世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

日比谷日和

2021年08月28日 | Weblog
9時に起床。
カップラーメンを食べてから家事を行う。
疲れたので休憩。
この前、弟からもらったディズニーシーのお土産でお茶会を開催。



妹からもらったティーセットでテーブルが華やいだ。

サクサクふわふわなロールクッキーは後味も良く、さすがディズニー土産だと感心。


ダフヲ、ディズニーシーが恋しいそう。


そんな様子を見た吉熊が優しく励ます。
クマ同士の交信。



野ばら先生の「お姫様と名建築」を読んで最近は鹿鳴館に興味津々。
なので行ってきたぜ、日比谷にある鹿鳴館跡。


かつて鹿鳴館があった場所。
今ではビルが建っている。




石碑の前で「嗚呼、ここで鹿鳴館の華・陸奥亮子が…」などと考えて胸熱。


隣にある日比谷公園を散策。
心療内科の待合室のモニター画面を思わせる森っぷり。
ここが東京のど真ん中だということを忘れそうになる。




振り返る。
右側が帝国ホテル。4年前に両親と妹家族でランチしたっけ。



そのままトコトコ歩き、日比谷図書文化館へ。


「浮世絵を うる つくる みる」の展示を鑑賞。
見ごたえがあった。
入場料300円とは思えぬほど充実していた。


歌川広重の「五十三次」もガイドブックみたくて好きだが、やはり美人画に強く惹かれる。

明治時代の浮世絵師、月岡芳年が描いた「月百姿 はかなしや波の下にも入ぬへし つきの都の人や見るとて 有子」

叶わぬ恋に絶望し、海に身を投げようとしている。涙が止まらず、琵琶の演奏が続けられない様子。
可憐だけど見てて胸が苦しくなる。
構図が秀逸。


こちらも月岡芳年。
「月百姿 朝野川晴雪月 孝女ちか子」

色が鮮やか。躍動感がすごい。


一番気に入ったのがこちら。
歌川芳虎の「時参不斗狐嫁入見図」

深夜、刻参りを行う女が偶然にも狐の嫁入り行列を目撃する。
長蛇の行列は、神社へと向かっている。
よほど身分の高い狐なのか、出迎える狐の神官はみな平伏している。
刻参りを忘れて狐の行列に見入る女の「え?マジかよ」っていう表情が好き。
狐もかわいい。仄かにシルバニア感がある。

最後に私も浮世絵作りを体験。


色を重ねる行程が面白すぎて童心に返った。



2階に展示してある「あの頃のオレたち」もチラ見。
団塊の世代にはたまらないんだろうな。


結局2時間ほど滞在。
有楽町駅方面に戻る。
夜の日比谷公園は初めて。一人だと少し怖いかも。




奄美鹿児島料理の「麹蔵」というお店でディナー。
黒豚炭火焼丼をチョイス。甘過ぎない醤油ダレで美味い。一緒に出された山椒で味変もできる。

ここは地下1階なのだが地下2階に喫煙所があるのでありがたい。また来ようっと。
接客も丁寧だった。

有楽町駅近くにある有楽稲荷神社に、今日初めて気付いた。幽玄な雰囲気に足が止まった。



ものすごく暑い一日だったが、思い切って出かけてよかった。
鹿鳴館跡、そして浮世絵に触れることができ充実した一日だった。
また新たな発見もあり、とても新鮮な気分に浸れた。
たくさん歩いたので今夜は深く眠れそう。