喫煙所仲間の他部署の上司に、
「髪、パサパサだね」と突っ込まれた。
やっべー。
気付かれた!
秋が深まり、空気が乾燥してくると、
元々様々な意味で乾いている私は、
他人からもしっかり確認できるくらい、干物と化すらしい。
指先や髪などの見える箇所は勿論、心も…。
最近、特に平日はあまり感動しなくなった。
更年期障害真っ盛りの母が、「歳を取ると無感動になるよ」と言っていたが、分かるような気がする。
毎日の忙しさに埋もれ、指や髪どころか、私は心の手入れまで怠っていた。
いつも通りの通勤電車。
いつも通りの通勤路。
ルーチンワークを淡々とこなしながら、無感動な自分を感じた。
別の建物に移動する際、気配を感じたので、ふと前を見た。
紅葉した葉が一枚一枚舞いながら落ちていた。
青空を背景に、落ちるのを躊躇いながら、はらはら…はらはら。
舗装道路に、秋が散る音が柔らかく響く。
「きれい」
忙しいのを忘れて、書類を握りながら暫し見とれてしまった。
来年、枯れ葉のダンスを見る頃、私はどんな私になっているんだろう。
今、培っているものが一年後に腐葉土になるって信じたい。
四季から教えてもらうことって、たくさんある。
四季が溢れる日本に於いて、
感動なんて、ふと視線を広げれば自然と得られるものなのかもしれない。
枯れ葉の潤沢な教えを、胸に刻む。
もうすぐ、冬。
「髪、パサパサだね」と突っ込まれた。
やっべー。
気付かれた!
秋が深まり、空気が乾燥してくると、
元々様々な意味で乾いている私は、
他人からもしっかり確認できるくらい、干物と化すらしい。
指先や髪などの見える箇所は勿論、心も…。
最近、特に平日はあまり感動しなくなった。
更年期障害真っ盛りの母が、「歳を取ると無感動になるよ」と言っていたが、分かるような気がする。
毎日の忙しさに埋もれ、指や髪どころか、私は心の手入れまで怠っていた。
いつも通りの通勤電車。
いつも通りの通勤路。
ルーチンワークを淡々とこなしながら、無感動な自分を感じた。
別の建物に移動する際、気配を感じたので、ふと前を見た。
紅葉した葉が一枚一枚舞いながら落ちていた。
青空を背景に、落ちるのを躊躇いながら、はらはら…はらはら。
舗装道路に、秋が散る音が柔らかく響く。
「きれい」
忙しいのを忘れて、書類を握りながら暫し見とれてしまった。
来年、枯れ葉のダンスを見る頃、私はどんな私になっているんだろう。
今、培っているものが一年後に腐葉土になるって信じたい。
四季から教えてもらうことって、たくさんある。
四季が溢れる日本に於いて、
感動なんて、ふと視線を広げれば自然と得られるものなのかもしれない。
枯れ葉の潤沢な教えを、胸に刻む。
もうすぐ、冬。