世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

年末に向けて思うこと

2005年11月04日 23時49分14秒 | Weblog
今週もようやく終わった。
仕事の方も、何とか一段落。良かった。

渋谷ではクリスマスツリーのイルミネーションが飾られ始めたらしい。
先日購入した「美的」では、クリスマス限定コフレの特集が組まれていた。
「やっぱ、今年もエスティローダーかな」

ここ数年、自分にご褒美と称して、各化粧品会社のコフレを吟味し、購入している。
お得感溢れるクリスマスコフレの中でも、エスティローダーは話題のマスカラ、捨て色無しのアイシャドウや口紅(3本)、マニキュアなど、他社の追随を許さない「コフレクィーン」と言うべきポジションに立っている。

そんなエスティローダーのクリスマスコフレは人気で、すぐに完売してしまう。
「美的」をよく見たら、もう販売開始日が過ぎているではないか。
今年は諦めるか…。
じゃ、第2候補のゲランで良いか。ボールパウダーも付いてるし。

年々、クリスマスの到来が早くなるような気がする。
つい最近まで、ノースリーブで夏の光を燦々と浴びていたのに…。

社会人になって、ゆっくりクリスマスを迎えたことがない。
業界で一番の稼ぎ時。
見知らぬ土地で、慣れない仕事をする。
賑わうカップルを尻目にして、マライアキャリーのクリスマスソングの下、黙々と仕事をしている。

でも、クリスマスケーキだけは欠かさず購入している。
浮腫んだ足を引きずり、コージーコーナーでショートケーキを1個購入。

で、吉熊と食するんである。

「クリスマスは殿方と迎えるものだ」
そう思っていた、思い込んでいた若い時期が私にもあった。
しかし、今の私の置かれた環境や私個人の思想により、そのような事象は起こり得ないことなのだとぼんやり思う。

吉熊のように、じっと私を待っていて、大人しくコージーコーナーのケーキをモクモク食べてくれる殿方ではないと。無理。
疲れているので会話もしたくない。ケーキ作製や、プレゼント交換をする余裕はないし発想もない。
咥え煙草をしながら吉熊を愛で、「美味しいかい?」など尋ねる。

クリスマスが終了し、本社の大掃除に参加して、ベートーベンの第九を鑑賞し、…気付くと実家の堀炬燵で紅白を鑑賞。
年々大人になる弟を家族全員で写メし、保存する。

もうそんな年末を迎えて何年になるのだろう。

でも、私はそんな年末が好きである。
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