世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

煌く街

2014年12月28日 23時44分24秒 | Weblog
第九を堪能した後は丸の内へ。
イルミネーションを楽しんだ。

東京駅に到着。
東京ミチテラスを見る人の長蛇の列にびっくり。


ではビジネス街を闊歩することにしよう。
仙台の光のページェントに似ている。





シマウマのオブジェ。


よく分からないが皆が撮影していたオブジェ。




吉熊、大はしゃぎ!

(タキシードからセーターに着替えさせた)

三菱一号館美術館の庭。


レトロシックな美術館との魅惑のコラボ。


まるで自分がドラマの主人公になったかのよう。・・・うっとり。


母が大好きな一保堂のお茶屋さんを発見。


バカラのショーウインドーに招き猫がいた。
キラキラと光を放っていてとても綺麗だった。


トコトコと歩いて、銀座へと。


ブルガリのお店。


プランタンをぶらぶらして有楽町駅に到着。
交通会館のイルミネーションもゴージャスで目を見張るものがある。


丸の内、銀座は歩いているだけでも楽しい。

一日だけのお休みだったがとてもリフレッシュできた♪
あと二日会社に行けば冬休みが待っている。
頑張れ、自分。


炎の第九

2014年12月28日 23時07分36秒 | Weblog
今年も第九を堪能。



会場:東京芸術劇場コンサートホール
指揮者:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]

出演者
ソプラノ:市原愛
アルト:栗林朋子
テノール:錦織健
バス:青戸知
合唱:日本フィルハーモニー協会合唱団
オルガン:長井浩美

プログラム
J.S.バッハ:目覚めよと呼ばわる声す
J.S.バッハ:トッカータとフーガニ短調BWV.565
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》

初めて第九を全部聴いたのは小学校5年生のとき。父からもらったカセットテープで聴いた。
いつか生で聴いてみたいと思っていて、念願が叶って生オケで聴いたのが19歳のときだった。
以来、ほぼ毎年聴いているのだが、やはりコバケンがタクトを振るう炎の第九をチョイスしてしまう。
今年も頑張って入魂のS席をゲット。晩夏から超首を長くして今日の日を楽しみにしていた。


前座のパイプオルガン。
「目覚めよと呼ばわる声す」は、バッハのなかでも一番好きな曲なので嬉しかった。今日の演奏は少しゆっくり目だった気がする。あの曲全体が醸し出す軽やかな音色で多幸感MAX。極上の癒しを感じた。
「トッカータとフーガニ短調BWV.565」はお馴染み、鼻から牛乳~のアレである。めくるめく旋律にくらくらした。

いつも思うのだが、建造物みたいな楽器を演奏するパイプオルガン奏者ってかっこいい。
しかも衣装は皆に背を向けるため、背中のデザインが凝っていたり、足を動かすために前の部分が割れていたり、非日常的な部分がたくさんあって惹かれる。



15分の休憩を挟んで日フィル&合唱&コバケン登場。拍手が沸き起こる。

第一楽章、音が生まれてくる部分のあの緊張感をどう表現したらよいのだろう。
まるでコバケンが振るうタクトから音が湧き出てくるようだ。
今年は宇宙関連の講演会に幾度となく行った。そこで「ビッグバン」という言葉を立て続けに聞いたせいか、この部分で宇宙の誕生を感じた。

第二楽章、ティンパニー、GJ!
座席がソプラノ寄りの前から4列目だったのでティンパニーの連打がお腹の奥まで響いた。
リズミカルでおもしろい旋律。

第三楽章、ゆったりとした曲なので、α波が大放出。毎年、歳末連続出勤の疲れがこの旋律で癒されている。
コバケンの唸り声が特に目立つ。

第四楽章…キター!
弦楽器があの主旋律を静謐に奏でる。…嗚呼、今年もこれを聴けて結局幸せな一年だったじゃんと思う。
特にソプラノが超音波みたいな音を出す部分では鳥肌が立ってしまった。

コバケンが座席後方にタクトを振るうと音の塊がそこに着地するかのようで、まるでマジックを見ている気分だった。
また、良い演奏をするとコバケンがタクトを握っていない手でOKサインを出しているのもちゃんと目撃できた。
ソリストの強くてしなやかな声も素晴らしかった。

最後の「funken!」で昇天。
その瞬間、私の中で2014年が弾け飛んだ。
酸いも甘いも感じた一年が泡沫になって音色とともに消えた。

最後にコバケンからスピーチ。
「来年もお会いしましょう。良いお歳を」

吉熊、きちんと正装。


今年も素晴らしい第九を聴くことができて感激だ。
生きていて良かった。
来年も清々しい気持ちで第九を聴けるよう、こぴっと働こうと思う。