私の半分を形成するものについて

時々、自分の半分が精子でできている事実を深く認識することがある。
それは仕事で集中しているときなどに頻発する。
ひとつの目的についてとことん考えて仕事をしていると、ふと「今の私って精子じゃね？」って思うんである。

受精卵が形成される前、卵子を目指して泳いでいた精子。
3億分の1のエリート精子だけが卵子と受精できる。
その泳いでいた精子時代の記憶が何故か仕事中の私の脳裏に甦ることがある。
自分でも不思議に思う。

私がここにいるのも、きっと3億分の1の確率に味方してもらっているからなんだ。

そう考えたら、自分の生き方について、もっと楽に捉えても良いのでは？と思えるようになった。
逆に、3億分の1の確率によってせっかく生まれて今ここにいるんだから、もっと丁寧に命を生きなければならない…とも思えた。

とにかく、今、前にある「卵子」を目指して泳ごう。

ヨイトマケ予算

三連休明けの日。
予算、予算、予算、予算、予算、たまに業者にメール、予算、予算、…最後に制服どうすっか？…そんな一日だった。

数字をねるねるねるねし、ようやく2つ目の勘定科目の予算完成。

疲れて帰り、マッハで手洗い嗽をし、昨日実家からパクってきた木彫りのクマ子さんの頭を撫でる。
そうすっと、落ち着くんである。

かわいー。

嗚呼。
明日も、予算、予算、予算…。

クマたんの為なら、えんやこらぁ～。

ヨイトマケが小さなアパートに響く…。
目を閉じると瞼に浮かぶのは数字、数字、数字。

今夜は早めに就寝しよう。