早起きして近くの総合病院へ。
いつもお世話になっている病院より大きな病院。
胃の不快感に限界を感じ、また内視鏡検査を受けたい思い…自分の体への不安感が飽和状態になり、自発的に行って来た。
診察室に入場。
トトロみたいな青年医師。
好感度抜群。
「どうしました?」
症状を素直に述べる。
「じゃあ、横になってください」
診察はやはり触診。
またもや日活ロマンOLになるはめに。
こそばゆい。
「敏感なんですね。押しますよ。ごめんなさいね」
この彼の低姿勢に、私は自分の敏感な腹を恥ずかしく思った。
「今、何歳でしたっけ?」
「27歳です」
「そっか…微妙な年齢だね」
微妙?
なんで?
そりゃ三十路間近の揺れる年頃ではあるけれど。
「あのね。胃カメラ飲まないと何とも言えないんだけど、…ひょっとして胃壁が硬くなる病気かもしれない。」
へぇ。そんな病気もあるんだ。
「まぁ、ぶっちゃけガンなんだけどね」
ガン。
嗚呼、そういえば小学校5年生の時、研究授業で「大造じいさんとガン」っていうのやったなあ。作者は椋鳩十だったっけ。福田先生が「大造じいさんの年齢を当てたら国語の評価を5にしてやると」言うもんだから、みんな必死になって図書館に通って調べまくったんだっけ。あの作品で、私は読書に興味を持ったんだ。
え?ガン?
雁と癌を混同していた。
私の顔色の変化に慌てたトトロ医師は、
「いや、ホント、胃カメラで見てみないと分からないんだけどね。でも20代後半からの胃癌発生率って多いんですよ。あと、胃壁ってストレスに弱いから、胃壁が爛れているだけかもしれないし。取り合えず胃カメラの予約取りましょうね。ね?」
(‐_‐)←こんな顔になっているであろう私。
自分と癌が上手く結びつくような結びつかないような変な感じ。
「まさかね」と思う気持ちと「やっぱりね」と思う気持ちが鬩ぎ合っている、不思議な気持ち。
入院し、仕事の引継ぎをしている自分が容易に想像できる。そう考えると今まで何気なくやっていた仕事をいとおしく感じる。私の仕事。
っていうか、まだ癌宣告されたわけではないのだが。
胃カメラは事前に同意書を書いて、血液検査を受けないといけないらしい。
看護婦さんに腕を出すように言われる。
太い針が腕に接近してくる。刺す瞬間、
「はにゃ~」
という声が私の口から漏れた。
はに丸かよ?いつも一緒のお馬のジンベエ…♪
脳内に、はに丸のテーマソングが流れる私に看護婦さんは
「あら、顔に似合わず可笑しな声を出しますのね。ほほほ」
とか、言う。
決戦は9日(水曜日)
9時45分からに決定。
喧嘩上等!夜露死苦ぅ。
いつもお世話になっている病院より大きな病院。
胃の不快感に限界を感じ、また内視鏡検査を受けたい思い…自分の体への不安感が飽和状態になり、自発的に行って来た。
診察室に入場。
トトロみたいな青年医師。
好感度抜群。
「どうしました?」
症状を素直に述べる。
「じゃあ、横になってください」
診察はやはり触診。
またもや日活ロマンOLになるはめに。
こそばゆい。
「敏感なんですね。押しますよ。ごめんなさいね」
この彼の低姿勢に、私は自分の敏感な腹を恥ずかしく思った。
「今、何歳でしたっけ?」
「27歳です」
「そっか…微妙な年齢だね」
微妙?
なんで?
そりゃ三十路間近の揺れる年頃ではあるけれど。
「あのね。胃カメラ飲まないと何とも言えないんだけど、…ひょっとして胃壁が硬くなる病気かもしれない。」
へぇ。そんな病気もあるんだ。
「まぁ、ぶっちゃけガンなんだけどね」
ガン。
嗚呼、そういえば小学校5年生の時、研究授業で「大造じいさんとガン」っていうのやったなあ。作者は椋鳩十だったっけ。福田先生が「大造じいさんの年齢を当てたら国語の評価を5にしてやると」言うもんだから、みんな必死になって図書館に通って調べまくったんだっけ。あの作品で、私は読書に興味を持ったんだ。
え?ガン?
雁と癌を混同していた。
私の顔色の変化に慌てたトトロ医師は、
「いや、ホント、胃カメラで見てみないと分からないんだけどね。でも20代後半からの胃癌発生率って多いんですよ。あと、胃壁ってストレスに弱いから、胃壁が爛れているだけかもしれないし。取り合えず胃カメラの予約取りましょうね。ね?」
(‐_‐)←こんな顔になっているであろう私。
自分と癌が上手く結びつくような結びつかないような変な感じ。
「まさかね」と思う気持ちと「やっぱりね」と思う気持ちが鬩ぎ合っている、不思議な気持ち。
入院し、仕事の引継ぎをしている自分が容易に想像できる。そう考えると今まで何気なくやっていた仕事をいとおしく感じる。私の仕事。
っていうか、まだ癌宣告されたわけではないのだが。
胃カメラは事前に同意書を書いて、血液検査を受けないといけないらしい。
看護婦さんに腕を出すように言われる。
太い針が腕に接近してくる。刺す瞬間、
「はにゃ~」
という声が私の口から漏れた。
はに丸かよ?いつも一緒のお馬のジンベエ…♪
脳内に、はに丸のテーマソングが流れる私に看護婦さんは
「あら、顔に似合わず可笑しな声を出しますのね。ほほほ」
とか、言う。
決戦は9日(水曜日)
9時45分からに決定。
喧嘩上等!夜露死苦ぅ。