世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

神隠し

2009年08月16日 | Weblog
ホテルから歩いてすぐの萬翠荘を見学。城山の麓に建てられた、松山藩主・松平家の15代定謨の別邸。洋館フェチにはたまらない空間!もうね、自己陶酔。気分は伯爵令嬢。









大洲に向かう。やがて進行方向右側には海が広がる。物思いに耽るのには絶好のロケーションだ。耽りまくり。3年分ぐらい耽った。


やがて見えてきたのは肘川。



伊予大洲駅到着。
バスに乗り、大洲本町で下車。
おはなはん通りを歩く。




母のお薦めの料亭「旬」に向かう。日本家屋の一軒家を使用した和風食事処だ。
玄関先で何度か「すいませ~ん」と声を張上げたのだが、一向に誰も出てきてはくれなかった。5分ぐらい蚊の鳴くような声を発し、次第にイラっとしてきた私は、携帯で店の電話番号を調べ、発信。ビバ・デジタル。店から聞こえてくるベルの音が若干気まずい。それ、私が発してるの…みたいな。
「あの、今、店の玄関にいるんですがー。どうやって入店したらいいか分からなくて」と言ってみた。何てことはない。ただ襖を開ければ良かったとのこと。
こうしてようやくお昼ご飯にありつけた。郷土料理のセット。美味しかった。素麺って、実家ではザルに盛られて出されるのだが、こうやって氷水に泳がすと見た感じが涼やかだと思った。






古い町並みを歩く。昨日に引き続き、大洲も「東京ラブストーリー」のロケ地として使用された。










カンチの実家を発見。



大洲神社へ。
境内には雅楽が「これでもかっ!」というような音量で流れていた。暫く耳に残るぐらい。







隣の臥龍山荘へ。明治の貿易商河内寅次郎が築き上げた肱川河畔の別荘。京都から大工を派遣して作られたもので、贅を尽くした感じが見受けられた。豪放でありながらも典雅なたたずまいが素敵。

離れの茶室で抹茶と和菓子を食する。肘川から流れてくるせせらぎと風が優しい。


この庵は絶壁にある。トムソーヤの小屋みたいである。
支える柱の一本が生きている木だと案内係の人が言っていた。なるほど。どこまで凝っているんだろう。


父親、発見!お腹、ぽっこり。


内子駅へ。ここも風流な町並みが続く。












松山経由で道後温泉へ。






「千と千尋の神隠し」のモデルとなった建造物だ。カオナシとか出てきそう。
どっしりとした構えの建物。

入湯にはいくつかのコースがある。入る風呂の種類や休憩所を利用するか否かで料金が異なる。私は休憩室利用の神の湯コースをチョイス。60円を支払うと、タオルのレンタルと小さな石鹸の配布もしてくれる。
休憩所にて説明を受けたのだが、よく分からなかった。初めてだったのでシステムが不明で困惑。
神隠しにあったかのように、挙動不審モード炸裂。
一瞬、「孤独」という二文字が頭に過った。
裸身で孤独…切なさの境地である。
とりあえず、タオルは浴室に持参すべきかについて悩み、髪を纏めて、おずおずと浴室へのドアをオープンしてみた。
そこには湯煙に包まれた白くて広い空間が広がっていた。
人々の数は20名といったところだろうか。桶がタイルを打つ音や人々の会話が木霊していた。
中央の湯船には、石像があり、その下から四方へと湯水が垂れ流されている。
素っ裸でポカーンとし、暫し見入ってしまった。
隅の洗い場で体と顔を洗い、湯船に浸かる。
気持ちいい!
柔らかくて繊細な湯が、身に溜まった疲れを寛解してくれた。お気楽、極楽。
調子に乗り、かなり我慢して入浴をしたためか、若干湯疲れした…。
浴衣に着替えて、さっきの休憩所を目指すが、この建物の中ってまるで迷路のようであり、…お約束の迷子になった。
ようやく休憩所に到着。お煎餅とお茶をいただく。まったりんこ。

すっぴんはマズいだろ…ということで別室でフルメイクの装備。マスカラを塗りながら「あと2時間後にはまた落とすのにな」とか思ってしまう。
店先で案内をしてくれた青年に写真撮影をしてもらった。優しい人だった。ほっこりとした人柄で、今後、道後を思い出す度に私は彼を思い出すであろうと予感した。

商店街を歩き、土産をGET。会社、家族、友達、等々。
お金大好き後輩男子タイスケくんには夏目漱石が描かれた札束メモを買った。見た瞬間、「タイちゃん!」と思い、クスクスと笑ってしまった。喜んでくれるかしら。


こうして旅の最後の夜は更けていった。
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湯疲れ

2009年08月16日 | Weblog
旅、最後の夜。

湯疲れでヘロヘロでごんす。

道後温泉にて。
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