世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

重箱の隅の幸せ

2014年07月06日 | Weblog
昼過ぎに目覚めたのだが、体が動かず。
昨日購入した嶽本野ばら先生の「星のアリスさま」を読んだり、ネットをしたり。
それに飽きたらまたまどろむ・・・という素敵ライフを送る。

仕事中に「疲れた。少し目を瞑りたい」というときに「ここがお布団だったらどんなにいいだろう」と思うときがある。
あの感覚を思い浮かべ「さあ、ここはそんな魅惑の布団だよ。あれほど渇望したお布団さ。・・・ほれほれ」と、布団にもぐりこんでいる今この瞬間がいかに幸せなものなのかということを全力で味わう日曜午後。

昨日買ったシロクマアイピローの効果は抜群。
使用前に冷蔵庫で冷やすこともレンジでチンして温めることも可能。疲れ目を癒してくれる。しかもアロマ効果もあるので、本当にリラックスできる。

そんないい仕事をするシロクマくんに、激しく嫉妬する吉熊。
「まったくさ!君はなんなのさ!」

まあ落ち着けよ、吉熊。



夕方、「あ、化粧品ないんじゃなかったっけ?」と思い出し、急いで支度をしてデパートへ。
資生堂の下地とエスティローダーのコンシーラーをマッハで購入。
資生堂とエスティローダーのカウンターは隣あっているので、若干気まずかった。
「あれ、あの客。さっきまでうちのカウンターにいた人じゃね?」と思われそうで。
試供品をたらふく貰い、うほうほ。

また明日は後輩女子Cちゃんの誕生日なのでそのプレゼントも購入。
大忙しでミッション完了。



母からの電話で、親戚に不幸ができたことを知る。
「人間は必ず死ぬ」「生きているかぎり我々は死という病のキャリア」という普遍的なことを改めて突きつけられた。
何が幸せで何が不幸なのかが分からない。

自分の幸せを信じてみよう。
そして生きているあいだは、できるだけ幸せを感じたい。
重箱の隅を突っついてでも。


下北沢の夜☆星のアリスさま

2014年07月06日 | Weblog
嶽本野ばら先生の新刊「星のアリスさま」のサイン会へ行く。


下北沢のヴィレッジバンガードへ。
1時間前に到着し、店内をぶらぶら。てか、楽しすぎるぜ、ヴィレバン。「遊べる本屋」を自称する複合型書店なだけある。入り組む店内で本気で迷子になったのはここだけの秘密。見るもの全てが面白い。ここは映画「モテキ」のロケ地になったそうだ。


21時少し前に集合場所に到着。
20時半~のサイン会だったのだが、整理券番号が20番台だったのでそんなに待たなかった。

前の人がサインしてもらっている間、嶽本野ばら先生を凝視。
そして私の番。

秘書検定の面接試験張りに緊張した。
思わず秘書検定で培った前傾姿勢で臨む・・・!
「ご報告申し上げたいことがございますが、ただいまお時間よろしいでしょうか」
とか言い出しそうだった。

そんな挙動不審気味な私に
「こんにちはー」
と先生は仰りながら本にサインをしてくださった。
気絶寸前・・・。

嶽本野ばら先生の作品を読むようになり13年ぐらいになるが、どの作品も大好きだ。
上品な茶目っ気とエグい突っ込み、そして柱となるブレない価値観に惹かれる。
文体のリズム感も心地よい。シンプルな文章に散りばめられた的確な語彙のチョイスにも唸ってしまう。


その中でも「下妻物語」の桃子の台詞は私の座右の銘だ。

「人間は一人なの
 一人で生まれて一人で考えて一人で死んでいくの
 人は一人じゃ生きられないなんて
 だったら私は人じゃなくていい
 ミジンコでいい
 寄り添わなきゃ生きられない人間よりも
 ずっとずっと自立してるもの 」

ああ、自分は他の人とは違うんだ・・・と思うたびに繰り返し繰り返し唱えてきた一文。
この文章を頼りに生きてきた私が、この文章を生み出した作家を前にするのだもの。
そりゃあ緊張しないわけはない。
「パトラッシュ…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を」
と死ぬ寸前のネロになりそうなぐらいな勢いである。

新刊のほかに持参した「カフェー小品集」にもサインしてくださった。

カロリーメイト(チョコ味)を贈呈したあと、一緒に写真におさまってくださった。
野ばら先生、カッコいい・・・。

惚けたまま、うっほうっほとなりながら、店内を迷子になりつつ、妹に「終わったよ」とLINEで連絡。
夢見心地でふらふら~。


そうそう、最近あまり眠れていなかったので、自分にアイピローのプレゼント。
シロクマの可愛さに負けた。




妹・芋子と合流し、下北沢のワインカフェへ。




妹は先日転職をした。
新しい職場は前いた会社よりも早く帰れるそうだ。
「20時に帰っても何して良いのかわからない」
と言っていた。
今回で5回目の会社。デザイナーの世界では珍しくないらしい。
「転職するときって寂しくない?」と聞くと、そのときは凄く寂しいけれど、次の日になると忘れるのだそうだ。
新卒で入社して14年同じ会社に勤務している私には想像もできない世界だ。
吉熊上司の懐で私はだいぶ甘えているのだな、と思った。



また先月彼女は34歳を迎えた。
その誕生日プレゼントとしてアクセサリーを贈呈。
凄く喜んでくれた。
似合ってて安心。

23時半、下北沢駅で別れる。
「バイバ~~~~~イ!!!!」
彼女を乗せた電車が加速して遠のき、そして姿が消えるまで手を振った。

今夜は良い夢見られそう。

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