宮本輝さんの
『田園発
港行き自転車』
絵本作家として活躍する賀川真帆。
真帆の父は15年前、
「出張で九州に行く」と言い置いたまま、
富山で病死を遂げていた。
父はなぜ家族に内緒で、
何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか。
長年のわだかまりを胸に、
真帆は富山へ足を向ける。
東京の暮らしに疲れ、仕事を辞めて、
故郷の富山に帰ってきた脇田千春。
実家でふさぎ込んでいたが、
親戚の中学生・夏目祐樹と触れ合ううち、
自分らしさを取り戻していく。
父のいない子として生まれた祐樹は、
不思議な懐の深さを持つ青年へと成長していて。
木曜日には読み終わっていたのですが
余韻にひたり、色々と思い出していました
心が震えて、揺さぶられ、涙が何度も出そうになった
人には必ず苦しいこと、つらいことが訪れる
だからこそ、幸せになると信じていくのだと
なんどもなんども励まされていたように思う
ネタバレになりそうなので、
読みたくない人はここからは読まないでね
祐樹が千春に言った
「自分が好きな人の思い出を話しているときに、
ああ、あの人、死んだよって言われるのって
いややろう?悲しいかろう?」という言葉に
なんて、やさしく、暖かいんだろうと涙が止まらなかった
人は、大切に愛されて育つことがとても大切なことなんだ
大切なこと、人の気持ちを想像することを
間違えないで生きていきたい
間違えても、失敗しても、
それをちゃんとわかってやり直せばいいんだなと思う
人にやさしく、あたたかい素敵な小説です
多くの人に読んでもらって、話をしたいなと思いました
『田園発
港行き自転車』
絵本作家として活躍する賀川真帆。
真帆の父は15年前、
「出張で九州に行く」と言い置いたまま、
富山で病死を遂げていた。
父はなぜ家族に内緒で、
何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか。
長年のわだかまりを胸に、
真帆は富山へ足を向ける。
東京の暮らしに疲れ、仕事を辞めて、
故郷の富山に帰ってきた脇田千春。
実家でふさぎ込んでいたが、
親戚の中学生・夏目祐樹と触れ合ううち、
自分らしさを取り戻していく。
父のいない子として生まれた祐樹は、
不思議な懐の深さを持つ青年へと成長していて。
木曜日には読み終わっていたのですが
余韻にひたり、色々と思い出していました
心が震えて、揺さぶられ、涙が何度も出そうになった
人には必ず苦しいこと、つらいことが訪れる
だからこそ、幸せになると信じていくのだと
なんどもなんども励まされていたように思う
ネタバレになりそうなので、
読みたくない人はここからは読まないでね
祐樹が千春に言った
「自分が好きな人の思い出を話しているときに、
ああ、あの人、死んだよって言われるのって
いややろう?悲しいかろう?」という言葉に
なんて、やさしく、暖かいんだろうと涙が止まらなかった
人は、大切に愛されて育つことがとても大切なことなんだ
大切なこと、人の気持ちを想像することを
間違えないで生きていきたい
間違えても、失敗しても、
それをちゃんとわかってやり直せばいいんだなと思う
人にやさしく、あたたかい素敵な小説です
多くの人に読んでもらって、話をしたいなと思いました