人雑誌『eclat(エクラ)1月号が届きました
近くの本屋さんやコンビニには置いていなかったので
定期購読を始めてからもう4年・・・
きっかけは、宮本輝さんの連載小説『水のかたち』
主人公の志乃子が50歳で始まって,物語ではまだ50歳
なかなか進まない・・・
終わる頃にはわたし、志乃子より年上になるんじゃない
定期購読の申し込みをするたびに贈ってくるエコバック

重宝しています

宮本輝さんがいま執筆されている小説は
この『水のかたち』と流転の海シリーズ第7部『満月の道』
その他、来年元旦から1週間に1回、新聞連載が始まるというニュース
北日本新聞社1社での連載なので、Web契約とかしたら見られるのかな
タイトルが『田園発 港行き自転車』で、舞台は富山
今までにないタイトルにちょっとウキウキしちゃう
流転の海シリーズ同様、単行本が出るまで楽しみに待っていよう

話は変わりますが、わたしの出勤時間は25分の徒歩
大体8時25分くらいに家を出るので
8時からNHK朝の連ドラ「カーネーション」を見たあと
「あさいち」を時間までかけていて、気になる内容だったら
録画して帰ってから見たりしているのですが
28日の放送で、スーパー主婦直伝で
すごく簡単で作っておいたらとてもいいかもと思える
調味料やお料理の紹介があったのです
その中の「ゆで豚」がすっごく簡単そうだったので作ってみました
ねぎとしょうが、酒、塩を入れた水を50℃くらいまで暖めてから
豚肩ロース固まりを入れて、あくをとりながら10分くらい茹でたあと
鍋ごと新聞紙にくるんで、タオルにもくるんで、50分ほどほっておくだけ
時間は超過しても大丈夫ということでしたが、1時間後ふたを開けて
お肉を切ろうとしたら、あっつあつ
そして、と~~ってもおいしいよ
「てりたれ」も簡単でおいしそうだったし
「甘酢」の大根人参サラダも作ってみたけどおいしい
こちらに作り方がありますので、よかったらどうぞ → こちら
すっかり、いのっちと有働さん、柳澤さんのファンです