世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

不眠の狩人

2005年11月14日 23時34分49秒 | Weblog
マイスリーが効かない。
昨晩は途方に暮れた。
昨日はけっこう早く起きたし、たくさん歩いたし、眠れない要因は無いのだが。
眠らなければ、明日起きられない…強迫観念という名の死神が時計の針の音と共に闇に浮かび上がる。
眠らなければ、早く…!って足掻くほど、不眠の死神はほくそ笑みながら、私の足をぐいぐい引っ張る。
浅い眠りと、短時間睡眠にも関わらず、今日は比較的穏やかな気持で過ごせた。
喫煙所では殿方社員のガンダム話を聞いて笑ったし、仕事も思いの外捗った。
でも、やっぱり不条理な出来事で頭を下げたし、お昼に焼きそばパンを食べた後、胸がすっぱさで充満してストロカインのお世話になった。

なんだかなぁ…。

そんな時は土竜叩きが一番さ。

っていうことで、残業後、ゲーセンへ。
ここのゲーセンには、土竜叩きの進化形「鰐叩き」のみが存在している。

チャリン♪
100円投入。

向かい側の7個の洞穴から鰐が此方に向かってニョキニョキ出てくる。
すかさず叩く(ハンマーの柄がベトベトしていて不快だった)。

鰐は、叩かれるとコンピューター化された音声で「イテェ」と嘆く。

スーツ姿&ハイヒールで髪を振り乱し…叩く。
「イテェ」
指輪が変形してしまうかも、と思いながらも…叩く。
「イテェ」
指輪が変形すると石留の爪が変形して石が取れやすくなるんだよなぁ、と案じながらも…叩く、叩く!叩く!!
「イテェ…イテェ!…イテェ!!」

やがて鰐のスピードは増してゆき、それに比例して私はトランス状態に陥っていた。

結果は2匹の失点。73匹の鰐を叩いた。

嗚呼、すっきりした。
今夜は眠れそうだわ。
コメント (3)