世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

毎日が大好きなあなたからのプレゼントね

2005年11月16日 | Weblog
異国のテレビ番組で、電話ボックスに何人入ることができるか?を挑戦したものがあった。リハーサルでは見ず知らずの8人の男女が入ることができたが、本番では7人しか入れなかったらしい。

なぜか?

リハーサルから本番にかけて休憩時間があり、彼等が打ち解けてしまったのが原因らしい。
打ち解ける前は、お互い無礼を承知でギュウギュウに詰めることができた男女が、打ち解けてしまってからはお互いを意識して遠慮しあった。その結果、1人入れなかったというわけ。

存在を心で認識すると、意識に大きな変化をもたらすことがある。

私が最近大きく意識し始めた存在。
それは、自分の胃である。

胃との初対面を果たしてから一週間。
体に悪そうな食物はなるべく避けるようにしている。
料理こそする気にはならないが、なるべく野菜を摂取したり油っぽいものは避けるようになった。
多分胃の姿を見なければ、そんなこと微塵も考えなかっただろう。
胃はずっと私の「中」にあり、私という認識のそのものに埋もれていた。
胃カメラを飲んで初めて「外」…つまり、無理をさせたら病んだり、私の知らない間に消化している、己と切り離された存在という認識を持てたんである。

いい経験をした。
そう思うと人生に無駄なことって無いんじゃないかって思うのだ。
「そんなこと、当たり前じゃん。何を今更言ってるの?この子」
と思われそうだけど、私は今になって、初めて実感できたのだから仕方ない。

世の中には私が知らないことがたくさんあるんだろう。「中」も「外」も関係なく。
胃カメラ一つでこんなにも感受性をメラメラ燃焼させられる小生なんだから、
世の中を広く見渡せばもっともっと感動することも可能な気がする。

生きていくこと、少しワクワクしてきた。


※本日のタイトルは小泉今日子の「Good Morning-Call」より。

♪Darling wake me up Good Morning Call
 ステキなこと待っているわ
 毎日が大好きなあなたからのプレゼントね

Darlingはいない私。
本日のタイトルの「あなた」は私の中で、
私に成長を齎してくれたり、幸せや楽しみの享受を促してくれる
モノ・出来事・人・場所などの総称である。

この曲、クノール・カップスープCMソングだったなぁ。
ちなみに作曲したのは、小室哲哉氏だったりする…うふ。