「今日って何曜日でしたっけ?」
「明日、休みでしたよね?」
という会話を何度か聞いた。
皆なぜだか曜日の感覚が薄くなっている。
急に寒くなり、意識がぼやけ始めているのかもしれない。
仕事で使っている「はやぶさ」と「はやぶさ2」のファイル。
並べてみるとムッハー。
今頃、広大な宇宙を目の前にし、はやぶさ2も「おお~」と思っているのだろうか。
搭載されている小型カメラによると運用は順調のようだ。
今日の昼食はフレンチシェフが作る日替わり弁当。
吉熊上司と後輩女子Cちゃんも同じものをチョイス。
メニューには「ピラフ風ごはん」と記載されていた。
「結局ピラフなのか?」
「ピラフと言い切れない、この気の弱さ!」
「クレーム回避のリスクヘッジじゃね?」
と散々部署内で馬鹿にされていたピラフ風ごはんだったが、とても美味しかった。
コロッケもどろっとしたフレンチ風のソースみたいなゲル状のものが入っており、舌が悦んだ。
高校教師をしている高校時代の友達がいまだに生物の教師S先生と連絡を取っているらしく、S先生から本を贈られてきたそうだ。
S先生は83歳の御歳になられてもお元気とのこと。
NHKの高校講座などにお出になるぐらい有名な先生で、矍鑠とした優しい先生だった。
あのあと、地元の大学の先生や高校の校長を勤めたらしい。
ああ、あの先生か・・・と本棚からサイン帳を取り出す。
先生が私にくれた言葉「気韻生動」・・・高雅な精神がいきいきとあふれていること。
その言葉に恥じないよう生きなくては、と思う。
つい懐かしくて、サイン帳をパラパラと捲ってしまう。
S先生の次頁には女性の英語教師A先生からのメッセージが残っている。
「高校生の頃 自分の人生の目標にかかげたのが”いつ死んでもいいように生きる”ということでした。
変な目標だとさんざん言われたけれどその通りやりたいことは全部チャレンジして、勉強も恋も人一倍してきたような気がする。28年生きてきて思うことは、世の中知ったぶんだけ世界は広がるし、世界を知らないと人生つまらないということ。そういう意味でこれからいろいろなことにチャレンジしてもらいたいと思うし、自分の世界を広げてほしい。とりあえず、家を出て1人でくらすと全然世界はちがうと思うし、それよりも外国に出かけていくと世界観が全くかわります。(パックツアーではあまりかわらないかも・・・)
英語教師だからすすめるわけではないけどぜひ大学生の時にいろいろな国にいってほしい。
自分の県の自分のまわりのことしかわからないで一生おわるような生き方も悪くはないけど人生のおもしろ味がちがうと思うよ。いろんなことを知っていろいろなことをやって、すばらしい女性になって欲しいと思います。自分が将来どんな女性になるかはあと数年ぐらいでだいたい決まってしまうはず!がんばれよ。」
A先生の当時の年齢を8年も上回ってしまったなう・・・。
この文面を読み、当時独身だった28歳のA先生の胸のうちを今ならば分かるような気がする。
A先生もきっと28歳の私がそうだったように、揺れていたんだなあということを。
私が知っていることなんてたかが知れているのかもしれないが、好きな分野については好奇心を持って貪欲に探求していきたいなと改めて思った。
そして、高校時代の自分が、先生や友達にいかに恵まれていたのかを改めて知った。
卒業して18年。
みんな、元気かな。
「明日、休みでしたよね?」
という会話を何度か聞いた。
皆なぜだか曜日の感覚が薄くなっている。
急に寒くなり、意識がぼやけ始めているのかもしれない。
仕事で使っている「はやぶさ」と「はやぶさ2」のファイル。
並べてみるとムッハー。
今頃、広大な宇宙を目の前にし、はやぶさ2も「おお~」と思っているのだろうか。
搭載されている小型カメラによると運用は順調のようだ。
今日の昼食はフレンチシェフが作る日替わり弁当。
吉熊上司と後輩女子Cちゃんも同じものをチョイス。
メニューには「ピラフ風ごはん」と記載されていた。
「結局ピラフなのか?」
「ピラフと言い切れない、この気の弱さ!」
「クレーム回避のリスクヘッジじゃね?」
と散々部署内で馬鹿にされていたピラフ風ごはんだったが、とても美味しかった。
コロッケもどろっとしたフレンチ風のソースみたいなゲル状のものが入っており、舌が悦んだ。
高校教師をしている高校時代の友達がいまだに生物の教師S先生と連絡を取っているらしく、S先生から本を贈られてきたそうだ。
S先生は83歳の御歳になられてもお元気とのこと。
NHKの高校講座などにお出になるぐらい有名な先生で、矍鑠とした優しい先生だった。
あのあと、地元の大学の先生や高校の校長を勤めたらしい。
ああ、あの先生か・・・と本棚からサイン帳を取り出す。
先生が私にくれた言葉「気韻生動」・・・高雅な精神がいきいきとあふれていること。
その言葉に恥じないよう生きなくては、と思う。
つい懐かしくて、サイン帳をパラパラと捲ってしまう。
S先生の次頁には女性の英語教師A先生からのメッセージが残っている。
「高校生の頃 自分の人生の目標にかかげたのが”いつ死んでもいいように生きる”ということでした。
変な目標だとさんざん言われたけれどその通りやりたいことは全部チャレンジして、勉強も恋も人一倍してきたような気がする。28年生きてきて思うことは、世の中知ったぶんだけ世界は広がるし、世界を知らないと人生つまらないということ。そういう意味でこれからいろいろなことにチャレンジしてもらいたいと思うし、自分の世界を広げてほしい。とりあえず、家を出て1人でくらすと全然世界はちがうと思うし、それよりも外国に出かけていくと世界観が全くかわります。(パックツアーではあまりかわらないかも・・・)
英語教師だからすすめるわけではないけどぜひ大学生の時にいろいろな国にいってほしい。
自分の県の自分のまわりのことしかわからないで一生おわるような生き方も悪くはないけど人生のおもしろ味がちがうと思うよ。いろんなことを知っていろいろなことをやって、すばらしい女性になって欲しいと思います。自分が将来どんな女性になるかはあと数年ぐらいでだいたい決まってしまうはず!がんばれよ。」
A先生の当時の年齢を8年も上回ってしまったなう・・・。
この文面を読み、当時独身だった28歳のA先生の胸のうちを今ならば分かるような気がする。
A先生もきっと28歳の私がそうだったように、揺れていたんだなあということを。
私が知っていることなんてたかが知れているのかもしれないが、好きな分野については好奇心を持って貪欲に探求していきたいなと改めて思った。
そして、高校時代の自分が、先生や友達にいかに恵まれていたのかを改めて知った。
卒業して18年。
みんな、元気かな。