世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

テキーラの夜

2008年08月21日 | Weblog
同窓会&異業種交流会。

高校時代の同級生と飲むことになった。
私の名前から「子」の字を取り去った名前を持つ彼・R君。

高校2年3年と同じクラスだったにもかかわらず、我々は1度も会話をしたことがなかった。
この度、mixiで再会をし、飲むことになったんである。
彼のバスケ部の友達で隣のクラスのF君も参加することに…。
勿論、彼とも会話をしたことがない。

会話をしたことがないのに、飲み会は成り立つのだろうか。
不安がなかったといえば嘘になる。

しかし、池袋駅の改札でR君を遠目で見たとき、懐かしさのあまり私は雑踏の中を駆け、彼に近寄っていたのだった。
坊主頭に優しい顔立ちは変わらなかったんだが、なんか「都心のイケメンリーマン」オーラが出ていた。

途中でF君も合流し、メキシコ料理屋「SOL.AMIGO」へ向かう。
内装が、メキシコ!って感じで胸が踊った。陽気な音楽も良い。


「はじめまして…っていうのも変だよね」
という挨拶を互いにし、最初の飲み物をオーダーしたあと、名刺交換をした。
ちょっとした「異業種交流会」みたいな様相である。
R君はシステムエンジニア、F君は得意の英語を駆使して何だか難しいことをしているっぽい。
昨日の妹との飲みといい、異業種の人と飲むことは刺激になる。

14年前ぐらいに話が遡り、高校時代の思い出を語った。

学習合宿や先生のこと、同級生の今を語り、心がほっこりとした。

高校時代はなぜだか話をしなかったのに、今、こうして普通に笑いあっているのが不思議だ。
しかし、とても居心地がいい。

同じ時間、同じ空気を共有していた者たちが持てる何かがベースにあるからだろう。

あのときは青臭くって飲めなかったものが、いい感じで発酵し、やがて芳醇な香りを漂わせている。…この再会はそんな酒みたいだと、目の前のテキーラを見ながら、私は思った。
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