珍しく、外食しないで帰宅(夕御飯は、コンビニの冷やし中華)。
ビデオ屋さんに寄ったら、ずっとレンタル中だった「誰も知らない」が運良くあった。
昨年の夏、映画で観た。
本編は実際に起きた事件(西巣鴨子供置き去り事件)をモチーフに描かれている。
父親が其々違う、戸籍がない4人の子供たち。
母親は「女」そのものになり、少々のお金を置いて出て行ってしまう。
世間にいながら、世間と隔絶された「誰も知らない」生活の始まり。
私が一番印象に残ったのは「YOU」演じる母親ケイコ。
「母さんは勝手すぎる」と詰る長男に
「あんたの父さんの方が勝手じゃない。私を置いて出て行っちゃって。
…母さんが幸せになっちゃいけないの!?」
と、逆ギレする。
…母さんが幸せになっちゃいけないの!?
痛烈な一言である。
出産しても、「女>母親」の不等式が成立している母親。
自分もその類の女なのではないか…本編を観た時は、ぞっとした。
不等式が成立してしまう自分自身にぞっとしたのではなく、
その不等式の延長上に自分にもケイコのような残酷さが存在するということに。
出産して、育てる。
親にしてもらったことなのに、自分にはできない。
面倒臭そうで。
子供を愛せなさそうで。
それよりも、自分がケイコみたくなるのが怖い。
ビデオ屋さんに寄ったら、ずっとレンタル中だった「誰も知らない」が運良くあった。
昨年の夏、映画で観た。
本編は実際に起きた事件(西巣鴨子供置き去り事件)をモチーフに描かれている。
父親が其々違う、戸籍がない4人の子供たち。
母親は「女」そのものになり、少々のお金を置いて出て行ってしまう。
世間にいながら、世間と隔絶された「誰も知らない」生活の始まり。
私が一番印象に残ったのは「YOU」演じる母親ケイコ。
「母さんは勝手すぎる」と詰る長男に
「あんたの父さんの方が勝手じゃない。私を置いて出て行っちゃって。
…母さんが幸せになっちゃいけないの!?」
と、逆ギレする。
…母さんが幸せになっちゃいけないの!?
痛烈な一言である。
出産しても、「女>母親」の不等式が成立している母親。
自分もその類の女なのではないか…本編を観た時は、ぞっとした。
不等式が成立してしまう自分自身にぞっとしたのではなく、
その不等式の延長上に自分にもケイコのような残酷さが存在するということに。
出産して、育てる。
親にしてもらったことなのに、自分にはできない。
面倒臭そうで。
子供を愛せなさそうで。
それよりも、自分がケイコみたくなるのが怖い。