2年前の今日。
小惑星探査機はやぶさが地球に帰還した。
6月13日は、はやぶさの日らしい。
あの日、私は池袋で映画(「孤高のメス」)を観て、遅くに帰宅した。ネットのニュースで、はやぶさが帰還したことを知った。そんなに感動はしなかった、正直。
翌朝、テレビではやぶさが最後に撮影した映像が写し出された。
モノクロの画面に私が住む星がぼんやりと写っていた。
「ぼやけていて、なんだかはやぶさの涙に見えますね」
なんてアナウンサーが言うもんだから、不覚にも泣いてしまった。
満身創痍のはやぶさに最後に故郷を見せてあげたいという粋な計らいの賜物だと知ったときは心が震えた。
色々と調べ、はやぶさがいかにスゴいミッションを遂行したのかが分かり、すっかり虜になってしまった。
帰還したその週末には府中のプラネタリウムまで「hayabusa back to the earth」を観に行った。あまりの感動に涙が耳の後ろまで流れていった。上映後は拍手が湧き起こった。
翌月のカプセル初公開のときは明け方に起き、淵野辺のJAXAまで行った。
暑い中、3時間半ほど並んだ。
焼け焦げた背面ヒートシールドをはじめ、電子部品やらパラシュートを観て「これ、3億キロ離れた星に行ったんだな」と思い、夏なのに鳥肌が立ったのを覚えている。
その年の夏はニューヨークに一人旅に出た。
時差ぼけの頭で、数々の困難に逢いながら乗り越える我が身をはやぶさに重ね、一人で悦に入った。
↑
地下鉄に乗り、ニューヨーク証券取引所に行った。旅先での最大のミッション。
帰国後、銀座を歩いているとき。
ミキモトのショーウインドウでなんちゃってはやぶさが飾られたのを見て、胸熱。
そのコピーが印象的で、私の座右の銘にしている。
「燃エツキルホドニ輝クコトノ美シサヲ 私タチノ心ニ呼ビ覚マスタメニ「はやぶさ」ハ還ッテキタ。」
その後、数々の本を読み、
様々なイベントに行き、
映画「hayabusa back to the earth」を8回観て、
はやぶさ3部作も観て、
カラオケで「はやぶさ」(SHO)をシャウトする、
合コンではやぶさの偉業について熱く語る、
会社であまり話したことがないような人にもはやぶさの素晴らしさを宣教師のように語り尽くす、
グッズを愛でる…この2年間の私は、怪しいほどのはやぶさの追っかけファンだった。
川口淳一郎先生の講演会に足しげく通い、今年の春には本人に握手をしてもらった上に、一緒に写真に納まるという偉業をなし得た私。感無量だった。
はやぶさを好きになって一番変わったことは、
何かに挑戦したくなったこと、
そしてそれらに諦めない勇気を持って取り組むようになったことである。
ウーメラ砂漠の上空で四散するはやぶさの美しさは、今も私の胸に閃光のごとく輝き続けている。
ありがとう、はやぶさ。
いつまでも、大好きだよ。
小惑星探査機はやぶさが地球に帰還した。
6月13日は、はやぶさの日らしい。
あの日、私は池袋で映画(「孤高のメス」)を観て、遅くに帰宅した。ネットのニュースで、はやぶさが帰還したことを知った。そんなに感動はしなかった、正直。
翌朝、テレビではやぶさが最後に撮影した映像が写し出された。
モノクロの画面に私が住む星がぼんやりと写っていた。
「ぼやけていて、なんだかはやぶさの涙に見えますね」
なんてアナウンサーが言うもんだから、不覚にも泣いてしまった。
満身創痍のはやぶさに最後に故郷を見せてあげたいという粋な計らいの賜物だと知ったときは心が震えた。
色々と調べ、はやぶさがいかにスゴいミッションを遂行したのかが分かり、すっかり虜になってしまった。
帰還したその週末には府中のプラネタリウムまで「hayabusa back to the earth」を観に行った。あまりの感動に涙が耳の後ろまで流れていった。上映後は拍手が湧き起こった。
翌月のカプセル初公開のときは明け方に起き、淵野辺のJAXAまで行った。
暑い中、3時間半ほど並んだ。
焼け焦げた背面ヒートシールドをはじめ、電子部品やらパラシュートを観て「これ、3億キロ離れた星に行ったんだな」と思い、夏なのに鳥肌が立ったのを覚えている。
その年の夏はニューヨークに一人旅に出た。
時差ぼけの頭で、数々の困難に逢いながら乗り越える我が身をはやぶさに重ね、一人で悦に入った。
↑
地下鉄に乗り、ニューヨーク証券取引所に行った。旅先での最大のミッション。
帰国後、銀座を歩いているとき。
ミキモトのショーウインドウでなんちゃってはやぶさが飾られたのを見て、胸熱。
そのコピーが印象的で、私の座右の銘にしている。
「燃エツキルホドニ輝クコトノ美シサヲ 私タチノ心ニ呼ビ覚マスタメニ「はやぶさ」ハ還ッテキタ。」
その後、数々の本を読み、
様々なイベントに行き、
映画「hayabusa back to the earth」を8回観て、
はやぶさ3部作も観て、
カラオケで「はやぶさ」(SHO)をシャウトする、
合コンではやぶさの偉業について熱く語る、
会社であまり話したことがないような人にもはやぶさの素晴らしさを宣教師のように語り尽くす、
グッズを愛でる…この2年間の私は、怪しいほどのはやぶさの追っかけファンだった。
川口淳一郎先生の講演会に足しげく通い、今年の春には本人に握手をしてもらった上に、一緒に写真に納まるという偉業をなし得た私。感無量だった。
はやぶさを好きになって一番変わったことは、
何かに挑戦したくなったこと、
そしてそれらに諦めない勇気を持って取り組むようになったことである。
ウーメラ砂漠の上空で四散するはやぶさの美しさは、今も私の胸に閃光のごとく輝き続けている。
ありがとう、はやぶさ。
いつまでも、大好きだよ。