包まれる夜

昨日は心療内科デー。待ち時間3時間。いつも通り、退社後に駅そばで腹ごしらえをして一旦帰宅。それから心療内科へ向かった。


待合室で待つ患者さんは少なかったのだが、一人一人の診察時間が長く、結局23時少し前に名前を呼ばれた。

待ち時間は嶽本野ばら先生の新作「お姫様と名建築」を読んだ。

世の中、色々なお姫様がいるのだな。エリザベートバートリーのところ、野ばら先生の筆がイキイキしているのを感じた。野ばら先生の作品「鱗姫」でエリザベートバートリーが出てくるのだけれども、あの時も文章がイキイキしていたっけ。好きなんだろうな、エリザベートバートリー。

野ばら先生の新作、Yahoo!ニュースにも取り上げられている。

「乙女のカリスマ」嶽本野ばらが綴る、世界中のお姫さまと名建築をめぐるエッセイ


さて、診察。

クマ医師にここ2週間を報告。PMSのせいで入眠に1時間かかった日が計4回あったこと、眠れても悪夢ばかりだったことなどを報告した。
仕事のプレッシャーも若干関係しているかもしれないとのこと。
とりあえず株主総会まで頑張りましょうと励まされた。

また、その件を含め、「一人で抱え込んでいること」がたくさんあることを、クマ医師に話しながら自覚した。
その件については特にアドバイスをいただかなかったが、状況を把握できたことは収穫だ。

最後に、
｢明日、株主総会関連業務で社長との打合せがあるのですが緊張します。大丈夫ですかね？失敗しませんかね…｣
とクマ医師に相談した。

クマ医師は
｢大丈夫！これ飲んで｣
とお茶をくれた。
クマ医師、いつもこんなにかわいいお茶を飲んでいるんか！女子力高い。


処方変更なし。
ソラナックス、マイスリー、防風通聖散、パリエット、当帰芍薬散


いつも駅前の喫煙所で一服して帰る。深夜だというのにここにはいつも人がたくさんいる。居酒屋難民の人々だろう。
20時過ぎなので店のネオンはほとんど消されていて駅前といえども薄暗い。
心療内科の通院日の深夜、酒を片手に喋り込んでるシルエットの群れのなかで煙を吐くのがデフォになった。
もう慣れたけれども隔世の感を禁じ得ない。

1時すぎに就寝。


6/10

今日も晴れ。日増しに暑くなってきている。暑いのは苦手だ。
子供のころ、プールから帰ってきたときに覚えたあの倦怠感が蘇る。
大人になった今、夏場は常に倦怠感に支配されている。

暑さに負けそうな自分を奮起させ、夕方、別室でプロジェクターと格闘（プロジェクター、苦手。年に一度しか使わないので仲良くなれない）。
株主総会のスライドを社長に見ていただき、無事にOKをいただいた。
一安心。

帰宅後、安堵感とお香の香りに包まれる夜を堪能。

昨日クマ医師からいただいたお茶を飲みながら、まったり。

ふ～。
今週もあと一日。
明日は朝から来客。

頑張ろう。