世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

マダムごっこ

2014年07月13日 | Weblog
昼下がり、国立西洋美術館で開催されている「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き」に行く。







橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪の中から本展では約300点の指輪を一挙に公開。
古いものでは4000年前の古代エジプトの指輪。
このフンコロガシの形をしたスカラベの指輪は、飾りではなくお守りとして用いられた。

(紀元前1991-1650年頃 アメシスト、金)




《真珠と葉のプリカジュール》ルネ・ラリック作 1900年頃 金、真珠、ダイヤモンド、エナメル




《ランバート・ブロスのカクテル・リング》 1950年頃 ダイヤモンド、ルビー、プラチナ




ジョルジュ・フーケ《真珠とエナメルの花》 1900年頃 真珠、ダイヤモンド、エナメル、金



ジョージ・ハント作 《アメシストと二羽の鳥》 1920年頃、素材:アメシスト、かんらん石、エナメル、銀

これ一番のツボだった。愛くるしい。


エドワード4世の遺髪が納められた指輪》1789年ガラス,毛髪,金

持ち主はこの指輪を嵌めることで「いつも故人と一緒」と思っていたのだろう。切ない指輪だ。
今では髪や骨からダイヤモンドが作れる。



他にもヴァンクリーフ&アーペルのダイヤモンドリングが素晴らしかった。ミステリーセッティングが施されていて、留め具がないのにダイヤが一列に整然と納まっているデザイン。凄かった。
あと重々しい印章の指輪。これを嵌めていた人はすごく偉大だったんだろうなあ。まさか私みたいな一般ピープルにこんなまじまじと見られるとは思ってもいなかったんだろうなあ、とか。そしてPOSYリングのリア充炸裂な文言に恥ずかしくなったり、髑髏のデザインの指輪が不気味だったり。色々なデザインが網羅されていて面白かった。

どの展示物も綺麗で魂が吸い込まれていきそうだった。
人もまばらでゆっくりと見ることができた。


西洋美術館の庭のブロンズ像を見上げる吉熊。



山手線に乗り、池袋へ。
母ヨーコたんから依頼されている一保堂のお茶を購入。
お茶には興味がなかった母だが、たまたまいただいた一保堂お茶に「ティーレッテレー(ねるねるねるねのCM)」となり、買ってくるよう私に依頼したのである。たしかに先日の帰省の際に飲んだのだが美味しかった。ふんわりとした上品な甘さがたまらない。
百貨店でお茶を購入する(しかも大量に)という経験がなかったのでとても新鮮だった。
マダムになった気分である。もしくは「不機嫌な果実」の麻也子。こういうの、憧れていたんだ~!!
消費税導入後ずっと爪に火をともすような生活をしていたので、その反動だろうか、購買意欲の解き放たれた感は凄かった。

「滋養をつけるように」という母からのミッションに従い、いただいた商品券を握り締め、上の階にあるとんかつ店でチーズヒレカツ定食を食した。

美味しい!!ティーレッテレー!!





美味しいものは美味しいのだなあ。当たり前だけど。
肉食べると元気になる。

夏物を見たり雑貨を見たりして、帰宅。

マダムごっこ、面白かった~♪ありがとう、母ヨーコたん。

さて明日からまた会社だ。
早々に6月分の経費が締るっぽい。消費税導入後、経費データの加工は吉熊上司が行っていた。先月、「来月は一緒にやろうね」と言われていた。難しいかな。大丈夫かな。新しい仕事ってドキドキする。覚えが悪くて怒られないようにしなくては。

頑張ろう!!

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