香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

鬼の跫音

2013-10-08 20:24:28 | 本のこと
道尾秀介さんの「鬼の跫音」

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。
家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は
哀しい事件の真相を示しており…(ケモノ)
同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある
女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられ
る不思議なキャンパス。僕はその中に恐怖心を取っ
て欲しいと頼むが…(悪意の顔)
心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終焉
とは。驚愕必須の衝撃作


悲惨でねじれていて、暗くて哀しい事件ばかり
それぞれの短編が、えっ?と予想もしない結末
救いはないけど、人間の裏側、本心、悲しみを
読んでいるようで、やめられなかった
道尾秀介さんの小説は、それぞれが違うけど
暗さや静けさ、やさしさが好きだな



うちのMacBookは2008年に購入したもの
そのMacBookの調子が悪くなってしまい
今日のお昼休みに、
アップルストアに持って行ったら
入院することになってしまって
13,000円位でなおらなかった、
50,000円以上かかるかもと言われて
まずは、入院することになったのです
1週間はみてくださいと言われたのに
さっき電話が来て、もうなおったと
明日、少し安く済んだ入院費と引き換えに
迎えに行かなくちゃ
ということで、このブログはiPhoneからの投稿
うまくいくかな

札幌マラソン2013

2013-10-06 23:55:31 | 走ること
今年も札幌マラソンに参加してきました


今年は事前受付などはなかったので
ゆっくりと10時頃着くように真駒内公園へ向かいました

やはり、秋が始まっていますね~

PuーちゃんとPuーちゃん妹の美人姉妹が初10kmに参戦で
緊張しながらも、仲良くスタートするのを
Takakoさんと見送って、わたしたちもハーフスタート

何となく、体が重い感じで走り始めたけど
前半はずっと下りなので、ここで少し頑張って走ろうと
流れに乗って、いつもより早めに走っていたら
エフランの旗を持って応援にきてくれたgenさんを発見
ホント、知っている人の応援って嬉しいし元気が出る

豊平川左岸を通って南9条に入るところで
ゲストのワイナイナさんが戻ってきたところに会えて
テンションアップ
南9条から駅前通りに入って、すすきのから大通公園まで
そして、今年は大通公園を西10丁目まで行って折り返し
また、駅前通りを戻って、南9条から豊平川右岸沿いに
ここが、ずっと緩やかな上りで、疲れも出てきてきついのだけど
今年は、歩かずに走り続けることが目標(目標低っ

少し走ると今度はエフランのぶんぶんさんの応援
うれしくてぱ~っと近寄ってハイタッチ
給水場がなかなか無くて、ノドが乾いてツラい右岸だったけど
真駒内公園に入ってからは少し元気が出て
前を走るTakakoさんを見つけて、また元気が出て
あと2kmの地点では、あとは下りだと思い、
必死に走っていたら、genさんが声をかけてくれて元気百倍
自分でも、頑張ったなぁと思うほど必死で走ってゴール
速報で2時間17分30秒 スタートロス1分39秒
去年より7分早くゴールできました

 
参加賞のTシャツ
今年の、地味

ヘロヘロになってやっとのことでうちに戻り
お風呂に入って、洗濯して、やっと待望の

走っている間は、つらくて苦しくて
なんでこんなことしているんだろうと思うけど
終わった後は、いつも走って良かったと思える
今回も、無事完走することができて、本当によかった

連載中 荒神

2013-10-05 20:06:46 | 本のこと
今年の3月から、朝日新聞で連載中の
宮部みゆきさん 『荒神』

昨日で200回を迎えて
ここ何日かは、ドキドキする展開

前回連載の奥田英朗さん『沈黙の町で』も面白くて
毎日が楽しみだったけれども
新聞小説を、根気づよく読むきっかけとなったのは
やはり宮本輝さんの『にぎやかな天地』でした
どんなに読みたくても、毎日同じ分しか読めない
1ヶ月に1回はお休みまであるし
ストーリー忘れちゃうよと前は思っていたけれど
面白い小説は毎回すっとその世界に入っていけるものですね

『荒神』も、毎日がとても楽しみで面白くて
こうの史代さんの挿絵も素晴らしいのです
単行本になるときも、是非、挿絵をつけてほしいな

今日の札幌は午前中はとてもいい天気
明日、札幌マラソンのハーフに出るため
今日はせっかくのマラソン日和だったけれども
ゆっくり6kmだけ走ってやめました
ゆっくりと書いたけど、ま、いつもゆっくりでしょ

久しぶりに、農試公園へのコース
街路樹のナナカマドの赤が目に眩しいくらい

いつの間に
農試公園の中では、レンタル自転車に乗る小学生たちや
お散歩する人たちが、気持ちよさそう


帰って来てから、自転車で札幌駅の方までお買い物
途中、函館本線脇の公園の樹が一部色づいている

秋は駆け足で来るようです・・・

ヒア・カムズ・ザ・サン

2013-10-04 23:51:30 | 本のこと
有川浩さんの『ヒア・カムズ・ザ・サン』

 編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。
 手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。
 ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会
 することに。彼は米国で脚本家として名声を得
 ているはずだったが、真也が見た真実は──。
 確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメル
 ボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・
 カムズ・ザ・サン Parallel」を収録。有川浩が贈る物語新境地。


有川浩さんの小説は、文章がとても読みやすいので
この小説も、あっという間に読んでしまいました
同じ登場人物で、設定もほぼ一緒で
『ヒア・カムズ・ザ・サン』と
『ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel』の2つの物語
少し戸惑ってしまうところもあるけれど
人を見る目が優しく、読み終わってほっとする
人の優しさを信じた方がいいよ!と思えるのです
ただ、ちょっと軽い・・・かな

    

来年の手帳

ここ5年くらいずっと、ほぼ日手帳のオリジナル
(1年だけカズン)を使っていて
手帳をスマートノートとしても使っていたのですが
厚さがあるので、持ち歩きにちょっと重く感じるようになったのです
そして、スマートノートとしても、
箇条書き日記のようにするだけではなく
もう少し、進化したいなと思うと、
別のノートに書いた方がしっくりすると思うようになったのです
でも、手帳は必要だし、書きたいことも結構あるので
今年は、ほぼ日のWeekにしてみました
ポケットがたくさんついているカバーも一緒に購入
色はシンプルにホワイトラインのアイボリー
触り心地が、とてもいいのです

新しい年の手帳を用意すると、
どうしてこんなにウキウキするのでしょう
薄くもなったので、持ち歩きにも便利になったし
使っていなかった可愛いノートの出番も増えて
頭の中も、整理していかなくっちゃあ

ユニコーン

2013-10-02 20:16:11 | 本のこと
原田マハさんの
『ユニコーン』ジュルジュ・サンドの遺言



「それが、それだけが、私の唯一の望み──」

 ある一つの望みを未来に託し、ジョルジュ・サンドは
 永遠の眠りにつく。その昔、彼女は滞在していた古城
 で美しいタピスリーに魅入られた。そこに描かれた貴
 婦人が夜ごとサンドの夢に現れ、震える声で語りかけ
 る。「お願い、ここから出して」と──。
 「貴婦人と一角獣」に秘められた物語が今、幕を開ける


NHKで放送された原田マハが挑む 貴婦人と一角獣を見て
ヨーロッパ中世の6枚連作の巨大タピスリーを知ったのです

10月20日まで、大阪の国立美術館で
貴婦人と一角獣展が開催されています
原田マハさんの、美術をテーマにした小説は
『楽園のカンヴァス』『ジヴェルニーの食卓』以来
楽しみにしていたのですが、意外に薄い本で少しがっかり
でも、タペスリーの絵がふんだんに載っていて
静かで、悲しくノスタルジックな小説でした

    

このブログを始めたのは2008年のことです
当時、お友達がたくさんブログをやっていて
「香さんもやりなよ」と何回も言われていたのですが
日記を書いても続かない自分が何をかけばいいのかと
かなり二の足を踏んでからのスタートでした

そして、5年たって、お友達のほとんどが
ブログをやめたのか、休んでいるのかという人が多い状態
自分も、どうしてブログを続けているのかと
たまに思ったりしながらも、ぽちぽち続けています

そんな時、いつも刺激をもらえるお友達のブログで
ちゃんと考えるきっかけになりました
ルッカ*ルシカ ブログより)

わたしにとって、Twitterは、おしゃべり感覚
Facebookは、実名で、基本、友人知人親戚とつながっているので
近況現状報告・交換の場という感覚

じゃあ、ブログは?というと
人に見られてもいい日記なんですよね
読み終わった本のことは、読書記録以外に
わたしなりの感想を書いて紹介しているつもり
それ以外の、日々思ったことや、マラソンのことや
季節のこと、風景、旅行の記録って
書いているけど、ただの自己満足なんだよな
わたしのブログを見て、面白いと思ってくれるかな
そんな風に考えました

そして、自分がよく見る他の方のブログってどうだろう
そう考えてみると、
それぞれの興味のあること、趣味、日常のことを
当たり前だけど、自由に書いていて
それを、見るか見ないかもわたしの自由
そして、とても楽しみに見ているんですよ

わたしのブログについては
ブログをやっていることを知っている知人でも
内容に興味がないと思えば、見ないし
少しは気にしてくれたら、見てくれているんだろうし
人に見られるということは意識しなくちゃいけないけど
気にし過ぎても仕方がないなと思おうかな

ブログを書いていることで
自分の気持ちを吐き出して、整理して、
解決している部分もあり
わたし自身、書くことが好きなんだなと思うのです
そして、それが自分だけが見る日記だと続かないのです

あまり役に立つとは思えないブログですが、
お気に入り、ブックマークに入れてくれている方々
本やマラソン大会で検索してヒットして見てくれる方々
もう少し、続けていこうと思いますので
よろしくお願いします
面白い人となって、色々な視線でものを見て
そして、なるべくご機嫌に楽しく暮らしていきたい
そんな風な暮らしや考えをアップしていけたらいいな