世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

百日紅

2023年06月27日 | Weblog
今朝の光景。
紫陽花は彩を顰め、そのかわり百日紅がふわふわ咲いていた。

この花を見ると太巻きに入っている謎のピンクのアレ、桜でんぶを思い出す。
花言葉は「雄弁」「饒舌」「あなたを信じる」。

子どもの頃、夏は母と夕方に散歩に行くのが日課だった。
乳母車に乗った弟、片方に私と妹がいて、中央に乳母車を押す母。
近所に見事な百日紅の木があった。
それを指さし、「あの花はさるすべり。幹や枝がつるつるしているでしょう?つるつるしているからお猿さんが滑っちゃう。だからそう言うんだよ」と教えてくれたのを、毎年思い出す。
当時、母は家に居場所が無かった。
明治生まれの気の強い姑との同居、毎日来る小姑たち。
夫は毎晩、飲み会。
居場所がない母は、子供たちと近所を散歩に出るしかなかったのかなと大人になってから思うようになった。
氷がたくさん入ったピンク色の水筒をぶら下げ、子供たちが「喉が渇いた」と言うと、都度飲ませてくれた。あの味は一生忘れない。

百日紅の横には黒い猫ちゃん。こっちを見てて可愛かった。



新しい部署の仕事にもだいぶ慣れてきた。
昔の書類を見てみるとB4サイズの書類が多いことに気付く。
今やA4が主流なので違和感。でもだいぶ慣れた。
新しい部署は人間関係が良くてとても働きやすい。毎日パワハラされていて、出勤前に吐き気をもよおして旅行に行くわけでもないのにトラベルミンを飲んだり、不安を和らげるべくソラナックスを飲んだりしてて、本当に辛かった。
人間の汚さを見せてくれた当時の人々とはもう二度と関わりたくない・・・。思い出しただけで吐き気がする。

パワハラにビクビクしないで済むって、本当に幸せなことなんだって今、実感している。
本当にありがたい人事異動だった。
仕事で返さなくっちゃと思う。

今日はお菓子を用意しておいた。
ペコちゃんを見ると母を思い出す。
母はペコちゃんが大好き。


夕食は丸亀製麺。
先日のなか卯のうどんがあまりにも量が少なくて悲しかったのでリベンジ。
丸亀は裏切らない。お腹いっぱい。大満足。


百日紅が咲き、いよいよ夏到来のフラグが立った。
暑いのは苦手だけど、職場の人間関係には恵まれてるし、なんとかなりそう。大丈夫!