世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

金木犀の香り

2011年10月04日 22時08分54秒 | Weblog
会社の非常口を開けた途端、甘い香りが鼻孔をかすめた。
咲き始めた金木犀の香りだ。

公園の端に植えられた金木犀は、暑さが消えるこの頃、毎年きちんと咲く。
オレンジ色の小さな花を見ると、顔を近づけたくなる。
甘い香りは私の海馬を柔らかく刺激する。

この香りを嗅ぐ会長の姿が脳裏に蘇る。
あれは去年のこと。
この木の下で、会長は両腕を後ろに反らし、背伸びをして、思いきり花に顔を近づけて嗅いでいた。
巡ってきた季節をいとおしむかのような彼の姿は、彼の根底に流れる優しさを感じさせた。


金木犀と言えば、もうひとつ。
母ヨーコたん。
母は幼き頃、金木犀の花を自作の小袋に入れて持ち歩いたそうな。
「いい匂いだったから」というのがその理由。素朴な少女だったのだなあ。

甘い香りは、そんなことを一年ぶりに思い出させてくれた。

※画像は昼休みに撮影したもの。
お気に入りの一枚。

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私の持論

2011年10月04日 22時03分50秒 | Weblog
稟議書3件作成。なぜだか今日は時間がかかった。改善の余地がありそう。落ち着いたらなんとかしようと思う。

出張中の社長から電話。久々のご指名。市況について、早口で矢継ぎ早に質問してきた。頭をフル回転。


残業後、駅の近くにある店舗に寄る。
制服を渡すためだ。
…正直、面倒臭く思う。

そこの店長は、私がまだ新卒で店にいた頃、欠員補填のために販売応援に来てくれたことがある。
10年ぶりに再会した。
彼女は私のことを覚えていてくれなかったが、当時のことを言ったら懐かしがっていた。
「11年前の話ができて嬉しい」と。
そして、
「私もけっこう長くこの会社にいるけど、〇〇さん(私)も長いんだね」
と言われた。

昔の思い出話ができる人はそれだけで貴重な存在だ。大切にしないと…これは私の持論。
友達や職場の人との縁を継続させることは、これから先の未来への投資であると思う。

図書館が閉館していたので、喫茶店で夕飯兼一服。


ふぅ。
今日もよく頑張りました。

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