世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

25年後

2016年01月26日 23時16分08秒 | Weblog


カンチとリカが25年ぶりに再会!『東京ラブストーリー』の続編に胸騒ぎが止まらない

これ、超気になっていた!
ちょうどカンチ世代の吉熊上司にも聞いてみたところ、やはり知っていた。
さすが一斉を風靡した作品である。



人生において、何度か、はやぶさプロジェクトでいう軌道変更の「スイングバイ」みたいな体験をしてきた。
この「東京ラブストーリー」のドラマ版は私の人生を変えるまさにスイングバイだった。
中学1年生の3学期。
あのドラマを見ていなければ今の自分は無い。
リカが東京で輝く様を見て、「どうしても東京のOLになるんだ」と強く決心した。




6年前には愛媛にロケ地巡りにも行った。










ドラマの最終回では、リカはハートスポーツのロス支社を半年で退職し、音沙汰なし。
三年後、カンチとリカは表参道で再会し、ちょろっと話して「また何年後かに」と言って別れる。
小田和正の「ラブストーリーは突然に」が流れて、ビル郡を俯瞰する赤名リカのショットで幕を閉じる。


妹と飲むたびに「リカってさー、今頃何してるんだろうか」とよく話していた。
「外資系コンサルでバリキャリとか?年収1,000万ぐらい稼いでいそう」
「結婚してるんだったら旦那は外国人じゃね?」
「な。で、港区のタワマンに住んでいそう」
など、知人の噂をするような口調で妄想を膨らましていた。



さっそく読んでみた。
25年という月日の重みを感じた。



ちょろっとネタバレをすると、リカは千葉県で農業を営み、カンチは愛媛に単身赴任で教頭先生をやっているではないか。
ミナクルな再会を果たすのだが、二人ともいい感じに年をお召しで、ちょっと泣けた。


アラフィフになってもリカはリカのまま、弾けていたことがただただ嬉しい。

なぜ上京してきたのか?という自問が湧き起こったら、リカを思い出そうと再び手綱を引き締める。
今までも、そうしてきたし、これからも。

25年前の決意を落胆させないように。




リカは昼休みに中華やヲサレなレストランに行っていたが、私は自席で仕出し弁当である。
with吉熊。
ハンバーグ弁当♪




先日、銀座の三省堂で目に止まった本があった。
角田光代の「坂の途中の家」
ぺらぺらと捲ってみた。
・・・何か物騒なものを見てしまった気がした。
色で喩えるとグレー。しかも曇天の重い空の色だ。

場所を取るので最近はハードカバーは買わないようにしている。
本を元の位置に戻す。

が。

一晩経ってもあの小説が読みたくて仕方が無い。
ので、本日、最寄の書店で購入した。



明日の心療内科の待ち時間に読もう。





今日もひたすら予算作成。
他部署の部長に、ある消耗品の予算を聞きに行った。

彼の机には古びたクマさんがいる。
異動する前から彼の机に鎮座していた。
部長、一緒にクマも連れてきたんだ!
思わずそのクマに触れていると
「あなた、クマ好きだったよね。映画『パディントン』、観た?僕、観たよ」
と言うではないか。
「勿論観ましたよ!!」
と話が弾んでしまった。
クマは人間関係の潤滑油を担っているのかもしれない。

「東京クマストーリー」ってドラマ化できるかも。


明日も頑張ろう。